AliExpress(アリエクスプレス)で注文したのに、なかなか商品が発送されない、または一向に届かない、なんてことも珍しくありません。
この記事では、アリエクスプレスの荷物が支払い後、なかなか発送されない場合や、発送されても到着が遅い&なかなか届かない場合について、届くまでの日数の目安や追跡に関して、そしてどうしても届かない場合の対処法やオープン紛争についても解説をしています。
AliExpress(アリエクスプレス)の発送&配送に関して、まず知っておくべきポイント
AliExpress(アリエクスプレス)を利用し、そこで荷物の発送が遅かったり、発送されてもなかなか届かないという場合、下で解説をしていくように、いくつか対処法があるのですが、その前に知っておくべきポイントというものがあります。
これを知った上ででないと、なぜこんなにもアリエクスプレスは発送や配送が遅いのか理解できませんし、また正しい対応ができるためにも、まずは下のポイントを把握しておきましょう。
アリエクスプレスの配送で知っておくべきポイント
- 発送に時間がかかることも珍しくない
- 発送されても、荷物が倉庫でしばらく足止めになることもよくある
- トラッキング(追跡)情報が当てにならないことも珍しくない
- 中国の連休になると、いつも以上にさらに遅くなる
まず、何でもスケジュールにそってテキパキ動くのが当たり前の日本とは違い、中国のアリエクスプレスは日本人からすると、とにかく色々と遅いです。
注文してから、実際に商品が発送されるまでに時間がかかることもよくありますし、さらに多いのが、荷物が倉庫で足止めになったまま、なかなか配送されないといったケースです。
また、購入者としては状況が気になるため、追跡情報で何度も確かめたりするものの、実はアリエクスプレスの追跡情報には謎が多く、当てにならなかったり、またなぜか違った情報が二重に出たりもします(詳しくは、下で詳しく説明をしています)。
荷物の発送も配送も遅いのが珍しくない中国なのですが、年に数度中国の連休があり、その時期にあたると、さらに遅れがでます。
そのため、もし注文した荷物の発送や配送が遅いような場合、まずは以下の中国の連休にあたっていないかチェックしてみましょう。
中国の重要な休日・連休
- 年末年始:12月31日~1月2日あたり
- 春節(旧正月):1月下旬~2月(毎年日にちは変わる)
- 中秋節:9月~10月(毎年日にちは変わる)
- 国慶節(建国記念日):10月1日
これらの休日や連休にあたってしまうと、前後あわせて10日~2週間ほど作業が完全にストップしてしまい、荷物がまったく動かないということも珍しくありません。
そのため、まずは注文してからの期間、上のような中国の重要な休日や連休にあたっていないかを確認してみましょう。
もしあたっていた場合、通常よりもさらに10日~2週間ほど余計にかかりますので、その分気長に待つ必要があります。
これは筆者の体験談ですが、10月の中秋節の連休にあたったことがありました。
セラーは中秋節の連休が始まる数日前からすでに休みに入ってしまっていたらしく、結局、注文してから発送までに10日以上もかかったこともありました。
それでは、実際にアリエクスプレスで買い物をした際に、どのくらい待てばよいのか、目安と対処法を解説していきます。
まずは、商品がそもそも発送されない場合について見ていきましょう(発送はされたけれど、その後一向に届かないという場合、下の「AliExpress(アリエクスプレス)で荷物が遅い&届かない場合」に飛んでOKです)。
AliExpress(アリエクスプレス)で商品が発送されない場合
アリエクスプレスの発送でよくあるトラブル&状況の確認方法
AliExpress(アリエクスプレス)で発送に関して起こりがちなトラブルは、主に以下の3つです。
アリエクスプレスの発送でよくあるトラブル
- 商品がなかなか発送されない
- 商品が発送されないまま、商品が勝手にキャンセルされた
- 商品が発送されたと連絡が来たのに、その後「セラーによる出荷拒否」「キャンセル」に表示が変わっている
- 荷物が追跡できない
これらを解決するために、まずは現在の注文状況を確認していきます。
注文状況を確認するには、以下の方法で確認できます。
<アリエクスプレスで注文状況を確認する方法>
サイトにログイン後、左上の「アカウント」をクリックします
その中の、「私の注文」をクリックします。
別のページに行ったりすると、メニュー欄の表記が日本語ではなく英語に切り替わってしまう場合もありますが、英語の場合は「My orders」と書かれています。
すると、「Orders」と書かれたページが表示され、注文内容が出てきます。
注文した商品の欄の右側よりの方に「Order Status」(注文状況)という欄がありますので、そこに書かれている表示を見ます。
そこに書かれている表示は、例えば
- Awaiting shipment:出荷待ち(まだ発送されていない)
- Awaiting delivery:配送待ち(すでに出荷されており、配送中)
となっていますので、商品が既に発送されたのかどうか、まずはそこで確認をすることができます。
それでは、上で触れた、アリエクスプレスの発送に関して起こりがちなトラブルについて、順に解決方法を解説していきます。
アリエクスプレスの発送でよくあるトラブルの対処法
Awaiting shipment(出荷待ち)のまま、商品がなかなか発送されない
まずは「Order status」を確認
上でも触れた通り、アカウント内の「私の注文(My orders)」をクリックすると、注文した商品が一覧が表示されます。
そこの「Order status」(注文状況)が「Awaiting shipment」(出荷待ち)であれば、まだ商品は発送されていません。
また、その下に時計のマークとともに「Your order will be closed in: 〇〇days 〇〇 hours 〇〇 minutes」といった字がグレーで表示されています。
これは、「この期限内に出荷されます」という意味ですので、この期間内に出荷されれば問題はないということになります。
日本であれば1日~2日で出荷されるお店が多いため、アリエクスプレスでもできるだけ早く発送して欲しいものですが、この期間内は一応待つ必要がありますので、辛抱強く待ちましょう。
早いショップであれば1日~2日、遅いショップであれば出荷に1週間かかるようなところもありますので、出荷期間内は気長に発送を待つ必要があります。
万が一この期間を超えても発送されない場合、下で説明するようにキャンセル扱いとなってしまいますので、その場合はセラーにメッセージを送りましょう。
アリエクスプレスでセラーにメッセージを送る方法
My ordersのページに行き、真ん中あたりの「Product Action」のところに、セラーの名前が記載されています。
またその下には、黄色のメールのアイコンがあり、「Contact Seller」と表記されていますので、そこをクリックするとメッセージボードが開かれます。
メッセージを英語で書いて(相手も英語がつたない人がほとんどですので、完璧な英語でなくとも大丈夫です!)、メッセージを送信します。
セラーから返事が来ると、このようにお互いのやり取り一覧がチャットのように表示されます。
相手がメッセージを読んでいない場合、「未読」と表示されていますので、読んだかどうかもわかります。
筆者も先日、出荷に関してトラブルがあり、セラーにメッセージを送ったのですが、丸1日半ほどメッセージは未読状態でした。
そのため、「もしかして、このまま読まれないのでは・・・」と少々不安になったのですが、無事返事が来て解決しました。
ですが、もしセラーにメッセージを送っても、未読のまま、または読まれても返事が来ない場合はどうしたら良いのでしょうか?
セラーに問い合わせをしても、返事がもらえない場合はどうする?
残念ながら、中には全く返事をくれないセラーもいるにはいるのですが、筆者と周囲の経験からすると、ショップの評価(レビュー)が高いところであれば、大抵の場合は返事が来ます。
もしセラーから返事が来ず、また不審に感じるところがあれば、Open dispute(オープン紛争)で申し立てをすることができます。
ちなみに、このオープン紛争は商品が発送されてから、10日経ってからでないと申し立てできないようになっていますので、万が一申し立てをする場合は、10日経ってからにしましょう。
10日以内にオープン紛争をしようとすると、このような画面が出て、申し立てできないようになっています。
ちなみに、オープン紛争は何度でも利用できますが、公式の申し立てになりますので、使う時は慎重に、よっぽどの時に限って使うようにした方が良いでしょう。
アリエクスプレスには、下で解説をしている通り、60日間の保護期間(Buyer Protection)がありますので、この期間内であればもし荷物が届かない場合、セラーに支払いがなされることはありませんので、大丈夫です。
続いて、アリエクスプレスで発送に関してよくあるトラブルのうちの二つ目、注文が勝手にキャンセル扱いになっている場合の対処法について解説をしていきます。
商品が勝手にキャンセルされた
アリエクスプレスでは、残念ながら勝手に商品がキャンセルされることがあります。
さらに面倒なのが、何故キャンセルされたのか、その理由についてはアカウント内の情報ではわからないのです。
商品がキャンセルされる理由はいくつかあり、
- 出荷期限内に発送業者が商品が発送しなかったため、システムによって自動的にキャンセル扱いとなった
- 在庫切れで商品がキャンセルされた
- 重量オーバーや輸出禁止されている商品のため、キャンセルされた
などがあります。
いずれの場合でも、まずはセラーに連絡をし、何故キャンセルとなったのかを訊いてみましょう。
もし配送業者が発送するのが遅くてキャンセルになった場合、きちんとしたセラーであれば、すぐに再発送するよう手配してくれます。
また、在庫に関しても、すぐに入荷できるようであれば待つのも一つの手ですが、他のお店を探す方が良いことも少なくありません。
アリエクスプレスでは、このように注文が勝手にキャンセルとなった場合でも、返金処理をしないとお金は戻って来ませんので注意が必要です。
キャンセルで返金して欲しい場合、「Product Action」の欄の真ん中あたりに「Open dispute」(紛争を開始/オープン紛争)という文字がありますので、ここをクリックして申し立てをし、返金を要求します。
またこの他にも、一度商品が発送されたはずなのに、その後に何故か「出荷拒否」「キャンセルされた」という表示が出るケースもあります。
そちらについても、念のため解説をしておきます。
発送後、「セラーによる出荷拒否」に表示が変わっている
無事に商品が発送されたと喜んでいたものの、数日経ってから商品の追跡をしようとすると、「セラーによる出荷拒否」と表示があり、さらにその横には「荷物はキャンセルされました 」と書かれていることがあります。
アリエクスプレスでは商品が発送されると、商品の発送メールが送られてくるのですが、それなのにその後にアカウントでは「セラーによる出荷拒否」「商品はキャンセルされました」といった表示が出ていると焦ってしまいますよね。
このような場合、まずはセラーに連絡を取り、このような状況となっているようだが、原因は何かと問い合わせてみます。
このような表示になっているのには、2つほど理由が考えられます。
- 一旦発送されたものの、理由があり日本へと送れない場合
- 実はきちんと配送中である場合
それぞれ、順に解説をしていきます。
一旦発送されたものの、理由があり日本へと送れない場合
セラーに問い合わせた結果、もし何らかのトラブルが起こって日本へ送れないという場合、キャンセルということで返金手続きをする必要があります。
その場合、こちらも「Open dispute」(紛争を開始/オープン紛争)で返金を要求しましょう。
実はきちんと配送中である場合
またたまに、「セラーによる出荷拒否」「商品はキャンセルされました」といった表示がされていても、商品は普通に配送中という場合もあります。
筆者も先日、商品が発送されて数日後、アカウントを見るとこのように書かれていたため、不審に思ってセラーに連絡をしてみました。
ですがその後、別のページを見て見ると、そこで「Track order」にマウスを当ててみると、Yanwen Facilityでの手続きは終わり、「Hand over to airline」(航空機に引き渡し)となっています。
そして、「詳細を見る」をクリックすると、またもや最初の写真のような、「セラーによる出荷拒否」「商品はキャンセルされました」といった画面が出てきて、もはやどちらが正しいのか意味不明な状態です。
セラーからの返事は、商品はそのまま配送されているから心配はないとのことで、新しいトラッキング番号も教えてもらえました。
日本では考えられないことですが、こういった意味不明なことが起こるのも、中国のアリエクスプレスらしいとこで、思わず笑ってしまいます。
上の「アリエクスプレスで知っておくべきポイント」のところでも触れましたが、このようにアリエクスプレスではトラッキング(追跡)情報がまったく当てにならないことも珍しくないのです。
中には、トラッキングがしばらく動かず、「一向に更新されないまま、気がついたら荷物が届いた」なんてこともあります。
そのため、追跡情報はあまり当てにせず、ですが何か不審な点があればセラーに連絡をするのが一番です。
では次に、たまに起こりうる、追跡番号で荷物を追跡をしても追跡できない場合について解説をしておきます。
荷物が追跡できない
アリエクスプレスで荷物が発送されたというメールが送られてきて、荷物の追跡番号もあるのに、いざ追跡してみようとすると追跡できないことがあります。
そういった場合、よくあるケースが、システム上では「発送された」とはなっていても、実際にはセラーはまだ発送していないという場合です。
アリエクスプレスでは、セラーがインボイス(送り状)を発行すると、自動的に「発送された」と表示がされる仕組みになっているようです。
そのため、セラーによっては先にインボイスだけ発行し、実際に荷物の発送手続きをするのはその後数日経ってから、といったことも珍しくありません。
すると、その間は荷物はまだ実際には発送されていないため、追跡番号があっても追跡しても何も結果が出ないことになります。
そのため、とりあえずもう数日待って見てみて、それでも追跡できない場合はセラーに問い合わせをしてみると良いでしょう。
では、続いて荷物は無事発送されたけれど、荷物が届くのが遅い場合や、一向に届かない場合について、対象法を見ていきましょう。
AliExpress(アリエクスプレス)で荷物が遅い&届かない場合
アリエクスプレスの荷物が届くまでの日数の目安
まず、AliExpress(アリエクスプレス)で商品を買って、荷物が届くまでの日数の目安ですが、どの配送方法が使われているかによって大きく変わってきます。
荷物が日本に到着するまでのおおよその目安は、以下の通りになります(こちらは、アリエクスプレスが公式に発表している目安の日数です)。
配送方法 | 配送の日数の目安 |
---|---|
DHL | 8日~16日 |
EMS | 9日~17日 |
AliExpress Standard Shipping | 13日~20日 |
China Post Registered Air Mail | 13日~21日 |
China Post Ordinary Small Packet Plus | 15日~29日 |
Singapore Post | 15日~29日 |
4PX Singapore Post OM Pro | 22日~37日 |
ePacket | 20日~40日 |
Cainiao Super Economy | 30日~50日 |
これを見ると、配送無料でよく使われているAliExpress Standard Shipping(アリエクスプレス・スタンダードシッピング)でも、配達の目安が13日~20日と、意外と海外からの発送なのに悪くない印象ですよね。
ところが、実際のところは、これよりも2~3倍かかることも珍しくありません。
この記事を読んでくださっている方の中にも、「1カ月以上待ってるのに一向に荷物が届かない!」といった方もいらっしゃるのではと思います。
公式の発表ではそれほど長くはかからないはずなのに、実際には荷物が届くまでに相当な時間がかかるケースも珍しくないのですが、それは何故なのでしょうか?
アリエクスプレスの荷物が遅い理由は?
アリエクスプレスの荷物が届くのが遅い原因は、いくつかあります。
- 安い配送方法の場合、倉庫でしばらく荷物が足止めになっている
- 船便で送られている
- 通関(税関)で足止めされている
- 荷物が紛失されて行方不明になっている
これらについて、順に見ていきましょう。
荷物が倉庫で足止めされている(アリエクスプレス・スタンダードシッピングなどに多い)
アリエクスプレスで買い物をする際、配送方法として選ばれることが多いのが、アリエクスプレス・スタンダードシッピング(AliExpress Standard Shipping)です。
このアリエクスプレス・スタンダードシッピングだと、多くの商品が送料無料となっているため、ついこのスタンダードシッピングを選んでしまいがちです。
ですが、この配送方法が無料なのはなぜなのでしょうか?
それはコストを削減して送料を無料にするため、荷物は一度マレーシアの倉庫に集められ、日本へ発送される荷物はまとめて発送されるからなのです。
そのため、荷物がそのコンテナいっぱいになるまで配送されず、運が良ければ次の発送まですぐの場合もありますが、1~2カ月ほどそこで足止めとなってしまうことも実は珍しくありません。
そのため、実際に届くのが1カ月~2カ月、場合によっては3カ月なんてこともあるんですね。
アリエクスプレス・スタンダードシッピング以外にも、例えばCainiao Super Economyは公式の情報でも配送の目安が30日~50日と長めですが、実際にはそれよりも長くかかることも珍しくありません。
ちなみに、筆者の妹もこれまでに数え切れないくらいアリエクスプレスを利用しているのですが、中には6カ月もかかって、スッカリ忘れた頃に荷物が届いた、なんてこともあったそうです。
続いて、荷物が遅い原因の2つ目である、船便で送られている場合について見ていきましょう。
船便で送られている
アリエクスプレスの場合、購入時に配送方法を選んでも、セラーが勝手に配送方法を安い方に変えて送ってしまっている場合もあります。
特に船便だと、かなり日数がかかりますので、早くても数カ月はかかってしまいます。
また、液体など航空機に載せられない商品の場合も、航空便を選んでも船便にされてしまうため、届くのが遅くなる傾向があります。
筆者も以前、アリエクスプレスで化粧品を購入した際、チャイナポストを選択した(追加料金も支払った)のですが、液体のため航空便で運べず、結局船便に変更されていたということがありました。
次に、荷物が通関で引っかかり、足止めされているケースについてです。
通関(税関)で足止めされている
たまにですが、通関手続きに時間がかかったり、検査のために荷物が通関(税関)保留となってしまっている場合があります。
特に中国からの輸入となると、偽ブランドやコピー品問題などもあり、チェックが入りやすいというところもあるようです。
通関で足止めされても、問題がなければその後、普通に自宅に荷物が配達されますので大丈夫です。
また、万が一何か問題があるようであれば、税関の方からその旨の通知が送られて来ます。
そのため、万が一そのような文書が送られてきたら、すみやかに返事をするようにします。
また残念ながことに、アリエクスプレスでは途中で荷物が無くなって行方不明になってしまうこともあります。
そちらについても触れておきます。
荷物が紛失されて行方不明になっている
アリエクスプレスで商品を買っても、アリエクスプレス・スタンダードシッピングなどの安い方法の場合、倉庫で足止めをされている間などに行方がわからなくなってしまうこともあります。
そのような場合、いくら待っても荷物は届きませんので、この下の解決方法のところで解説をしているように、保護期間内にオープン紛争で申し立てをし、返金してもらうようにしましょう。
では、荷物がなかなか届かない場合の対処法について、見ていきましょう。
アリエクスプレスで荷物が届かない時はどうしたらいい?おすすめの対処法
アリエクスプレス(AliExpress)でなかなか荷物が届かない場合、以下のことを上から順に試してみましょう。
アリエクスプレスで荷物が届かない場合
- 保護期間(Buyer Protection)を確認する
- セラーに問い合わせをする
- 保護期間を延長する
- それでも荷物が届かない場合、オープン紛争で申し立てをする
- それでもどうしても解決しない場合、アリエクスプレスのサービスチームに連絡をする(最後の手段)
それぞれ、順に解説をしていきます。
1.保護期間(Buyer Protection)を確認する
アリエクスプレスでは、商品が発送された日から60日間の保護期間(Buyer Protection)があります。
もしこの保護期間内に荷物が届かなければ、返金されます(オープン紛争での申し立てが必要です)。
そのため、この保護期間があとどのくらいあるのか、きちんと把握をしておくようにしましょう。
もしこの保護期間が過ぎてしまうと、例え荷物を受け取っていなくても自動的にセラーにお金が支払われてしまいますので、保護期間が過ぎないように気をつける必要があります。
もし保護期間が残り少なくなっている場合、下で延長する方法を解説していますので、そちらを参考に保護期間を延長しておくようにしましょう。
また念のため、注文番号をメモするかスクリーンショットをとっておくのがおすすめです。
保護期間が切れた後など、後から注文番号を探すことができなくなることがありますので、万が一のために注文番号は控えておくようにすると安心です。
2.セラーに問い合わせをする
もし荷物が届くのが遅いようであれば、一度セラーに問い合わせをしてみましょう。
追跡情報には反映されていなくても、何かしらセラーが状況を知っている場合もあります。
簡単な英語で構いませんので、セラーにメッセージを送ってみましょう。
3。保護期間を延長する
アリエクスプレスの荷物が遅れており、当初の60日間の保護期間の残りもわずかとなって来た場合、保護期間の延長をしておくことが大切になります。
保護期間が過ぎてしまうと、荷物を受け取ったとこになり、自動的にセラーにお金が支払われてしまいますので、注意が必要です。
保護期間の延長方法はセラーにメッセージを送り、相手が承諾をしたら保護期間が延長されます。
保護期間の延長は何度でもお願いできますが、あまりに頻繁に頼むのもお互いに面倒です。
そこで、トラッキングの情報を見ながら、もしきちんと更新されているようであれば、そこに表示された配達の目安を参考に、その日数+1週間ほどの長さで申請をしてみるのがおすすめです。
もし追跡情報が更新されておらず当てにならない場合、ひとまず30日~50日ほど保護期間の延長を申請してみましょう。
それでも解決しない場合、次のオープン紛争での申し立てが必要になってきます。
4.オープン紛争で申し立てをする
保護期間を延長したにも関わらず、相変わらず荷物が届かない場合、再度セラーに連絡をして保護期間を延長してもらうこともできますが、「もうこれ以上待てない」(または待ちたくない)といった場合もあります。
その場合、Open dispute(オープン紛争)で申し立てをし、返金をしてもらうことができます。
オープン紛争を通して返金をしてもらう手順については、こちらの記事で詳しく解説をしていますので、返金の要求をする際は、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
大抵の場合、オープン紛争で解決できるのですが、まれに話が通じないセラーもおり、返金に同意してくれないケースも稀ながらあります。
そういった場合は、下で解説をしている方法で、アリエクスプレスのサポートチームに連絡をするのがおすすめです。
5.アリエクスプレスのサポートチームへ連絡する(最後の手段)
Open dispute(オープン紛争)でもどうしても問題が解決しない場合、最後の最後の手段としては、アリエクスプレスのサポートチームに連絡をすることになります。
この、カスタマーサポートへの連絡方法は次のようにします。
<アリエクスプレスのカスタマーサービスへの連絡方法>
アリエクスプレスのサイトに行き、一番上のメニューの中から「ヘルプセンター」をクリックし、その中の「顧客サービス」をクリックします。
すると、このような画面になり、そこには英語で「よくある質問」などが列挙されていますので、このページを下までスクロールしていきます。
下に「Contact Us」と書かれ、左側に「Online Service」と書かれていますので、そちらをクリックします。
まだログインいしていなかった場合、ここでログインする画面が出て来ますのでログインします。
すると、このようなEvaというAIによるチャットの画面になります。
しばらくはこのAIとのチャットのやり取りが続くのですが、しばらくやり取りを続けて行くと(AIに対し、その都度返答しないとダメです)、その後、人間のカスタマーサポートの方が出てきてくれますので、大丈夫です。
ちなみに、このカスタマーサポートは、最後の最後の手段として使うようにしましょう。
アリエクスプレスでは、基本的にトラブルの解決は購入者とセラーの二者間での話し合いによって行われます。
そのため、保護期間の延長や荷物が届かない場合の対処なども、基本的にまずセラーとコンタクトをとり、お互いの話し合いで対応を決めていきます。
それでも、セラーが全く返信をくれない場合であったり、または話し合いで解決できない場合、次にOpen dispute(オープン紛争)を使って、アリエクスプレスに仲裁に入ってもらう形で、新たにセラーと話し合いを進めて解決策を探っていきます。
もしこのOpen dispute(オープン紛争)でセラーとやり取りしても解決しない場合、そこで初めてアリエクスプレスのカスタマーサポートに連絡をする形になります。
アリエクスプレスは中国のサイトであり、カスタマーサポートとのやり取りも英語となって不安に感じるところもあるかも知れませんが、相手も英語は外国語ですので、カタコトでも何とか通じれば大丈夫です。
また、アリエクスプレスの事務局が基本的には顧客側に味方になってくれるため、荷物が届かない場合でも、きちんと期限内に対応すれば大丈夫ですので、積極的にやり取りをしてみるのがおすすめです。
まとめ
アリエクスプレスの荷物ついて、商品の発送の目安や商品が届くまでの日数、そして届くのが遅い場合の対処法について解説をしました。
国内のショッピングサイトとは違い、アリエクスプレスの場合は発送や配送が遅い傾向があり、また、良くも悪くも追跡情報が当てにならないこともあります。
そのため、アリエクスプレスでは
- 気長に待つ
- 気になることがあれば、セラーにメッセージを送る
- 保護期間が切れないかチェック
- 保護期間の残りが少なくなったら、期間延長の申請をする
- セラーから一向に返信がない、または解決しない場合、Open dispute(オープン紛争)で申し立てをする
- それでもどうしても解決しない場合、アリエクスプレスのサポートチームに連絡をする
といったところがポイントになります。
アリエクスプレスの場合、保護期間がある間はセラーには支払いがなされませんので、最悪の場合、荷物が届かなければお金は返ってきます。
そのため、気長に待っていれば届くことが多いのですので、保護期間に気をつけつつ、のんびり待つようにしましょう。