アリエクスプレス(AliExpress)は品物も安く掘り出し物も色々あって良いのですが、トラブルの場合には英語でやり取りをする必要があるため、そこが敷居が高いと感じている方もいるかと思います。
そのため、この記事では実際にアリエクスプレスでOpen dispute(オープン紛争)をした実体験をもとに、返金方法についてキャンセルの場合や違う商品が届いた場合、また届いた商品が欠陥品だったケースや商品がまったく届かない場合について、順に返金手順を解説していきます。
アリエクスプレス(AliExpress)の返金はどんな時にできる?
アリエクスプレスは中国のサービスで、出品しているショップの中には不誠実なショップも珍しくないですが、アリエクスプレスの運営自体は素晴らしく、何か問題があった場合は、Open dispute(オープン紛争)で申し立てができるようになっています。
アリエクスプレスでは、例えば下のような場合、返金してもらうことができます。
- 商品をキャンセルした場合
- 違う商品が届いた場合や、商品が欠陥品だった場合
- 商品が届かない場合
これまでの筆者自身の体験や家族など身近な人の体験からすると、きちんとした理由があれば(よほど理不尽な要求でなければ)、普通はアリエクスプレス側がきちんと購入者の味方になってくれるため、とてもありがたいと感じています。
これがなければ、とてもではないですが、怖くて買い物ができませんね。
それぞれ、注意点やありますので、返金方法について順番に解説をしていきます。
アリエクスプレス(AliExpress)でキャンセルの場合の返金方法
キャンセルできるのはいつまで?
商品を注文したものの、色々な事情でキャンセルしたくなる場合もありますよね。
ただ、アリエクスプレスでのキャンセルが若干ややこしいのが、キャンセルボタンを押せば自動的にキャンセルになるわけではなく、いくつかステップを踏まないとならないのです。
アリエクスプレスでは、様々なショップが出店をしており、アリエクスプレスが購入者とショップ(セラー)の間を仲介している形になっています。
そのため、購入者が何かを購入すると、すぐに購入手続きが完了し、その代金をアリエクスプレスが商品が届くまで預かっている形となります。
そのため、一度は成立した購入手続きをキャンセルするには、それが例え10秒前に買ったとしても、キャンセル手続きを踏んで返金をしてもらう必要があります。
そして、キャンセルが認められれば返金されるのですが、アリエクスプレスでは、キャンセルが可能なのは商品が出荷される前までになっています。
それでは、アリエクスプレスでのキャンセルの仕方&返金方法について、手順を解説していきます。
アリエクスプレスでのキャンセル方法(通常のキャンセルの仕方)
アリエクスプレスで、商品をキャンセルする手順は次のように行います。
- キャンセルが可能か確認
- キャンセルを申請する
- 返金処理を待つ
具体的な手順について、順に解説をしていきます。
1.キャンセルが可能か確認
アカウントにログインし、「私の注文」(My Orders)に行き、該当の注文を見ます。
その注文の欄の一番右の欄(Action)に、「Cancel order」(注文をキャンセル)のボタンが表示されていれば、キャンセルの申請をすることができます。
このボタンが表示されるのは、オーダーが処理中(支払い確認中)の段階か、「Awaiting shipment」(出荷待ち)の段階の場合です。
既に荷物が出荷され、ステータスがAwaiting delivery(配達中)となってしまうと、キャンセルボタンは表示されず、このようにTrack Order(商品の追跡)と「Confirm goods received」(受取り確認)のボタンしか表示されなくなってしまいます。
2.キャンセルを申請する
キャンセルボタンが出ている場合、そのボタンを押して、ショップ(セラー)にキャンセルを依頼します。
キャンセルのボタンを押すと、キャンセルの理由を選ぶ画面が出て来ますので、その中で該当するものを選び、「Confirm」(確認)ボタンを押します。
もしショップから何も返事がなければ(残念ながら、そういうことも珍しくありません)、更に何度かメッセージを送ってみましょう。
もし何度送っても返事がない、またはキャンセルに同意してくれない場合、Open dispute(オープン紛争)でキャンセル&返金を要求する必要があります。
Open dispute(オープン紛争)でキャンセル&返金を要求する手順については、下の方で解説をしていますので、そちらを参考にしてみて下さい。
3.返金処理を待つ
ショップがキャンセルに同意すると、キャンセル手続きが始まり、アリエクスプレスが返金処理に入ります。
無事キャンセルができ一安心ですが、ただ、この返金処理には時間がかかる場合があります。
というのも、ショップがキャンセルに同意をすると、アリエクスプレスがキャンセルの確認をし、その後にカード会社にキャンセルの通知をし、その後にカード会社が返金手続きを行うといった流れになりますので、時間がかかってしまうことも珍しくないのです。
早ければ数日で返金されることもありますが、返金されるまでに2週間前後かかることも多く、長い場合には1カ月近くかかるケースもあるようです。
そのため、返金処理が始まったら、Order statusのところの「Refund information」(返金情報)を時々確認し、返金処理が進んでいるかどうかたまに確認をしておくのがおすすめです。
返金処理のステータスは、3段階あり、
- Waiting for Refund(返金待ち)
- Refund Processing(返金処理中)
- Refund Complete(返金完了)
となっています。
一番下の「Refund Complete」となれば返金は完了です。
このように、最初からショップがスムーズにキャンセルに同意してくれれば良いのですが、中には返事がまったくなかったり、同意してくれないケースもあります。
そんな場合、Open dispute(オープン紛争)でキャンセルの申請をする必要がありますので、そちらの手順も解説しておきます。
アリエクスプレスでOpen disputeでのキャンセルの仕方
ショップがキャンセルに同意してくれなかった実例
アリエクスプレスでキャンセルの申請をしても、ショップ(セラー)から返信がない場合や、キャンセルに同意してくれない場合もあります。
これは筆者の妹の例ですが、ある時に注文をした後、事情によりキャンセルをする必要が出てしまい、注文してからすぐにキャンセルを申請したそうです。
ショップ(セラー)からは即座に返事が来たものの、「もう発送したからダメ」という内容だったそうですが、まだ注文してから2~3分しかたっていないのと、アカウントのステータスを見ても「オーダー受付中」となっていたそうです。
そこでのやり取りが、こんな内容だったそうです(英語でのやり取りでしたが、ここでは読みやすいよう、日本語で載せておきます)。
妹:「申し訳ないのですが、キャンセルをお願いしたいのですが」
ショップ:「もう発送したからダメ」
妹:「でも、ステータスもまだオーダー受付中になっていますよ」
ショップ:「いや、もう発送済み。すぐ送った」
妹:「いやでも今さっき注文したばかりだし、ステータスもまだオーダー受付中ですよ」
ショップ:「Alreday sent! Take it easy!」(もう送った!落ち着け!)
もちろん、キャンセルをするというのは購入者側に非があるため、あまり良いものではないとは言えますが、事情によってはキャンセルが必要な場合もありますよね。
特に発送前であれば、システム的にもキャンセルが認められていますし、注文してから2~3分ですでに発送したというのも信じがたい話です。
(それにしても、キャンセルしたいと言っているのに「Take it easy!」とは、可笑しいですね。)
こんな内容を妹はその後もかれこれ5回くらい繰り返していたそうですが、するとアリエクスプレスが自動的に入って来てくれ、キャンセルをしてくれたそうです。
ショップの言っていた「すでに送った」というのは嘘だったのか、それとも無在庫販売者(自分では商品の在庫を持たず、注文が入ると他のお店に発注をかける方法で商売をしているショップ)で、本当に注文後2~3分以内にすでに発注をかけていたのかはわかりませんが・・・。
ショップがキャンセルに同意をしてくれない場合、通常は自分でOpen dispute(オープン紛争)をしてキャンセルを要請する必要があるのですが、この時はなぜかアリエクスプレスが勝手に入ってきてくれたそうで、自動的にキャンセルをしてくれたそうです。
ただ、普通の場合は自分でOpen disputeをする必要がありますので、Open disputeをしてキャンセル&返金を要求する方法を書いておきます。
アリエクスプレスでOpen disputeでキャンセル&返金する手順
キャンセルをショップにお願いしたものの、返事が来ない場合やショップ(セラー)がキャンセルに同意してくれない場合、Open dispute(オープン紛争)をし、キャンセル申請する必要があります。
手順は、以下のように行います。
1.Open disputeのボタンを押す
「私の注文」(My orders)から注文履歴を開き、該当する注文の一番右端にある「Open dispute」のボタンを押します。
Open disputeでFull refund(全額返金)を選び、紛争の理由を記入します。
その場合、簡単に下のように書けば大丈夫です。
<ショップがキャンセルに同意してくれない場合>
"I'd like to cancel the order and have contacted the seller, but they don't agree."
(注文をキャンセルしたくセラーに連絡をしたが、同意してくれない)
<ショップからキャンセルに関して返事が来なかった場合>
"I'd like to cancel the order and have contacted the seller, but they don't respond."
(注文をキャンセルしたくセラーに連絡をしたが、返事がない)
そして、返金希望額の入力欄に、返金して欲しい金額を記入しておきます。
2.ショップからの提案を待つ
Open disputeでキャンセルの申請をすると、アリエクスプレスはショップ側に見解を求めます。
そこでアリエクスプレスは購入者とショップからの見解をもとに判断を下す形になりますが、大抵の場合(理不尽な要求でない限り)は購入者に味方してくれますので、大丈夫です!
3.返金処理を待つ
アリエクスプレスが判断を下し、返金をしてくれることになると、そこから返金処理がなされます。
また、Open disputeを起こして5日経ってもショップから何の反応もない場合も、自動的にキャンセルが成立し、アリエクスプレスがキャンセル&返金処理を進めてくれます。
返金される日数はケースによってまちまちで、早ければ数日以内ですが、なかには2週間ほどかかったり、クレジット会社との兼ね合いで1カ月ほどかかる場合もあります。
では次に、届いた商品が注文と違うものだった場合や、欠陥商品だった場合の返金方法について解説をしていきます。
アリエクスプレスで違う商品が届いた場合や、商品が欠陥品だった場合の返金方法
欠陥品が届いた際の筆者の返金体験談
信頼できるショップだったはずが・・・
アリエクスプレスでは残念ながら割とよくあることなのですが、頼んだものと違う商品が届いたり(全く別のものや色やサイズが違うなど)、または届いた商品に欠陥があるケースもあります。
筆者自身は、アリエクスプレスを利用しなが、らこれまで大きな問題はほとんどなかったのですが、前回購入した時は、知人に頼まれてプレゼント用に買った品物に致命的な欠陥がありました。
そのショップはレビューでの評価もとても良く、実際に筆者もこれまでにも利用したことがあり、毎回丁寧な対応で信用をしていました。
それが残念なことに、今回買った商品は届いてみると致命的な欠陥があり、とてもではないですが使えない状態でした。
そのため、商品の写真を撮りショップに連絡をすると、ショップからは「申し訳ない」との連絡が。
欠陥商品であることを認めてもらえたため、その後はスムーズにに行くだろうと思っていたのですが、そこから面倒なことに・・・。
部分返金のみと主張するショップ側
今回は種類の異なる似た商品を2点購入したのですが、そのうち1点は問題なく、もう1点のみが欠陥商品でした。
そこで、その欠陥商品の分を全額返金して欲しい旨を伝えると「We can refund part of money」という返信が。
私は最初、てっきり片方の商品分の返金という意味で「part of money」と書いてあるのかと思ったのですが、やり取りを続けるうちにそうではなく、欠陥商品に対して一部返金をするという意味だったのです。
私は全額返金の1,314円(ショップにはドル表示されているようで、11.78ドル)を要求したのですが、ショップからは「2ドルのみ返金できる」との返事が!
欠陥商品のためきちんと使えない商品(さらに知人へのプレゼント)なのに、たったの2ドルというのは到底納得いかず、その旨を説明するものの、2ドルのみ返金可能だという返答がまた来ました。
また、商品を返品するので全額を返金して欲しいと頼んだのですが、「返品するなら送料は購入者が負担」と言われ、欠陥商品なのにこちらが送料を負担するのは納得いかないと、再度抗議をします。
結局、Open disputeで解決
何度やり取りしても埒が明かないため、結局Open disputeをし、全額返金の要請をすることに。
結局、結論から言うとOpen disputeの結果、アリエクスプレスから下のようなメールが届きました。
Open disputeによるアリエクスプレスの判断は「商品を送り返す必要なし、全額返金」。
余談ですが、この英語のメール、「結果は・・・」の後にかなり空白の部分が広くとられていますね。
これは「結果は・・・ジャラジャラジャラジャン!」といった感じで、ちょっとしたドキドキ感を演出するためでしょうか・・・?(深読みし過ぎでしょうか^^)
無事に全額返金となったのですが、その後、わざわざショップから再びメッセージが届いて、「お金は返金されます」との連絡が(意外でしたが、律儀ですね!)。
ただ、Open disputeでメニューを選ぶ際、多くの方が迷うであろうと感じる箇所がありましたので、他の方々の似たケースの参考になるよう、下に具体的に手順や注意ポイントを書いておきたいと思います。
アリエクスプレスで届いた商品に問題がある場合の返金手順
1.Open disputeのボタンを押す
まずは「私の注文」(My orders)から注文履歴を開き、該当する注文の一番右端にある「Open dispute」のボタンを押します。
すると、「返品しないで一部返金のみを要求する」(Refund only) のか、「返品をして全額返金を要求」するのか選ぶ欄が出てきます。
そこでも記載があるのですが、多くの場合、商品を返送するとなると購入者が送料を負担しなければならないため、それでは購入者に落ち度がない場合、自分のせいではないのに大損をしてしまいます。
そのため、そのことを説明するためにも、全額返金を要求したい場合、「返品をして全額返金を要求」ではなく、あえて「返品しないで一部返金のみを要求する」の方を選び、そちらで全額返金を要求します。
必ずしも希望が通るとは限りませんが、私自身やこれまでの家族の経験を見ると、真っ当な理由があれば、主張が認められることが多いと感じています。
2.必要事項を記入していく
すると、このような画面が出て来ますので、それぞれの項目について順に解説をしていきます。
まず、「I want to apply for」(申請したい内容)のところで、「Refund only」(返品しないで返金のみを要求)を選びます。
「Did you receive the item?」(商品を受け取りましたか?)のところは、商品を受け取っているため、「Yes」をクリックします。
「Reason for refund request」(返金要求の理由)のところでは、返金の理由を選びます。
いくつかメニューが出て来ますので、その中から自分に合ったケースを選びます。
欠陥商品の場合、「品質に関する問題」を選び、更に具体的な理由を細かく指定しておきます。
今回の筆者のケースの場合、「Does not work properly」(きちんと作動しない)にしておきました。
「Refund Amount」(返金額)は、自分が妥当だと思う額を記入し、全額返金を要求するのであれば、全額の金額を記入します。
「申し出の詳細をご記入下さい」の欄では、英語で返金を求める理由を書きます。
簡単に、
「Wrong color」(色が違った)
「Wrong size」(サイズが違った)
「The item is defective」(商品に欠陥がある)
などでも大丈夫だと思いますが、今回の私の場合、色々と事情があったため、背景を説明するために
- ショップとやり取りをしたが、2ドルのみの返金との返答だった
- プレゼント用で、さらに欠陥品できちんと使えないため、部分返金では意味がない
- ショップも欠陥であることを既に認めている
- 商品を返品する必要があるのであれば返品に応じるが、こちらの落ち度ではないため、送料はショップが負担すべき
- よって、全額返金をして欲しい
といった内容を詳しく書いておきました(上のスクリーンショットでは、文章の途中部分しか写っていないのですが)。
最初、何度書いてもエラーになってしまい困っていたのですが、文字数がオーバーしていたようで、512文字(英数字)で収めなければダメでした。
「Please upload your evidence」(証拠をアップロードして下さい)のところでは、受け取った商品の画像または動画をアップロードします。
画像は3枚までアップできますので、特に欠陥品の場合、色々な角度から取っておくのがおすすめです。
機器などで作動しない、挙動がおかしいなどの場合、画像よりも動画を撮ってアップする方が確かな証拠となります。
全て記入が終わったら、下のオレンジのボタン「Submit」(提出)を押します。
すると、申請は完成し、3ステップのうち現在どの段階にいるのかが図で表示されます。
- Open a Dispute(紛争を開始)
- AliExpress Steps in(アリエクスプレスが介入)
- Negotiation finished(交渉の終了)
そして、下の「状態」のところを見ると、「Dispute in progress」(紛争手続き中)と表示されています。
3.アリエクスプレスの判断を待つ
返金の申請をした後、アリエクスプレスはショップに連絡をし、ショップからの見解を待ちます。
そしてその上で判断を下すのですが、ショップからの返答が早ければ、アリエクスプレスの判断結果も早くでます。
今回の筆者のケースでは、早くもOpen disputeをした次の日にすでに結果が出ました。
上でも触れましたが、結果が出るとこのようなメールが送られてきます。
返金される日数はケースによってまちまちで、早ければ数日以内ですが、なかには2週間ほどかかったり、クレジット会社との兼ね合いで1カ月ほどかかる場合もあります。
今回の筆者のケースでは、7/20にアリエクスプレスからOpen disputeの結果の通知メール(全額返金の判断)が届き、クレジット会社から返金処理が完了した旨の連絡が7/30に来ており、返金処理には10日かかった結果となりました。
いずれにしろ、きちんと返金はされますので大丈夫です!
では続いて、商品が期限内に届かない場合の返金方法について解説をしていきます。
アリエクスプレスで商品が届かない場合の返金方法
アリエクスプレスで商品が届かない場合の注意点
アリエクスプレスには保護期間(Buyer protection)があり、その期間内に商品が届かなければ、返金してもらえるシステムになっています。
この保護期間が切れる前に注意をしておきたいのが、注文番号をスクショして取っておく(またはメモをしておく)ということです。
保護期間が切れた後15日間の間だけOpen disputeで返金要請ができるのですが、その際に注文番号が探せなくなってしまう場合があるため、念のため注文番号をしっかり控えておくのがおすすめです。
アリエクスプレスで商品が届かない場合の返金手順
1.Open disputeのボタンを押す
まずは「私の注文」(My orders)から注文履歴を開き、該当する注文の一番右端にある「Open dispute」のボタンを押します。
すると、「(返品しないで)一部返金のみを要求する」(Refund only) のか、「返品をして全額返金を要求」するのか選ぶ欄が出てきます。
今回は商品が届いていないため、「Refund only」を選択します。
2.必要事項を記入していく
出て来た画面で「I want to apply for」(申請したい内容)のところで、「Refund only」(商品の返送なしで返金のみを要求)を選びます。
「Did you receive the item?」(商品を受け取りましたか?)のところは、商品はまだ届いていないため「No」をクリックします。
「Reason for refund request」(返金要求の理由)のところでは、返金の理由を選びます。
「保護期間が切れましたが、商品はまだ届いていない」(郵送中)を選べばOKです。
「Refund Amount」(返金額)は、自分が妥当だと思う額を記入するのですが、そもそも商品が届いていないため、全額の金額を記入します。
全て記入が終わったら、下のオレンジのボタン「Submit」(提出)を押します。
3.アリエクスプレスの判断を待つ
返金の申請をした後、アリエクスプレスはショップに連絡をし、ショップからの見解を待ちます。
中には「もう一度送ります」などと言った返答が来る場合がありますが、そうするともう保護期間は過ぎてしまうため、本当に次には届くのかリスクがあります。
そのため、まずは返金してもらう方がおすすめです。
その後、また改めて商品が欲しい場合は、その後に新たに買い直すと良いでしょう。
(ただ、ショップによっては「もう一度購入したらダメ!」などと言ってくるショップも稀にありますが、その場合は別のショップを探す方が無難です!)
また、すぐに買い直しをしなくてもよい理由の一つとして、実際には、その後いつまで経ってもまったく商品が届かないというのはそれほど多くなく、筆者の経験ではすべての荷物が届いています。
また、筆者の妹はスウェーデンに住んでいるのですが、かれこれアリエクスプレスでは170回以上も購入していて、それでも全く届かなかったことはこれまでに一度もないそうです。
遅い場合、商品が届くのに数カ月以上もかかり、一番長く待ったのは6カ月(!)だったらしいのですが(もうスッカリ忘れた頃に届く状態)、それでも一応きちんと届いているのだそうです。
Open disputeの結果ですが、ショップからの返答が早ければ、アリエクスプレスの判断結果も早くでます。
もし5日以内にショップから何も返答がなければ、そのまま返金が認められることが多いようです。
こちらは、ある時に妹が商品が届かないためにOpen disputeした際の記録です(下のスクリーンショットでは、妹がスウェーデン在住のため、通貨が「SEK=スウェーデンクローナ」になっています)。
このように購入者の希望額とショップからの提案の額が表示され、それをもとにアリエクスプレスが判断を下します(。
ショップの提案は、0クローナ(返金なし)!なかなか強気ですね。
結局、他の回と同じく、この時も商品が期間内に届かなかったことで、全額返金されたとのことです。
このように、アリエクスプレスではきちんとした理由であれば、アリエクスプレス側が購入者の味方になってくれきちんと返金をしてくれますので、そこが大きな魅力&安心感に繋がっていると感じます。
時期によって、年末セールやお正月セール、クリアランスセールなど、お得に買えるセールもよくやっていますので、日ごろからよくチェックをしておくと、お得に買えることもよくありますので、おすすめです。
まとめ
アリエクスプレス(AliExpress)での返金手続きの方法について、
- 注文をキャンセルした場合
- 届いた商品が違うものだった場合や欠陥があった場合
- 商品が届かない場合
について、それぞれ手続き方法を解説しました。
誠意のあるショップであれば話は早いのですが、なかなかショップがスムーズに対応してくれない場合も、アリエクスプレスでは珍しくありません。
ですが、アリエクスプレスでは保護期間もありますし、Open dispute(オープン紛争)で返金の申し立てをすることができますので、そこはとても心強いです。
トラブルがあると嫌な気持ちになりやすいものですが、アリエクスプレスは毎回きちんと対応をしてくれますので、楽しく利用し続けています。
この記事が、他の方々の参考になれば幸いです。