英語を勉強していく上で、必ず覚えておきたい「曜日」。
ビジネスシーンでも、日常会話でも欠かせない単語です。
とはいえ、月火水木・・・と、日本語のように簡単に略して覚えられるわけでもないので、混乱しやすいのが現実ですよね。
特に英語の曜日の場合、略して短縮された形で使われることも多いのですが、その略も他の曜日と紛らわしいところもあります。
今回は、その中でも多くの人がつまづきやすい「木曜日」にフォーカスして、発音や読み方、そしてスペルの覚え方のコツをご紹介します。
「木曜日」の英語表記と略・短縮表現
「木曜日」の英語表記・スペル
まず、「木曜日」の英語表記・スペルは
Thursday
です。
「木曜日」の英語略
また、略すとどう表記されるかが気になる方もいると思いますが、下記のような様々なパターンがあります。
こうして見ると、上のどの表記も、スケジュール帳やスマホのカレンダーで、毎日見かけている気がしますね。
特によく見かけるのが Thu の3文字のスペルですね。
「木曜日」の英語表記のポイント
頭文字は必ず大文字で始める
曜日は「固有名詞」というグループで、人の名前と同じ扱いになります。
人の名前の頭文字は必ず大文字ですよね。
同じように、どの曜日でも頭文字は大文字にしましょう。
つまり、”thursday" ではなく、”Thursday” と書きます。
「それぞれの曜日が自分の名前を持っている」、とイメージすると覚えやすいかもしれません。
省略時には必ずピリオド( . )をつける
ピリオドをつけることによって、省略していることを示せます。
日本語で曜日を省略表記する時に、(木)と、カッコ( )でくくるのと同じですね。
忘れてしまうと、書き途中の単語と勘違いされてしまうので気をつけましょう。
木曜日の英語での読み方と発音
木曜日“Thursday”の読み方と発音記号
“Thursday”の発音記号は ”θə'ːrzdei” でカタカナで書くとすると、「サーズデイ」とよく書かれます。
ただ、実際の発音では、この「サ」は日本語の「サ」とはだいぶ違う音です。
ローマ字読みにはないスペル・発音があり焦りますが、慌てなくて大丈夫です。
分解してステップごとに発音を確認してみましょう。
step
1Th [θ]
日本語にはなく、一番やっかいな発音の一つです。
上下の前歯の間に舌を軽く挟み、息を漏らすように、口から空気を吐き出します。
かすかに「スー」という音がしたら大成功です。
step
2ur [ə'ː]
“Th”で前歯に挟んだ舌先を、「ウー」と言いながら、勢いよく奥へ引っ込めます。
この時、口先を軽くすぼめましょう。
これだけでも発音はOKですが、余力のある人は、引っ込める際に舌先を上あごに近づけてみてください。
”r”の発音が強調されるので、アメリカ英語に近いより綺麗な発音になります。
step
3s [z]
上下の前歯を合わせて「ズ」と言います。
ただし、日本語の「ズ」の時のように口先はすぼめず、「ジ」を言う時の口の形のまま短く「ズ」と発音します。
step
4day [dei]
皆さんご存知の「デイ」。
”a”を強調して「デェイ」と発音すると、よりネイティブに近い発音になります。
ネイティブは”Thursday”をどう発音するの?
発音を分かりやすく解説している動画もあります。
下の動画は、ネイティブによる動画のため全て英語での解説ですが、ゆっくりオーバーに発音しているので、とても分かりやすいです。
上記説明のように、1パートごとに細かく分けて練習もできます。初心者でもついていきやすい動画なので、ぜひ練習の参考になさってくださいね。
出典:「木曜日英語」の発音の言い方(フォーブイングリッシュ)
「木曜日」の英語の覚え方
語呂合わせでの覚え方
スペルを覚えるのは本当に大変ですよね。
発音しながらスペルが出てくるタイプの方ならば、苦労は少ないですが、大概の人はそうはいきません。
そんな時は、語呂合わせの力を借りましょう。
曜日の最後の ”~day" というのは簡単に覚えられると思いますが、「出だしがどうしても出てこない」という方もいるでしょう。
そういった場合、例えば・・・
「曜日は週中で一番疲れが溜まる日なので、さすがに疲れるなあ」という語呂合わせ的なイメージで、先頭の ”Thurs” (サース)を覚えるものです。
これはあくまで一例なので、参考にしながら、自分の覚えやすい語呂合わせを作ってみてくださいね。
その他の覚え方
ローマ字読みする
「ティー (T) フ (hu) ル (r) ズ (s) デイ (day)」と、ひたすらローマ字読みで覚える方法もあります。
他の曜日は覚えきっていて、木曜日だけ覚えられないような時は、この方法でも良いかもしれません。
ただ、他の曜日のスペルも怪しいような場合は、混乱しやすいので、避けた方がベターでしょう。
Thor(ソー) の日と覚える
大ヒットアメコミ ”MARVEL (マーベル)” シリーズに出てくる ”Thor (ソー)” を知っている方も多いのではないでしょうか。
この ”Thor” のモデル、実はなんと ”Thursday” の語源となっている北欧神話のまさにその神様なのです。
アメコミ好きの人ならば、「ソーの日」=”Thor’s day”=”Thursday”と覚えやすいかもしれません。
ただし、”o”と”u”は変えなければいけませんので、その点だけは忘れないよう、注意しながら覚えましょう。
木曜日(Thursday)と似ている曜日も?火曜日との違いは?
同じ曜日の中で「火曜日」は「木曜日」と似ていると有名ですね。見比べてみましょう。
木曜日 : Thursday (省略形) Thu / Thurs など
たしかに、似ていてややこしく、見分けづらいですね。
そんな時は、単語全体ではなく、”T” の次に来る文字にのみ注目してみましょう。
”Tuesday”の場合、次に来るのは”u“ですが、”Thursday”の場合、次に来るのは”h”ですね。
苦労して発音を練習した方なら、出だしの音は ”Th” だということが身体に染み込んでいるはず。
もし混乱してしまった時には、慌てず落ち着いて、スペルの覚え方で自分が覚えた語呂合わせを思い出しましょう。
また、何事もとっさだと思い出せないことが多いもの。
余裕のある人は、普段から曜日が英語表記のカレンダーを使うなどして、日頃から見慣れておきましょう。
英語が身近になればなるほど、上達も早くなるはずですよ。
SNSを使った「木曜日」の英語の楽しみ方
SNSを使っていている人ならば、#tbtというハッシュタグを、一度は見かけたことがあるのではないでしょうか?
これは、海外セレブもこぞって使っているフレーズです。
#tbtとは ”Throw Back Thursday” の3単語の頭文字からとった省略言葉。
”Throw Back”=「思い出を振り返る」という意味があるので、「木曜日は思い出を振り返ろう」という意味です。
”Throw” と ”Thursday” の出だしの発音が同じなので、その語呂合わせからできたのかもしれませんね。
実際、このハッシュタグと一緒に大勢の人たちが、最近撮ったのに時間がなくて載せられなかった写真や、昔懐かしい思い出の場所や幼少期の写真を、木曜日にアップしています。
時間のある方は、一度#tbtでSNSの検索や、写真の投稿をしてみてください。
今までとは少し違った木曜日の楽しみ方ができるかもしれませんよ。
まとめ
「木曜日」の英語のスペルや発音、読み方や覚え方のコツをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
カレンダーなどでは、”Thursday” とフル表記ではなく、略して ”Thu." などと短縮した形で書かれていることも多いですね。
また、「木曜日」の ”Thursday” のスペルは「火曜日」の ”Tuesday” と似ているため、紛らわしいと感じる方も少なくないようです。
出だしに注目して区別するようにしたり、語呂合わせで覚えるなど工夫してみるのも良いでしょう。
また、普段から英語表記のあるカレンダーを使ったり、自分でもメモをする際、曜日を英語で書くなどの習慣をつけると、慣れで簡単に身に付きますのでおすすめですよ。
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