リスニング力をアップさせたいけど、どうやったらいいのか分からない・・・と、頭を悩ませたことはありませんか?英語を勉強している人ならば、誰しもぶつかる壁かもしれませんね。
そんな時におすすめなのが、洋楽でリスニング力を鍛える方法です。
メロディーに合わせてリズムに乗りながら、発音をどんどんと覚えていくことができるので、飽きやすい人でも楽しみながら鍛えることができます。
今回は、洋楽のリスニング効果について、そして洋楽のおすすめアーティストを、おすすめの曲と併せてご紹介します。
また、ダウンロードしておくと便利なアプリもご紹介しますので、最後までぜひチェックしてみてくださいね。
- 洋楽はリスニング力アップに効果的?
- リスニング力アップにおすすめのアーティスト
- 古い洋楽で定番のおすすめアーティスト&曲5選
- 近年の洋楽でおすすめのアーティスト&曲 12選
- 1.Taylor Swift (テイラー・スウィフト)
- 2.Shawn Mendes (ショーン・メンデス)
- 3.Carly Rae Jepsen (カーリー・レイ・ジェプセン)
- 4.Cold Play (コールド・プレイ)
- 5.Avril Lavigne (アヴリル・ラヴィーン)
- 6.One Direction (ワン・ダイレクション)
- 7.Clean Bandit (クリーン・バンディット)
- 8.Selena Gomez (セレーナ・ゴメス)
- 9.Bruno Mars (ブルーノ・マーズ)
- 10.Ariana Grande (アリアナ・グランデ)
- 11. Charlie Puth (チャーリー・プース)
- 12.Ellie Goulding (エリー・ゴールディング)
- リスニング力アップに効果的なアプリ
- まとめ
洋楽はリスニング力アップに効果的?
洋楽を聴いただけで、リスニング力が上がることなどあるのだろうか、と思う方もいるかもしれません。
結論から言えば、洋楽は大いにリスニング力アップに貢献します。
そう言える3つの理由を考えてみましょう。
ネイティブの発音がそのまま聞ける
洋楽ならば、ネイティブの発音を、いつでもどこでも好きな時に聞くことができます。
英語の発音を練習したいと思っても、英語が話せるネイティブと友達の人などはほとんどいません。
仮に友達であったとしても、時と場所を選ばずに、いつでも生の発音を聞くことは難しいでしょう。
しかし、洋楽ならば、状況を選ばずに生の発音を聞くことができます。
また、何度も繰り返し聞けるため、発音や文章の強弱、リズムもつかみやすく、自分のものにしやすいことが魅力的です。
ただし、教科書の発音基準をクリアしているわけではないため、ほとんどの曲に訛りが入っているのも事実。
もし、綺麗な発音が聞きたいと思う方は、アメリカやカナダ出身のアーティストの曲を聴きましょう。
日本の学校がお手本としているアメリカ英語を聞くことができます。
また、イギリス人アーティスの曲もイギリス英語のリスニングに役立ちますので、こちらもおすすめです。
日常表現が覚えられる
洋楽には、ネイティブがよく使う言い回し、例えばスラングや省略言葉などが頻繁に出てきます。
例えば、 ”because” という単語は、歌詞では ”’cause” や “’coz” 、 ”’cuz” という省略単語となって、頻繁に出てきます。
これを覚えておくならば、突然その単語を言われても、戸惑わずにスムーズに聞き取ることができますね。
また、一つの単語に引っかかって、文章全体が頭に入ってこないという事態も防ぐことができます。
ただし、きちんとした英語力をつけるには、正しい文法や単語を覚えることも大切です。
洋楽は、歌詞に韻を踏ませるため、省略言葉が多く、文法が無視されグチャグチャな場合もあります。
洋楽だけでなく、他の学習教材も並行して勉強し、総合的に英語力を底上げするようにしましょう。
楽しいので長続きする
洋楽で英語を勉強する最大のメリットは、やはり楽しみながらできることでしょう。
ただ正確な文章を単調に聞くだけでは、集中力にも限界が出てきます。
その点、洋楽は音楽に合わせて聞けるため、楽しみながら英単語を自然と耳に取り入れることができます。
また、英語は反復練習で徐々に力がついていきます。
何度リピートしても苦になりにくい洋楽は、まさにうってつけ。
「好きな曲を何度も口ずさんでいたら、自然と英語が上達していた」という体験談をよく聞きますが、洋楽のメリットをフル活用した結果と言えます。
リスニング力アップにおすすめのアーティスト
洋楽ののリスニング効果やメリットをご紹介してきましたが、洋楽と一言で言っても、様々なアーティストがいます。
「洋楽なんて普段聴かないから、どの曲を聴けばいいのかさっぱり分からない!」という方もいるはずです。
そんな方も含めて、効果的にリスニング力をアップさせられるよう、おすすめのアーティストと曲を厳選してみました。
今回ご紹介するアーティストや曲は
- 古いけれど英語力アップには外せない、定番のアーティスト&曲・5選
- より楽しみながら聴ける、流行りのアーティスト&曲・12選
となっています。
人によっては、「落ち着いた名曲を聴きながら、リスニング力をアップさせたい」というケースもあれば、「古い曲はイヤ。モダンでオシャレな流行りの曲がいい」というケースもあるでしょう。
そのため、両方のタイプをご紹介していますので、それぞれご自分の好みに合ったタイプや曲を選んでみてくださいね。
それでは、まずは定番の名曲からご紹介していきます。
古い洋楽で定番のおすすめアーティスト&曲5選
古い曲であっても、名曲としていつまでも残り続けている素晴らしい曲が数多くあります。
そういった名曲の中でも、学校の英語の授業でも取り上げられるような定番の洋楽がいくつかあります。
古い名曲のメリット
新しい曲も数多くある中、どうしてわざわざ古い名曲を聴く必要があるのでしょうか?
それは上でも触れた通り、洋楽の多くは韻を踏ませるため、歌詞がきちんとした文法通りでなかったり、また特に近年の流行りの曲の場合、歌詞の内容よりも気分を盛り上げることを狙って曲が作られていることも少なくありません。
そういった場合、曲のメロディが印象的なものであったり短いキャッチフレーズが繰り返されるなど、歌詞の内容や意味よりもリズム感や語感の方にウェイトが置かれがちです。
それに対し、古い名曲(特に学校の英語の授業で取り上げられるようなもの)というのはまず歌詞がしっかりと作られているものが多く、文法の面でも語彙の面でも勉強になることが多々あります。
そのため、しっかりと身に着けたい場合、こういった古い名曲を繰り返し聴きながら、歌詞を覚えてしまうくらいまで身に浸み込ませると効果的です。
では、おすすめのアーティスト&曲を見ていきましょう。
The Carpenters(カーペンターズ)
英語のリスニング曲として定番中の定番ですが、やはりカーペンターズはおすすめです。
アメリカ出身の兄妹のデュオです。
カーペンターズには名曲が数多くありますが、やはりリスニングにおすすめは "Yesterday Once More"です。
ミドルテンポの上、発音が明瞭で聞き取りやすく、また歌詞には、初心者が身に着けておくべき文法が色々と含まれています。
The Beatles(ビートルズ)
ビートルズは誰もが知っているイギリスのグループですが、名曲が多くあります。
その中でもリスニングにおすすめなのが、"Let It Be" です。
テンポもちょうど良く、歌詞の内容も非常に深いため、何度繰り返し聴いても色あせることがありません。
むしろ、歌詞がわかって聴くようになると、更に曲の良さが身に染みるようになるでしょう。
また、ビートルズのメンバーであったジョン・レノンの "Imagine” も同じくおすすめです。
Madonna(マドンナ)
言わずと知れたトップアーティスト・マドンナですが、リスニングにおすすめの曲があります。
"This Used to Be My Playground" という曲で、マドンナ本人も出演した映画『プリティ・リーグ』の主題歌です。
歌詞の内容が胸にグッと来るもので、また文法的にも良い勉強となるものも含まれています。
例えば、タイトルの "This Used to Be My Playground" ですが、このタイトルの意味はすんなり理解できますでしょうか?
英語学習にも良いですし、ただ音楽として聴くのにもおすすめの曲です。
Eric Clapton(エリック・クラプトン)
イギリス出身のエリック・クラプトンの曲でおすすめは、"Tears in Heaven" です。
幼くして亡くなった息子のために作られた曲で、スローテンポで歌詞も深く、名曲です。
Elton John(エルトン・ジョン)
イギリス出身のエルトン・ジョンも、やはりほとんどの方が知っているでしょう。
名曲が多くありますが、リスニングにおすすめなのが ”Your Song" です。
人によっては聞き取りずいらと感じることもあるかも知れませんが、イギリス英語を味わいたい方には特におすすめです。
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では続いて、よりモダンでオシャレな曲で英語を勉強したい方のために、近年のポップからおすすめを12選をご紹介していきます。
近年の洋楽でおすすめのアーティスト&曲 12選
1.Taylor Swift (テイラー・スウィフト)
テラスハウスの主題歌となった“We are never ever getting back together”で、日本でも一躍有名になったアーティスト。
ポップ歌手のイメージがありますが、もとはなんとカントリー歌手でした。
初期の曲はほとんどカントリー調のため、テンポもゆっくりで特に聞き取りやすいです。
リスニングを鍛えたい方は、初期の頃のアルバム ”Speak Now” や ”Fearless”の収録曲がおすすめです。
2.Shawn Mendes (ショーン・メンデス)
今一番ホットなカナダ人の若手アーティストです。
ギターを片手に聴かせる歌が多く、単語が聞き取りやすいです。
また、サビではシャウトするパートも多いので、発音がはっきりしています。
歌詞を追っていきやすいのは助かりますね。
3.Carly Rae Jepsen (カーリー・レイ・ジェプセン)
“Call Me Maybe”がヒットし有名になった、カナダ人アーティスト。
キャッチーなメロディーが多く、聴いているだけでハッピーな気持ちになる曲が多いです。
上の曲は、有名なヘアケアシャンプーのCMにも使われていたので、誰でも一度は耳にしたことがあるはず。
PVでは、オスカー俳優トム・ハンクスのおちゃめなダンス姿も見られ、遊び心が溢れているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
4.Cold Play (コールド・プレイ)
海外では不動の人気を確立している、イギリス人ロックバンドです。
ロックでも歌詞が聞き取りやすいメロディーなので、リスニングにもおすすめです。
特に上の曲は、NASAの宇宙飛行士がウェイクアップコールにも選定した、宇宙規模で有名な曲なので、一度は聴いてみる価値があるかもしれません。
5.Avril Lavigne (アヴリル・ラヴィーン)
“Girl Friend”が代表曲の、カナダ出身アーティスト。
彼女の曲は、なんといっても透き通る歌声が特徴的で、そのおかげで発音もとても聞き取りやすいです。
単語や文法もシンプルなものが多く、非常に分かりやすいので、英語学習初心者や中学生にはイチオシのアーティストです。
6.One Direction (ワン・ダイレクション)
世界的に有名なイギリス人アイドルグループ。既に解散してしまいましたが、数々の名曲を残しています。
どの曲も、ティーンズが聴きやすいようにシンプルかつノリのよい曲が多いです。
7.Clean Bandit (クリーン・バンディット)
クラシックとベース・ミュージックが融合させた、新たなジャンルの曲を製作する、イギリス人のエレクトロ・ユニットです。
毎回違うシンガーをヴォーカルとして迎えてコラボしているので、いろいろなタイプの英語が聞きたい人にとっては、おすすめのアーティストです。
上の曲は、スウェーデン出身のザラ・ラーソンの歌声ですが、クリアな声で、リスニング向きの曲です。
8.Selena Gomez (セレーナ・ゴメス)
ディズニー・チャンネルのドラマでご存知の方もいるのではないでしょうか。
女優としても有名ですが、歌手活動でもその実力が知られているアーティストです。
特に、初期のセレーナ・ゴメス&ザ・シーン時代の曲は、ポップで聞き取りやすい曲が多いです。
9.Bruno Mars (ブルーノ・マーズ)
耳に残るハスキーボイスが特徴的な、アメリカ人アーティスト。
テンポがよい曲が多く、バラードもサラッと歌いこなしています。
思わず口ずさみたくなる歌も多いので、一緒に歌っていたらいつの間にか上達していた、ということになりそうですね。
10.Ariana Grande (アリアナ・グランデ)
見た目の可愛らしさからは想像もできないほど、圧倒的な歌唱力を誇るアーティスト。
しっとりとしたバラードが多いのかと思いきや、R&B系のテンポを重視した曲も多いのが特徴です。
しっかりとした歌声で、英語を聞き取りつつも、リズムに乗りながら楽しくリスニングができます。
11. Charlie Puth (チャーリー・プース)
甘く切ない歌声で聴かせるイギリス人アーティスト。
アップテンポの曲からバラードまで幅広く歌いこなしているので、初心者も、また早めの聞き取りに挑戦したい方も、どちらも楽しめるアーティストです。
”We Don’t Talk Anymore”という曲では、前述のセレーナ・ゴメスともコラボしています。気になる方はチェックしてみてくださいね。
12.Ellie Goulding (エリー・ゴールディング)
こちらも透き通る歌声を持っている、イギリス人の女性アーティスト。
海外の恋愛映画の主題歌を手掛けることも多いので、海外映画好きならば、ご存知の方も多いもではないでしょうか。
耳に残る声をしているので、非常に聞き取りやすい歌手です。
特に、上の曲は文法も単語もシンプルなものが多いので、初心者におすすめです。
リスニング力アップに効果的なアプリ
リスニング向きの洋楽をご紹介してきましたが、いざ聴こうと思っても、音楽アプリはたくさんありますよね。
種類が豊富過ぎるので、逆に、どれを選べばいいのか迷ってしまいます。
そこで、洋楽で英語を勉強する方におすすめのアプリを、下記にご紹介いたします。
英語の勉強に役立つよう、ご紹介するのは歌詞表示機能がついているアプリのみです。
お悩み中の方は、ぜひ参考になさってくださいね。
Spotify(スポティファイ)
世界中で1億人以上の人が利用している、世界最大の音楽配信サービスです。
利用者の数から想像できるように、洋楽の配信曲数も世界一。
全体で4000万曲から好きな曲を聴くことができます。
残念ながら、無料版はオフラインでは再生できず、またシャッフルでしか再生することができません。
しかし、それさえ我慢すれば、無料版でも様々なアーティストの曲を楽しむことができます。
Amazon Music(アマゾン・ミュージック)
Amazonが運営する音楽配信サービスです。
「prime music」と「music unlimited」の2種類がありますが、アマゾンプライム会員ならばprime musicを、なんと追加費用なしで利用できます。
prime musicの配信曲数は100万曲。
music unlimitedの4000万曲よりは劣りますが、メジャーな洋楽はほぼ網羅されています。
既にアマゾンプライム会員として登録済みの方は、ぜひチェックしてみてください。
Apple MUSIC(アップル・ミュージック)
Appleが提供する音楽配信サービス。
iPhoneにデフォルトで入っている「ミュージック」アプリの有料版です。
通常は購入した曲しか聴くことができませんが、Apple MUSICに登録すれば、配信されている曲も含めて、聴き放題になります。
洋楽の配信数もSpotifyに負けないほど豊富です。
3ヵ月の無料お試し期間があるのも嬉しいところ。
iTunesと同期させて、CDや他の音楽プレイヤーに入っている曲も取り込むことができます。
iPhoneを利用している人にとっては、一番利便性の高いアプリと言えますね。
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まとめ
洋楽を身近なものにすれば、英語の勉強の上でも非常に大きな味方になってくれます。
特に、リスニング力を鍛える上で、生の発音が聞けるのは貴重なチャンス。
楽しみながら、このチャンスを逃すことがないようにしましょう。
毎日楽しく聴いていたら、知らない内にリスニング力が上がっていた、となる日も近いかもしれません。皆さんも、ぜひ好きなアーティストを見つけて、効果的にリスニング力をアップしてみてくださいね。