シンガポールで特に人気なのはマリーナ地区ですが、そのマリーナ地区にある定番の観光スポットの一つがシンガポールフライヤーです。
普通の観覧車とは一味も二味も違う、巨大で迫力満点のシンガポールフライヤーは、昼間はもちろんのこと、特にライトアップされる夕方の夜景がおすすめです!
そんなシンガポールフライヤーの値段や割引チケットの料金、予約方法について解説をしています。
(注:コロナ前と現在では、料金やプランに大きな変更がありましたので、こちらのサイトでは2023年2月時点、直接シンガポールフライヤーに問い合わせ、その最新版の情報を記載しています。ネット上の日本語サイトでは、まだ古い情報の料金のものが多く記載されていますので、注意が必要なようです)。
その他、ディナーやカクテルサービス、待ち時間、混雑状況や乗り方、施設情報(営業時間、トイレ、運休情報、フードコート、公式サイトなど)、アクセス方法も解説しています。
実際に行ってきた感想や口コミも紹介していますので、記事内の動画も参考にしながら、ぜひ参考にしてみて下さい。
ではまず、シンガポールフライヤーの特徴や魅力について、簡単に見ていきましょう。
シンガポールフライヤーとは?
シンガポールフライヤーは巨大な観覧車で、マリーナベイサンズをはじめ、マリーナ地区の景色を一望できる人気施設です。
普通、観覧車というと一つのゴンドラにつき2人~4人ほどのサイズのものが多いのですが、このシンガポールフライヤーの場合、何と一つのゴンドラにつき最大28人まで乗ることができます。
そしてゴンドラは透明のガラス張りのため、どの方向を見ても外の景色を堪能することができるのです。
また、乗車時間も一周するのに約30分かかりますので、その間ゆっくりとシンガポールの美しい街並みを空から楽しむことができます。
こちらは実際に私たちが乗った際に撮影した動画ですが、夜景や雰囲気が何となく感じられるかと思います。
シンガポールフライヤーからはマリーナベイサンズのほか、夜のライトアップショーで有名なガーデンズバイザベイも見えます。
ちなみに、ガーデンズバイザベイについてはこちらの記事にまとめていますので、夜のライトアップショーを見る際のおすすめのスポットなど参考にしてみて下さい。
そんなシンガポールフライヤーですが、値段はどのくらいなのでしょうか?
シンガポールフライヤーの値段と割引チケットの料金は?
シンガポールフライヤーには、いくつかのプランがありますが、現在のプランは以前のプランとは変更になり、このようになっています。
- フライヤー+タイムカプセルプラン:通常のゴンドラ乗車プランと、乗車後のタイムカプセル体験のコンビチケット
- スリングプラン:ゴンドラ内でカクテルが楽しめるプラン
- プレミアムシャンペンプラン:ゴンドラ内でシャンペンが楽しめるプラン
- スカイダイニングプラン:ゴンドラ内でディナーが楽しめるスカイダイニングプラン
- 貸し切りプラン:1つのゴンドラをプライベートに貸し切りできるプラン
- 時期限定プラン:時期により、様々なテーマのプランがある場合あり
などがあります。
この中で、特に人気のプランを順に見ていきましょう。まずはスタンダードのプランの場合の値段です。
シンガポールフライヤー+タイムカプセルプランの値段・料金
シンガポールフライヤーとタイムカプセルがセットになっている通常プランの値段は
- 大人:40シンガポールドル(約4,000円)
- 小人(3歳~12歳):25シンガポールドル(2,500円)
- シニア(60歳以上):25シンガポールドル(2,500円)
となっています(1シンガポールドル=100円で計算)。
こちらはゴンドラに乗り、普通に1周するプランになります。そして乗車後、シンガポールの過去から現在が体験できるタイムカプセルが利用できるプランです。
スタンダードなプランで、一番人気です。
時間は14:00~21:30(最終出発は21:15)となっています。
※以前は、タイムカプセルなしのゴンドラ乗車のみの料金があり、その際は大人一人33シンガポールドルでした。
ですが、現在はタイムカプセルとのコンビチケットになり、40ドルとなっています。
念のため、シンガポールフライヤーに確認のために直接問い合わせてもみたのですが、今はシンガポールフライヤーのみのプランはなく、このコンビプランがスタンダードなものなのだそうです。
シンガポールフライヤーのカクテルプランの値段・料金
他にも、シンガポールフライヤーでは、ゴンドラ内でシンガポールのカクテル(シンガポール・スリング)が楽しめるカクテルプランもあります。
料金は
- 大人(13歳以上):69シンガポールドル(約6,900円)
- 小人(3歳~12歳):31シンガポールドル(約3,100円)
となっています。
時間は1日3回で、16:30、18:30、19:30です。
ただし、3歳~17歳にはカクテルではなく、ノンアルコールのモクテルが用意されます。
時間は30分、1周分になります。
こちらはゴンドラ貸し切りではなく、他の乗客とともにカクテルを楽しむ形になります。
シンガポールフライヤーのシャンペンプランの値段・料金
シンガポールフライヤーで、シャンペンを楽しみながら1周(30分)できるプランです。
料金は、大人1人当たり79 シンガポールドル(約7,900円)となっています。
時間は1日4回で、15:00、17:00、19:00、20:00です。
シンガポールフライヤーでディナーができるスカイダイニングプランの値段・料金
シンガポールフライヤーでは、巨大ゴンドラの中にイスとテーブルがセッティングされ、そこでディナーを楽しめるプラン(Singapore Flyer Sky Dining)もあります。
料金は177.61シンガポールドル(約17,800円)です(料金は時期によっては変更になることがあります)。
時間は火曜日を除く毎日1日1回で、19:00 (チェックイン:18:30) です。
360度のパノラマ夜景を背景に、約1時間(2周分)の間、洋食・中華・ベジタリアン(メニューは自分で選択)のコース料理を楽しむことができ、とてもロマンチックです。
ただ注意点は、公式サイトや下や予約サイトなどの写真を見ると、2人だけでゴンドラに乗れるようなイメージですが、実際はゴンドラ貸し切りプランは別にあり(下で別途記載)、こちらのディナープランでは他の乗客も同じゴンドラ内で食事をする形になります。
1つのゴンドラ内にその時期に予約した人数分のイスとテーブルがセッティングされ、そこでディナーを楽しむ形となりますので、貸し切りプランではないというところは注意が必要です。
シンガポールフライヤーの貸し切りプランの値段・料金
シンガポールフライヤーの1ゴンドラを、プライベートでまるまる貸し切りにできるプランです。
料金は1ゴンドラ貸し切りで1,500シンガポールドル(約15万円)です。
時間は14:00~21:30のうち、好きな時間を選ぶことができ、1周(30分)のプランで、その間、プライベートな空間で楽しむことができます。
こうして料金を見てみると、通常のプランでも1人4,000円はかかり、 観覧車に4,000円ちょっととは結構高く感じるかも知れません。
ですが、実際に乗ってみると、シンガポールの中でもマリーナ地区にあることと、やはり他ではなかなか体験できない、巨大ゴンドラで空からゆったりと美しい景色を眺めることができることを考えると、旅の経験として思い出になるとは感じています。
そうは言っても、家族連れとなるとやはり料金がかさんでしまうのも事実ですが、そこでおすすめなのが割引チケットを利用する方法です。
おすすめなのが、日本語でも予約できる大手旅行会社のサイトで予約する方法です。
続いて、割引料金で予約できる、おすすめの予約サイトをご紹介しておきます。
シンガポールフライヤーの予約方法!日本語でもOK
シンガポールフライヤーの予約方法は色々とあるものの、多くの旅行者にとって利用しやすい方法は、以下のような予約サイトで予約をする方法です。
こちらのkkdayだと、日本語で予約でき、信頼できる旅行会社なので実際に我が家でもよく利用しています。
特におすすめなのが、こちらのシンガポールフライヤーのチケットに、搭乗後のタイムカプセルへのチケットつきのコンビで、こちらのクーポンを使えば、5%引きで買え、公式サイトで購入するよりもかなりお得です!
5%オフになる割引クーポンはこちらです ↓
予約の時には、このクーポンコードを入力すれば、割引料金で利用できますよ!
ですがせっかく高いお金を払ってシンガポールフライヤーに乗るのに、待ち時間が長いと疲れてしまいますよね。
そこで、シンガポールフライヤーの待ち時間や混雑状況・おすすめの時間について解説していきます。
シンガポールフライヤーの待ち時間や混雑状況&おすすめの時間帯は?
シンガポールフライヤーの待ち時間&混雑状況
シンガポールフライヤーの待ち時間は、比較的空いている時間順にまとめると
- 平日の昼間:5分~10分ほど
- 平日の夕方:10分~20分ほど
- 平日の夜:5分~10分ほど
- 土日祝日の昼間:10分~20分ほど
- 土日祝日の夕方:20分~30分ほど
- 土日祝日の夜:15分~20分ほど
のことが多いようです。
職員の方に尋ねてみたところ、最近では一番混んでいるのは土日祝日の夕方で、それでも一番混雑していても20分~30分もあれば乗れるそうです。
私たちが行ったのは平日の夜21時過ぎだったのですが、かなり空いていて、待ち時間は数分ほどでした。
ただ、待ち時間や混雑状況というのは、団体旅行者がどれだけいるかによって大きく変わって来ますので、ある意味運次第だとも言うことができます。
特に中国の団体旅行者は大人数の傾向があるため、同じ時間帯にぶつかってしまうとかなり混んでしまうことがあります。
ただ、一見列が長いように見えても、シンガポールフライヤーは1つのゴンドラにつき28人乗れるため、意外と早く列は進んでいきますので、それほど心配する必要はありません。
シンガポールフライヤーのおすすめの時間帯
とは言っても、できるだけ混雑を避けたい場合、そしてできるだけコスパの良いおすすめの時間帯を挙げるとすると、
平日の日没後
がおすすめです。
その理由は、
- ツアーを利用した団体旅行者が少ない
- サンセットの時間を過ぎているため、夜でもそれほど人が多くない
- 夜景がキレイに見られる
などが挙げられます。
私たちが行った際も、ほとんどのゴンドラには2人~6人ほどしかおらず、ほぼ貸し切り状態でした。
そのため、1周する間に好きなだけ位置を移動して様々な方角の景色を楽しむことができますし、写真や動画も楽に撮影することができます。
もしスケジュール的に可能であれば、できればこの平日の夜に訪れるのがおすすめです。
では続いて、営業時間を含む、シンガポールフライヤーの施設情報について見ていきましょう。
シンガポールフライヤーの施設情報
シンガポールフライヤーを訪れるのに知っておくと便利な施設情報についてまとめておきます。
シンガポールフライヤーの営業時間
まず、シンガポールフライヤーの営業時間は
- 13:45~21:15(チケットカウンターの営業時間)
となっています。
そして、上でご紹介した各プランによって稼働時間が異なっていますので、予定を組む際には下の時間を参考にしてみて下さい。
- 通常プラン:14:00~21:30(最終チェックインは21:15)
- カクテルプラン(1日3回):16:30、18:30、19:30
- シャンペンプラン(1日4回):15:00、17:00、19:00、20:00
- ディナープラン(1日1回/火曜日以外): 19:00 (チェックイン:18:30)
- 貸し切りプラン:14:00~21:30
- 時期限定プラン:プランにより異なる(詳細はシンガポールフライヤー公式サイトを参照)
続いて、シンガポールフライヤーの乗り方について見てみましょう。
シンガポールフライヤーの乗り方
シンガポールフライヤーは巨大な観覧車ですが、どうやって乗るのかその乗り方が気になる方もいるかと思います。
乗り方は、
- 1階のチケットカウンターでチケットを購入
- エスカレーターで2階に上がり、そのまま順路を進んでいく
- ゲートに係員の方がいるため、そこでチケットを渡して入場
- 更に道なりに順路を歩いて行く
- フライヤーの乗り場付近に着くと、数列になって待機
- 係員の案内で、順にゴンドラに乗車
といった流れになっています。
係員の方も親切ですし、乗り場までの道順はわかりやすくなっていますので、心配はいりませんので大丈夫ですよ。
では続いて、シンガポールフライヤーのトイレ事情について見てみましょう。
シンガポールフライヤーのトイレ事情
シンガポールフライヤーでは、ゴンドラ内にはトイレはありません。
1周するのに約30分かかりますので、トイレは乗車前にすませておくのがおすすめです。
施設内では下でご紹介するフードコートの近く(1F) にトイレがありますので、そこを利用すると便利です。
トレイは結構清潔ですので、安心して使えますよ。
続いて、シンガポールフライヤーのフードコートやレストランについて見てみましょう。
シンガポールフライヤーのフードコート&レストラン
シンガポールフライヤーでは、施設内にフードコートやレストランがありますので、食事も楽しむことができます。
中でもおすすめは、気軽に食べられる1F にあるフードコードです。
パッと食べてからシンガポールフライヤーに乗りたい場合などにおすすめです。
次に、シンガポールフライヤーの運休情報についても見ておきましょう
シンガポールフライヤーの運休情報は公式サイト&ホテルで確認を
シンガポールフライヤーは基本的に定休日というものはなく、年中無休となっています。
ただ、時期によっては安全点検やメンテナンスのために運休となることもあります。
ライトアップされているのに、行ってみたら運休中だった・・・というガッカリな声も寄せられています。
そのため、行く際には念のため、公式サイトで確認してから行くのがおすすめです。
ただ、この公式サイトは残念ながらちょっとわかりにくく、運休中でも情報が見つけにくいことがあります。
そのため、宿泊先のホテルで最新情報について聞いてみるのが一番簡単な方法かと思います。
万が一ホテルの方が知らなくとも、ホテルの方であればシンガポールフライヤーに直接電話をして問い合わせをしてくれることもありますので、不安であればホテルの方に相談してみるのがおすすめです。
それでは、シンガポールフライヤーまでの行き方&アクセス方法について見ていきましょう。
シンガポールフライヤーの行き方&アクセス方法
シンガポールフライヤーに行くのにおすすめの方法は
- MRT(地下鉄)
または - タクシー
になります。
それぞれ、順に見てみましょう。
MRTを利用してシンガポールフライヤーに行く場合
シンガポールフライヤーはアクセスが良く、MRTの駅から徒歩で5~6分のところにあります。
最寄り駅はプロムナード(Promenade)駅で、黄色のサークルラインと青色のダウンタウンラインの両方が使えます。
プロムナード駅に着いたら、A出口を目指します。
A出口を出ると、前方右側には大きなシンガポールフライヤーの姿が見えますので、わかりやすくなっています。
道路をまず前方に渡り、あとは真っすぐ道なりにシンガポールフライヤーの方向へと歩いて行けばOKです。
次に、タクシーを利用する場合についても見ておきましょう。
タクシーを利用してシンガポールフライヤーに行く場合
タクシーを利用してシンガポールフライヤーに行く場合、運転手さんに「シンガポールフライヤー」と言えば入り口まで連れて行ってくれます。
流しのタクシーでも良いですし、Uberを利用するのも料金が若干安くなるためおすすめです。
タクシーで行くのが良いかMRTで行くのが良いのかは、現在いる位置にもよりますので、下の地図で確認をしてみて決めると良いでしょう。
では最後に、シンガポールフライヤーに実際に乗ってみた感想と他の方々の口コミをご紹介しておきます。
シンガポールフライヤーの実際の感想&口コミ
シンガポールフライヤーの感想
正直言うと、最初は値段も結構することもあり、行くかどうか迷っていたところがありました。
ただ、せっかくの機会なので、割引チケットを利用して夜景を見るつもりで行ってみたところ、人も少なくほぼ貸し切り状態で、結果は大満足でした。
これまでの観覧車のイメージとは違い、ガラス張りで歩き回りながら360度見渡せるため、シンガポールの街並みや海を高い位置から体験でき、ちょっとした空中散歩のような雰囲気が味わえました。
乗客は2人連れ(女性同士、またはカップルや夫婦)が多く、その他にも家族で来ている人もいました。
ただ上でも触れたように、1台のゴンドラには28人も乗れるため、1人で乗車するのも全く違和感なく利用できそうです。
夕方以降はライトアップや夜景で特にロマンチックな雰囲気になりますので、プロポーズなど特別なイベントとして利用するのも良い思い出となるかと思います。
また、職員の方々がみな感じが良く、サービスも配慮が行き届いていて良かったと感じました。
施設全体の雰囲気からしても、細部に気を配っているのが感じられ、「これだけの施設を維持するには、やはり値段が少々高めなのは仕方がないのだなあ」と納得できましたので、結果的には行って良かったと感じました。
それでは念のため、私たちの個人的な感想だけでなく、他の方々の口コミもご紹介しておきます。
シンガポールフライヤーの口コミ
シンガポールフライヤーのネットでの口コミを見てみると、中には運休中で乗れなかったというガッカリの声もありますが、訪れた人の評価は概ね良いものが多いようです。
良い評価と悪い評価で代表的なものをそれぞれまとめてみます。
ポジティブな口コミ
- セレブな気分が味わえます
- 一番優雅に過ごせる観覧車でした
- 一度は乗ってみるのがおすすめ!
- 夜景が最高!
- 高所恐怖症でも、端っこに行かなければ楽しめた
ネガティブな口コミ
- 値段が結構高い
- 運休中でやっておらず、ホームページの案内もわかりにくい
- 一度乗れば十分かなあ・・・
このように、ポジティブな口コミとネガティブな口コミとがありますが、乗った人は概ね満足のようです。
いずれにしろ、「1度は乗ってみるのがおすすめ!」といった見解が多く、私たちも個人的に乗ってみて良かったと感じていますので、まだ乗ったことがない方は是非乗ってみるのがおすすめです。
まとめ
シンガポールで人気のマリーナ地区にある、シンガポールフライヤーについて、値段や施設情報(営業時間、トイレ、運休情報、フードコート、公式サイト)、アクセス方法、そして実際に行ってきた感想や口コミ情報をまとめてみました。
シンガポールフライヤーの値段はちょっと高めですが、日本語で予約できるサイトもあり、割引チケットを使えばもう少し安い料金で利用できますし、とにかく夜景が見ものですので、是非一度は訪れてほしいスポットです。
また、もしより特別なイベントが良ければ、シンガポールフライヤーでディナーやカクテルが楽しめるプランもありますので、そういったプランも楽しいかと思います。
待ち時間は空いていれば5分ほど、混んでいる時でも30分ほどあれば乗れますので、それほど心配する必要はありません。
ただ、やはりサンセットが見られる夕方辺りは混雑しやすいため、日没後が空いている上に夜景がきれいですので、おすすめですよ。