みなさんこんにちは、編集部の桃香です。
このコーナーでは、スウェーデン在住18年目の筆者が日常生活や、面白かったこと、子育てなどについて、気ままに綴っていく予定です。
第一弾はスウェーデンのチーズについてお話します♪
スウェーデンのチーズ売り場
スウェーデン人はとにかく乳製品が大好き!
スーパーのチーズコーナーはとても大きく、たくさんの種類のチーズがあります。
これ、全部チーズなんです!
チーズ専門店などではなく、ごく普通のスーパーはみんなこんな感じです。
Ostとは、スウェーデン語でチーズのことで、このような売り場の他にも、特別なチーズコーナーが、更に設置されていることもあります。
日本だと、最近でこそチーズの種類が増えてきたものの、こんなに種類はないですよね。
日本でも売られている一般的なチーズはもちろんのこと、ブルーチーズも種類が豊富で、その他、唐辛子入りのチーズなど見てるだけでも楽しい♪
冒頭でも書いた通り、スウェーデン人にとって乳製品は大事なお友達。
冷蔵庫には必ず巨大チーズや、バターの他にも、生クリーム、ヨーグルトといったものが常備され、毎日の必需品です。
それでは我が家の定番チーズをご紹介します!
我が家の定番チーズprästost
我が家も、チーズは特に子供たちが大好きで、Prästostという種類のものは絶対に切らさないよう、子供たちから厳しく言われています。(笑)
我が家の冷蔵庫に必ず入っているこのチーズは、約700gでスライスなどはされておらず、塊のままです。
日本の雪印6pチーズがひと箱約100gですので、その7倍ですね!
味は日本人にも親しみやすい味だと思います。
そのままでも美味しいし、パンやクラッカーに乗せても美味しく癖のない味です。
いつも購入しているスーパーだと、一個70~75krの間で売られていることが多いです。
今のレートだと、日本円で約900円くらいです。
スウェーデンでも、日本のようなスライスチーズももちろん売られているのですが、割高なため、一人暮らしなどの人を除いてはこのような塊のチーズを購入することが多いです。
ところどころ穴が空いていて、よくネズミと一緒にイラストで出てくるような、そんな感じのチーズ。
側面には、ワックスがついており、食べる前に取り除きます。
熟成させた丸いチーズを、分割して売っているので、ワックスはついたままになっています。
チーズを食べる時は、このようなチーズ専用スライサーで上から削って食べます。
次に、スウェーデンの一般家庭で人気のチーズをご紹介します!
スウェーデンの巨大チーズ『家庭のチーズ』
スウェーデンで小さい子供がいる家庭から絶大な人気を誇るのが、『家庭のチーズ』です。
先日いつものスーパーで、そのチーズがセールで安く売っているのを発見。
いつものチーズとは、セールでなければそこまで値段に大差はないのですが、なにより大容量ですし、たまにはこれにしてみるのも良いかと、購入しました。
冒頭でも書いた通り、こちらは主に、子供がいる家族から人気のチーズで、名前も『家庭のチーズ』という親しみ溢れる、ネーミニング。
さらに家庭用だけあって、期待を裏切らないそのボリュームも人気の理由です。
私が購入したのは、1キロちょっとのもので、横からの厚みも凄い!
お店では、同じ種類で内容量が2,2kgのものも売っています。
2,2kgなので、このチーズを上下2個並べた感じですが、大変大きいです。(写真を撮り忘れました・・・)
冷蔵庫でも、開けた時のその存在感たるや、立派なものです。
そんなにチーズって食べるものなの?!と、最初はびっくりしたのですが、子持ちの友人家族などは、セールの時にこの2,2kgを数個購入しているそうです。
冷蔵庫で未開封で保存しておけば、かなり日持ちするので、チーズを良く食べる家庭では、確かにお得ですね。
スウェーデン産『家庭のチーズ』子供たちの感想は?!
チーズ好きな我が家の子供たちが、たくさん食べられると思い、購入したみんな大好き『家庭のチーズ』。
ところがこの巨大な『家庭のチーズ』、我が家の子供たちからは大変不評で、全く食べてくれませんでした。(汗)
子供のいる家族には、定番中の定番チーズなのに?!
1㎏以上もあるのにどうするのこれ・・・
なんでも、息子曰く「チーズの深みが感じられない。」とのこと。
子供用に作られたチーズなのに、当の子供からは、深みがないなどとけなされるとは、なんということでしょう・・・
結局このチーズは私と夫が食べ、子供たちはいつものチーズでご満悦の様子。
ただ、このチーズの名誉のためにも、良い点もあげておきたいと思います。
それは、「このチーズには、周りにワックスがついていない」ということ!
なぜそれが良い点かというと、小さい子供といういのは、空腹になるととにかくグズリますよね。
こんな状態になってる子供の横で、ママやパパはパンを出して、バターを塗って、チーズをスライスして乗せて・・・という作業を音速のごとく行う必要があります。
この大音量の中で、かなりストレスなんですよね~。
そんなときに限って、Prästostなどワックスがついているチーズは、ワックスを削らないとチーズをスライスできない状態だったりするんです。
「こんな時に限って~!ワックスめ~~!」
などど慌ててワックスを削ろうとすると、勢い余って親指をスライサーが直撃する事もありえますので、注意が必要です。(筆者経験アリ。)
ところがどうでしょう、『家庭のチーズ』ならワックスはついていませんので、親指を傷つける心配もありませんし、少し心に余裕ができますよね。
「ほら〇〇ちゃん、もうすぐできますからね~♪」
などと、笑みを浮かべながら対応できるという、余裕がうまれるわけです。
とは言え、我が家ではこの巨大家庭チーズは、もう買うことはなさそうです。
結構おいしいと思うんだけどなぁ・・・
それでは、また次回をお楽しみに!