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上海空港はどっちが便利?虹橋と浦東国際空港から市内へのアクセス・移動方法!

上海

上海といえば、ディズニーランドが2016年に開園したりと、日本からも沢山の観光客が訪れる人気の都市ですね。

この記事では、上海に行くには誰もが利用する、上海空港についてご紹介します。

上海には空港が2か所あり、日本からは浦東空港(プードン)と、虹橋空港(ホンチャオ)へのフライトになります。

 

ですが、このように2か所もあると「どっちの上海空港を利用するのがいいんだろう?どんな違いがあるの?」

迷ってしまいますよね。

それぞれの空港について、詳しく見ていきましょう。

また、それぞれの空港から市内へのアクセス移動方法なども詳しくご紹介します。

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2つある上海空港の違いは? どっちを使う?

上海の国際空港は2か所

冒頭で触れたように、上海には上海浦東国際空港と上海虹橋国際空港と2つの空港があります。

浦東は市内の東部に、虹橋は市内の西部の位置しています。

日本人の多くは、浦東空港を利用していますが、それは何故でしょうか?

 

何が違うの?どっちが便利?

浦東空港も虹橋空港も、どちらも国際空港なのですが、国際線の発着便は圧倒的に浦東空港が多く、日本からの発着便も多くは浦東空港となります。

そのため、日本人の多くは浦東空港を利用しています。

わかりやすく例えるなら、浦東空港は日本の成田空港、虹橋空港は羽田空港に近いイメージでしょうか。

もちろん、どちらの空港も、国際便・国内便それぞれあるのですが、あえて違いを挙げるならこの点になるでしょう。

 

では、まずは多くの日本人が利用する、浦東空港から詳しく見ていきましょう。

 

上海浦東国際空港(プードン空港)

上海浦東国際空港の出発ロビー

浦東国際空港は市内東部に位置しています。大都市上海のメイン空港であり、多くの人が利用するため、かなり大きい空港です。

比較的わかりやすい作りになっていますので、迷うことは少ないと思いますので、ご安心ください!

 

空港には第1ターミナルと第2ターミナルがあり、利用する航空会社によりどちらを利用するかは異なりますので、事前に確認するようにしましょう。

この空港は多くの外国人客も利用するため、各国料理のレストランが立ち並び、とても国際的な雰囲気を感じられます。

最近では、免税店も以前より充実してきた印象があります。

 

続いて、浦東空港からどのように市内へアクセスできるのか、その移動方法について詳しく見ていきましょう。

 

浦東空港から市内へのアクセス方法&料金・所要時間

 

市内へのアクセスは比較的スムーズで、それほどの不便さを感じることはないでしょう。

また、移動にかかる料金も日本より安いのが嬉しいところです。

また、リニアモーターカーもありますので、興味があれば是非お試しください。鉄道ファンの方にはおすすめでし、また、観光客も利用しているのを見かけることがあります。

市内への移動手段には主に

  • タクシー
  • 地下鉄
  • リニアモーターカー
  • EGOBUS
  • エアポートバス

があります。

目的地や移動にかける予算などにより、選ぶと良いでしょう。

それでは、それぞれについて順に見ていきましょう。

 

タクシー

上海浦東国際空港から市内までタクシ

一番割高ではありますが、一番便利に目的地まで到着できるのは、やはりタクシーでしょう。

日本と比較すると、上海市内のタクシーは割安感がありますので、複数人であればタクシーも選択肢になると思います。

ただし、最大で4人までの乗車(ドライバーを除く)、そして荷物が多い場合には、多くても3人までの乗車となりますので、ご注意下さい。

 

料金と所要時間

目的地が浦東の中心部の場合

  • 料金:100元~150元(約1,700円から2,500円)
  • 所要時間:約30分

目的地が市内西部(虹橋や古北など)の場合

  • 料金:200元(約3,400円)
  • 所要時間:約50分

 

ぼったくりに注意!

最近ではタクシーのぼったくりはめっきり減りましたが、ごくまれに悪質なケースに合うこともあるようです。

上述のおおよその目安より何倍も高額な料金を請求された場合には、タクシー会社へ連絡し、返金を求めることも可能です。

しかしながら、時間も労力もかかる上に言葉の問題もあり、実際には難しいかもしれません。

 

また、言葉が不安な場合には、行き先は紙に書いてドライバーに渡すのも良い方法です。

通常は、通りの名前を書いて渡すとスムーズです。

「〇〇路、〇〇路」(〇〇通りと〇〇通りが交差するところ)という感じで書くと良いでしょう。

「路」とは、中国語で「~通り」の意味です。

 

地下鉄

上海虹橋空港から地下鉄

市内中心部へのアクセスで、一番安いのは何といっても地下鉄です。

 

料金と所要時間

  • 料金 : 10元以下(170円以下)
  • 所要時間 : 中心部・南京東路駅まで乗換なしで約1時間(地下鉄2号線を利用)
    市内西部(虹橋方面)までは、1時間半

乗り換なしで目的地まで行けるのであれば、非常に便利でお得ですよね!

ただし、上海の地下鉄は東京と同様に通勤ラッシュがあり、朝晩はとても混雑しますので、その時間帯はできるだけ避けた方が良いでしょう。

週末はラッシュはありませんが、それなりに人は多いですので、家族連れの場合などはお子さんがはぐれないように注意をしましょう。

 

リニアモーターカー

上海のリニアモーターカー

リニアモーターカーは、上海トランスラピッドとも呼ばれ、中国語での正式名称は「磁浮列車」、英語で「Maglev」と表記されます。

日本ではまだ開発途中のリニアですが、上海で乗ってみるとよい思い出になると思います。

チケットは当日に駅の券売機で購入できます。

列車内に速度計があるので、見ていると面白いと思います。車内は意外と質素な感じですよ。

 

料金と所要時間

  • 料金 : 50元(約850円)
  • 所要時間 : 浦東空港から市内東部の龍陽路駅まで約7分20秒

現在のところ、開通している距離は約30キロで、浦東空港からは市内東部の龍陽路駅までしか通っていません。

そのため、浦東空港からリニアモーターカーに乗る場合、まずは龍陽路駅まで行き、市内中心部へはそこで乗り換えが必要になります(地下鉄2号線と7号線です)。

リニアモーターカーの速さは、何と世界最高記録の時速431キロ(!)にもなります。

ただし、常にこの速度で走行しているわけではなく、その時の状況により多少変動します。

 

EGOBUS

EGOBUSは8人乗りの相乗りのようなミニバス(シャトルバス)で、中国語で「上海机场穿梭巴士」と表記されます。

空港から上海市内の提携している主要ホテルや観光スポット等へ運航しています。

EGOBUSの特徴は、エコカーを使ってのシャトルバスサービスで、上海市の交通局から認定を受けた初めての会社となっています。

そのため、「環境に優しく、そして快適に」をモットーにしています。

車内にはレザーシートが使われ、ペットボトルの水や無料Wi-Fiが提供されています。

 

事前予約が必要!

このEGOBUSに乗るには、下のホームページより事前予約が必要です。

日本語での予約も可能で、1時間半前までに予約する必要があります。

ただ、上海行きのフライトは遅延することも多いことを考えると、空港からホテルへのEGOBUSの利用は、難しいかもしれません。

逆に、日本へ帰国する際は、滞在するホテルによっては、空港へのアクセスには便利かもしれませんので、検討してみるのもいいかもしれませんね。

予約はこちらのページからできます。

 

料金と所要時間

  • 料金 : 片道68元(約1,200円)、往復116元(約2,000円)
  • 所要時間 : 浦東空港からディズニーランドの公式ホテルまでは約30分

所要時間は、行き先のホテルや観光地によって変わりますので、一例として浦東空港からディズニーランドの公式ホテルまでの時間をあげてあります。

2人以上のグループなら、タクシーの方がお得感がありますね。

 

支払い方法

支払いの方法は、基本的には

  • 微信(WeChat)
  • 支払宝(AliPay)
  • 銀聯(Union Pay)
  • PayPal

での支払いとなるため、これらを利用できることが条件となります。

空港のEGOBUSカウンターで予約をすれば、日本のクレジットカードでの支払いも可能です。

買い方が限られている点はちょっと不便ですが、料金が決まっているため、ぼったくりがないのが安心できる点でしょう。

 

エアポートバス

エアポートバスは、上でご紹介した8人乗りのEGOBUSとは違い、一般的なリムジンバスです。

市内の主だったエリアへ10路線運行しています。

それぞれ、10分から30分間隔で運行されています。

中国語での表記は『机场专线』ですので、到着ロビーをから外に出て、この表記を見つけて下さい。

切符は到着ロビーか、車内で購入することができます。

 

料金と所要時間

  • 料金 : 2元~40元(約40円~680円)
  • 所要時間 : 市内中心まで約1時間

行き先は以下の通りです。様々なルートを通るため、土地勘がないと使いこなすのが少々難しいかもしれません。

あらかじめ、予約したホテルの場所をよく確認し、どのルートが近いのか調べておく必要があります。

一線:虹橋国際空港、虹橋駅方面

二線:静安寺方面

三線:銀河賓館方面 (地下鉄龍陽路駅、打浦路駅経由)

四線:魯人公園方面

五線:上海駅方面

六線:中山公園方面(地下鉄龍陽路駅、老西門などを経由)

七線:上海南駅方面

八線:南汇バスターミナル方面

機場環一線:航城園(公安分局、指揮部、航空公司など)

守航線:上海虹橋国際空港第1ターミナル(地下鉄龍陽路駅、東方医院、浙江中路などを経由)

 

上海に行くにあたって、空港からのアクセス方法以外にも、ホテル選びに迷われている方もいるのではないでしょうか?

上海は物価が高く、ホテル代も一般的に高くなっています。

そんな上海のホテルの中でも、上海在住者がおすすめ比較的安く安全でコスパが良いホテルを12選こちらにまとめていますので、あわせて参考にしてみて下さい。

 

続いて、2つ目の空港である、上海虹橋国際空港について見ていきましょう。

 

上海虹橋国際空港(ホンチャオ空港)

 

虹橋国際空港は市内西部に位置しています。

国際線も発着しますが、どちらかと言うと国内線で利用するのがメインの空港です。

こちらの空港も、第1ターミナルと第2ターミナルがあります。

2つのターミナルは離れているため、移動する場合にはシャトルバスを利用する必要があります。

15分間隔で運行されており、約15分の乗車時間です。

 

それでは、虹橋空港から市内へのアクセスや移動方法を見ていきましょう。

 

虹橋空港から市内へのアクセス方法&料金・所要時間

虹橋航空からの市内へのアクセスも、比較的スムーズに行うことができます。

移動方法は

  • タクシー
  • 地下鉄
  • 路線バス
  • EGOBUS

があります。

こちらも目的地や移動にかける予算などにより、選んで下さいね。

それでは、それぞれについて順に見ていきましょう。

 

タクシー

上海のタクシ
荷物が多い場合には、やはりタクシーが便利かと思います。

 

料金と所要時間

目的地が市内西部の虹橋エリアの場合

  • 料金 : 50元~70元(約850円~1,200円)
  • 所要時間 : 約30分

目的地が市内中心部の静安寺、南京東路、人民広場方面

  • 料金 : 80元~120元程(1,400円~2,000円)
  • 所要時間 : 約50分

 

地下鉄

上海浦東国際空港から地下鉄

地下鉄10号線で、空港から市内中心部へ行くことができます。

 

料金と所要時間

市内西部の虹橋駅まで

  • 料金 : 4元(約70円)
  • 所要時間 : 約15分

南京東路まで

  • 料金 : 6元(約100円)
  • 所要時間 : 約35分

 

路線バス

上海空港から市内移動のバス

虹橋空港第1ターミナルからは、エアポートバスは出ておらず、路線バスのみとなります。

3路線あり、行き先は以下の通りです。

  • 806路:盧浦大橋(上海動物園、虹許路、交通大学、徐家汇などを経由)
  • 807路:清涧新村(上海動物園、天山路、金沙江路などを経由)
  • 1207路:上海動物園

 

料金と所要時間

  • 料金 : どこまで乗ってもたったの2元(約35円)
  • 所要時間 : 市内中心部まで15分から1時間

とても安いのですが、道路工事などの影響でルートが少々変更されることも珍しくなく、乗り慣れていないと難易度は高いかもしれません。

現金での支払いはお釣りがでないので、2元ちょうどを小銭で用意しましょう。

もしくは地下鉄の駅で、地下鉄とバス共通のプリペイドカードを購入し、利用することも可能です。

上海の路線バスの中

 

虹橋空港第2ターミナルからは以下のバスが運行されています。

  • 機場一線:浦東国際空港行き
  • 941路:上海駅行き(上海動物園、虹橋路、水城路、中山公園などを経由)
  • 虹橋枢纽4路:紫竹科技園区行き(七宝、蓮花南路などを経由)
  • 虹橋枢纽9路:地下鉄11号線嘉定西駅行き(申昆路、陸家山路などを経由)

 

EGOBUS

浦東空港でご紹介したEGOBUSは、虹橋空港でも利用可能です。

詳しくは上でご紹介した、浦東空港から市内へのアクセス方法のEGOBUSについての説明を参考にしてみて下さい。

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まとめ

上海に2か所ある国際空港の浦東空港と虹橋空港について、また、それぞれの空港から市内への移動方法や所要時間・料金についてもご紹介しました。

どっちも市内中心部へのアクセスは、長くても1時間程度です。

予算や移動先に応じて、お好みの移動方法を選んでみてください。

 

上海空港は、日本の空港とも違う、かと言って東南アジアの喧騒とも違う雰囲気が漂う空港です。

「やはりここは中国なんだな」と、ぜひ実際に肌で感じていただければと思います。

 

[担当:Morrisville|編集:運営スタッフ]

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