中国の旧正月2019|春節の期間&休みはいつ?挨拶や食べ物など祝い方・過ごし方を紹介

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中国では旧正月(春節)が一年で最も大きな行事の一つとなっており、この時期は大型連休となります。

ただ、この旧正月の日にちというのは年々変わるのです。

そんな中国の2019年の旧正月の期間や休みはいつなのか、そして春節特有の挨拶や食べ物、祝い方や習慣など、中国人の旧正月の過ごし方について解説します。

私は3年前から上海に住んでおり、今回の記事では周囲の親しい中国人の方々から協力を得て、生の情報をお届けします。

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中国の旧正月とは?春節とは何?

日本では「旧正月」といった呼び方をしますが、中国では春節と呼ばれています。

一年を通じて中国で一番大事な行事と言えるでしょう。

そもそも旧正月・春節とは、旧暦での正月のことです。

毎年だいたい1月下旬~2月のことが多いのですが、日にちは毎年変わります。

 

日本でも明治維新までは太陰暦を使用していたため、旧暦で正月を祝っていましたが、その後は西洋諸国と同じ太陽暦が採用され、それにより現在の暦になりました。

アジアでは現在でも旧暦で正月を祝う国が多く、韓国、台湾、シンガポール、マレーシア、ベトナム等でもこの時期は休日になっています。

そのため、日本では1月1日を正月としてお祝いしていますが、太陰暦の旧正月をお祝いするこれらの国々では、1月1日はそれほど大きな意味を持つものではなく、旧正月の時期に盛大なお祝いをするのです。

2019年の旧正月の休みの期間については、下で詳しく解説をしていますので、まずは「春節」が現地中国でどう発音されているのか、見てみましょう。

 

中国語での春節の発音は?

中国語「春節」は、「春节」と表記され、Chun Jie(チュンジエ)と発音します。

日本では元旦から3日間を「正月の三が日」と呼びますが、中国にも同じような呼び方があり、「初一、初ニ、初三」と表記されます。

発音は、Chuyi(チュウイー)、Chuer(チュウアール)、Chusan (チュウサン)です。

 

この3日間は銀行やショッピングモール等も閉まるところが多いため、この時期に中国を訪れる場合は注意が必要です。

個人商店はもっと長く休むところも多くなっています。

また、中国でも大型連休となるため、観光地は非常に込み合い、チケットも高くなっています。

例えば、上海ディズニーランドには平日券、土日祝日券、そして春節などのスーパーピーク用のチケットと分かれており、値段も春節などのピーク用のものがダントツで高くなっています。

上海ディズニーランドについては、こちらで詳しくまとめていますので、興味のある方は参考にしてみて下さい。割引チケット情報もあります。

 

ということで、中国に旅行をする際、できればこの春節を避けるのをおすすめしているのですが、春節ならではの体験もできるため、そういった体験をしたい方には良いかも知れません。

 

ネット通販などで中国から商品を取り寄せる場合なども、この時期は配送も全体的にストップ、または遅れ気味になります。

そのため、この時期にかかりそうな場合、余裕を持って注文してくださいね。

とは言っても、ホテルは営業しているので、ご安心を。

 

この春節は今は世界中で知られており、欧米でも多くの人が知っている行事です。

そんな春節は、英語では何と呼ばれているのでしょうか?

 

春節は英語では何と呼ぶの?

英語では旧正月/春節のことを一般的に、Chinese New Year(チャイニーズ・ニューイヤー)と呼びます。

文字通りに訳すと「中国の新年」という意味ですね。

 

冒頭で、旧正月・春節は毎年日にちが変わるとお伝えしましたが、続いて、2019年の春節の日にちや連休の期間について見ていきましょう。

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2019年の旧正月・春節はいつ?休みの期間は?

2019年の春節の日にち

2019年は2月5日(火)が春節です。

つまり、この日が旧暦で言う1月1日となるわけです。

ちなみに2018年は2月16日(金)、2017年は1月28日(土)が春節でした。

このように、春節はだいたい1月下旬から2月なのですが、その年によって日にちや休みの時期は変動します。

 

2019年の春節休みの期間

2019年は、2月4日(月)が大晦日にあたります。

この日から約1週間は、仕事が休みになることが多くなっています。

2019年は大晦日にあたる2月4日が月曜日のため、その前の土日(2月2日、3日)もあわせると、春節の連休は2月2日(土)~2月10日(日)までとなりそうです。

9連休ですね!

ただ中国の場合、春節の休みに入る前から何となく職場はお休みモードに入り、仕事が滞りがちになることもあります。

また、この前後に有給を取り、1カ月近くの長期の休暇とする方々も多いです。

 

ちなみに、中国の学校は冬休みが約1ヶ月があります。

普段は子供を故郷に残し(祖父母が面倒をみるのが一般的です)、都会で出稼ぎをしている人も多いですが、この時期ばかりは皆いっせいに帰省するのです。

子供達も一年で一番嬉しい時期ですね。

 

では、そんな旧正月・春節は中国ではどのようにお祝いするのでしょうか?

一緒に見ていきましょう。

 

旧正月の中国での習慣は?中国人の春節の過ごし方について

中国の人達にとって、旧正月は一年で一番大切な行事です。

家族で過ごす人が最も多く、普段都会で働いている人達もいっせいに田舎へ戻ります。

そのため、旧正月前は空も陸も交通機関は大混雑!

帰省費用もこの時期は一年で最も高くなります。

上でも触れたように、日本から中国へ来られる場合には、この時期は要注意です。

多くのお店が閉まり、交通費やホテルは高騰します。

ちなみに私が現在住んでいる上海では、多くの人が帰省するため、街中はかえって静かです。

 

春節は家族で団欒

中国では、春節には家族で集まり、食事をしながら団らんするのが一般的で、日本と同じですね。

海外旅行などを楽しむ人もいますが、少数派です。

旧正月はいつも中国人観光客が日本へ押し寄せるイメージがありますが、これは実はごく一部の人達なのです。

帰省しないと悲しむ親御さんも多く、やはりほとんどの人たちが故郷に帰省します。

日本と同じですね(日本では最近は、故郷に帰らない人々も増えているようですが・・・)。

また、都会で働いている夫婦の場合、どちらの実家へ帰省するのかというのも問題になったりするそうですよ。

これもまた日本と同じですね。

 

春節の食べ物

中国の春節の食べ物で一般的に多いのは、餃子と魚でしょうか。

餃子は日本のような餃子ではなく、水餃子です。

広い中国、地域差も当然あり、大雑把に言うと長江以北の人達は餃子、以南の人達はお餅を食べることが多いようです。

お餅は日本のものと似ているようですよ。

 

以下の写真は、中国南東部の内陸に位置する江西省の家庭でのお正月のご馳走です。

やっぱりメインは魚!です。

すべてお母さんの手作りです、すごいですね!

そして魚は中国語では Yu(ユー)と発音するのですが、余 (Yu/ ユー)と同じ発音です。

「余」という文字には、「今年もたくさん余りますように」→「豊かな証拠」という意味合いがあり、「魚」と「余」をかけてお正月に魚を食べる習慣があります。

 

中国では余るのが良いこと(豊かな証拠)とされ、レストランでは大量の料理を注文し、大量に残す・・・という光景をよく見かけます

食べ物を残すのは、日本では良しとされないことですよね。

「もったいない・質素に」を意識する日本人とは文化が違うなあとよく感じます。

日本人グループが残さず食べて帰る光景は、どう思われているのでしょうね?

豊かでない・・・と思われているのでしょうか?!

 

一般的には、春節には家族と自宅で手作りのご馳走を食べる事が多いのですが、近年都会などでは、レストランで外食をする家族も増えており、正月三が日に営業しているレストランは予約でいっぱいだそうです。

 

そして、正月十五(Zhengyue Shiwu/ジョンユエ・シーウー)と呼ばれる、正月から15日目は月宵节 (Yuexiaojie/ユエシャオジエ)と呼ばれ、この日にお団子を食べて、お正月のお祝いが終わるとされています。

お団子は、お正月のお菓子と言えるでしょう。

 

春節の人気テレビ番組『春节联欢晚会』(Chunjie Lianhuan Wanhui)

日本の紅白歌合戦と同様に、中国にも大晦日の夜に放送される人気TV番組があります。

『春节联欢晚会』(Chunjie Lianhuan Wanhui/チュンジエ・リエンフアン・ワンホェイ)です。

この春节联欢晚会は、歌や漫才、小品と呼ばれる短編ドラマ等で構成され、有名人が数多く出演することで知られています。

この番組に出れば、有名になれること間違いなし(!)の、誰でも出たい番組なのです。

 

30年以上続き、中国全土で10億人が観ると言われているそうです。すごい番組ですね!

 

春節には爆竹(鞭炮/Bianpao/ビエンパオ)!

また、ご存知の方も多いかもしれませんが、旧正月当日に爆竹を鳴らしてお祝いするもの中国の文化です。

しかし、北京や上海などの都会では、ここ数年環境問題などの理由により、爆竹が禁止されています。

というのも、PM2.5を発生させる原因の一つとされているからです。

私が現在住んでいる上海では、市内中心部は禁止されていますが、外环(Wai huan)と呼ばれる郊外ではまだ禁止されていません。

 

こちらの映像は、春節の爆竹の様子です。

結構迫力がありますよね!

また、正月から5日目に、財神(Cai shen/ツァイシェン)と呼ばれるお金の神様を迎えるために、爆竹を鳴らして歓迎する習慣があります。

特にお店などを経営する経営者に多い習慣となっています。

 

春節のお参り

中国には、祖先の霊を祀る、祠堂(Citang/ ツータン)という場所があります。お寺の、位牌を納めておく堂のことですね。

ここへお参りするのも、お正月の習慣の一つです。

こちらの写真は、その祠堂です。

 

そして、祠堂でも爆竹でお祝いする習慣があり、こちらの写真は爆竹後の写真です。

どれだけの爆竹を使ったのでしょうね!?

爆竹の煙がPM2.5の粒子になるというのがひと目でわかります・・・。

 

中国のお年玉・压岁钱(Ya sui qian/ヤースェイチエン)

<出典:楽天ショッピング>

そしてこちら中国も日本と同様に、子供にお年玉を渡す習慣もあります。

お年玉は、中国語では压岁钱(Ya sui qian/ヤースェイチエン)と呼びます。

また、中国には紅包(Hong bao/ホンバオ)というものもありますが、こちらはお年玉のみならず、紅い袋に入れてお金を渡すこと、ボーナスや心付けという意味合いがあります。

 

都会では一人っ子が多く、また裕福な家庭も多いため、数千元(例えば千元なら約17,000円)もらえる子供も少なくはないそうです。

中国人の知人によると、お正月の贈り物は特になく、誰かの家に行く時などはお年玉を持っていくそうです。

昔はお正月用に新しい服を用意したり・・・という習慣もあったそうです。

ただ、今は物が溢れているので、そういう習慣も少なくなってきたとのこと、ちょっと寂しくもありますね。

ちなみに、旧正月前は美容院も混み合うそうです。みなさん、綺麗にして帰省したいですよね。

 

春節の飾り物

中国では、春联(Chunlian /チュンリエン)と言うお正月飾りのようなものを、玄関のドアや家の中に張る習慣があります。

好きな言葉が書いてあったり、また8文字の言葉が縁起がよいとされています。

中国人は「八」が好きなのです。末広がりだからですね。

 

また、お正月のみならず、「福」という文字の飾りもよく見かけます。

もちろんお正月飾りとして使用してもOKです。

 

この「福」という飾り、逆さまにして飾るのも一般的です。

というのも、「逆さまにする」という意味の「倒」と、「やって来る」の意味の「到」の発音はどちらも「Dao」(ダオ)のため、「福が入って来ますように!」という願いが込められているのです。

 

また、灯笼(Denglong/ ダンロン)と呼ばれる提灯を飾るのも一般的です。

お正月の飾り付けは、赤や金を中心にした華やかなものです。

中国のシンボルカラーは赤!ですからね。

 

中国に年賀状はある?

中国でも、日本の年賀状に似たものとして、年賀片(Nianhepian/ニエンファピエン)という年賀カードを送る習慣がありました。

「ありました」と過去形なのは、今では送る人はめっきり少なくなってしまったためです。

ただ、中国の年賀カードは今でも売られており、赤や金がきれいなゴージャスなカードが多くなっています。

<出典:楽天ショッピング>

 

若い人たちの間では、もっぱらメールで新年の挨拶をするのが一般的になっています。

 

それでは、中国では春節にはどのような挨拶やお祝いの言葉が使われるのでしょうか?

 

すぐに使える!中国の旧正月・春節でのお祝いの言葉や挨拶

旧正月・春節の時期に中国語で使われる挨拶は、何と言ってもまず、新年快乐(Xinniankuaile /シンニエン・クアイルァ)ですね。

「新年あけましておめでとう!」の意味です。

また、春节好(Chunjiehao/チュンジエハオ)も同じ意味を持ちます。

 

そして、恭喜发财(Gongxifacai/ ゴンシー・ファーツァイ)という表現もあり、これは「この一年お金が入ってきますように!」という願いが込められたお正月の挨拶です。

中国では、このようにお金にまつわる挨拶やエピソードがとても多くて、面白いですね。

 

もし中国人の知り合いがいれば、春節の時期に「新年快乐」「春节好」、「恭喜发财」などと伝えてみると、喜ばれるでしょう。

 

同じ中国の大きな行事として、国慶節というものもあります。

中国では旧正月(春節)と国慶節が一年のうちで最も大事な時期だと言えます。

そんな国慶節に関しては、こちらの記事にまとめいますので、あわせて参考にしてみて下さい。

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まとめ

中国のお正月である、春節についてご紹介してきました。

春節とは旧正月のことで、中国語では「チュンジエ」と発音し、英語では ”Chinese New Year” と呼ばれています。

旧正月は毎年時期は変動しますが、2019年は春節が2月5日となり、その時期は前後10日近く(人によっては1カ月近く)お休みとなります。

中国語では春節の時期には「新年快乐」「春节好」「恭喜发财」などのお祝いの言葉がよく使われ、挨拶代わりに使われます。

中国の人達は、この春節は一年で最も大事にしている時期だと言え、盛大にお祝いをするのです。

春節の時期には家族で団らんし、家庭料理やお菓子を一緒に食べ、子供はお年玉をもらう・・・といったように、日本と似た習慣があります。

ただ日本と違うところは、新年に爆竹を鳴らすことで(とは言っても、北京や上海など、近年では爆竹が禁止されて来ましたが)、また、赤や金の装飾がゴージャスなところも中国らしいと言えるでしょう。

こんな風に、中国の新年は日本と似ているところや、異なるところがあります。

近いけれど、少し遠く感じてしまうこともある中国ですが、この記事を通して少しでも身近に感じてもらえたら嬉しい限りです。

 

[担当:Morrisville|編集:運営スタッフ]

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