初めて上海旅行に行く方にとっては、「上海って、どんな観光スポットがあるんだろう?どこをどう周ればいいの?」と、迷ってしまいますよね。
そこで今回の記事では、上海観光に必要な日数は何泊なのか、おすすめのモデルコースをご紹介し、その他、より様々な上海を楽しみたい方のためにおすすめの観光スポットをランキング形式で21選ご紹介しています。
上海在住の私がおすすめの、誰もが訪れる有名な観光スポットから、ちょっとした穴場や世界遺産もありますよ。
その他、予算や費用、現地での物価や現金はいくら必要か、持ち物・必需品についても説明し、現地での注意点や安全・危険情報についても解説していますので、是非参考にしてみて下さい。
- 上海観光・旅行で知っておくべき基礎知識
- 上海観光のモデルコースや旅行に必要な日数
- 上海旅行・おすすめ観光スポットランキング21選!
- 1位:田子坊(Tian Zi Fang/ティアンズーファン)
- 2位:外灘(Waitan)
- 3位:上海布市場(南外灘軽紡面料市場)
- 4位:上海フランス租界(上海法租界)
- 5位:豫園(Yu Yuan)
- 6位:上海雑技団
- 7位:夜上海
- 8位:上海タワー
- 9位:東方明珠塔(Oriental Pearl Tower / Dongfang Mingzhu Ta)
- 10位:上海ディズニーランド
- 11位:七宝(Qibao/チーバオ)
- 12位:上海動物園
- 13位:粤1525(YUE/ ユエ)
- 14位:静安寺(Jing An Si/ ジンアンスー)
- 15位:徐家汇(Xujiahui/ シュージアフイ)
- 16位:スターバックス・リザーブ・ロースタリー(STARBUCKS RESERVE ROASTERY)
- 17位:上海観光バス
- 18位:Spin 旋 (Xuan/ シュアン)
- 19位:小杨生煎(Xiao Yang Sheng Jian/シャオヤンションジエン)
- 20位:新天地(しんてんち:Xintiandi)
- 21位:蘇州古典園林(世界遺産)
- まとめ
上海観光・旅行で知っておくべき基礎知識
上海の大きさとエリア地図・マップ
上海の大きさ
上海市内全域はとても広く、群馬県ほどの大きさがあります。
でも、観光名所やオフィス街などは市内中心部に集中していますので、ご安心を!
交通網も発達しているので、移動も比較的スムーズにできるのが上海の魅力です。
上海のエリアと地図
上海のエリアは大きく分けて、このようになっています。
- 外灘(ワイタン):欧米風の歴史的建築物が川沿いに並ぶおしゃれなエリア
- 浦東(プードン):高層ビル街で展望台が人気
- 徐家匯(シュージャーホエィ):若者に人気で東京新宿のような街、ショッピングモール多数
- フランス租界:徐家匯近く、疎開時代の欧米風建築物が並ぶおしゃれなエリア、東京青山のような街
- 田子坊(ティエンズーファン):中国的な雰囲気のある個人商店や土産物店、飲食店が多数点在
- 豫園(ユーユェン):明・清時代の庭園建築の庭園で、周辺には土産物店が多数点在
この記事の下の方で、それぞれの観光スポットを詳しくご紹介していますので、そちらを参考にしてみて下さいね。
上海のベストシーズンはいつ?
上海は日本と同じく四季があります。
夏は東京と同じかそれよりも暑いことも多く湿気があり、冬は東京都同じくらいか若干寒いくらいになります。
そのため、ベストシーズンは暑くもなく寒くもない、春と秋と言えるでしょう。
この時期は比較的大気汚染は少ないこともあり、おすすめです。
上海の治安は大丈夫?危険なエリアは?
中国旅行となると治安や安全性が気になる方も少なくないと思いますが、上海はありがたいことに、治安はよいことで知られています。
上海の場合、安全で夜一人歩きをしても特に不安はありません。私も上海には3年前から住んでいますが、快適に過ごすことができています。
危険なエリアも特にありませんので、治安面ではそれほど心配する必要はありません。
ただ日本とは違い、人混みでのスリには気をつけて下さいね。
バッグの外側やポケットなどに貴重品を入れないよう、気をつけましょう。
上海旅行に必要な予算や費用はどのくらい?物価は?
中国だと日本よりも物価が大分安いというイメージを持っている方も多いと思いますが、上海の場合、物価はかなり高めです。
特に、日本と同じ質を求めると、上海では日本よりも高くなってしまうことが少なくありません。
ただ、現地の交通費などは日本よりもかなり安く、旅行者にとって一番お金がかかるのは飛行機チケット代とホテル代となります。
旅行者にとって必要な費用は
- 航空券代
- ホテル代
- 現地の交通費
- 現地の食事代
- 観光費用
- お土産代
・・・となりますので、上海旅行にどのくらい費用が必要なのか、項目別に見てみましょう。
上海までの航空券代
旅行費用の中でもまず気になるのが航空券代ですが、行く時期によって値段は大きく違って来ますので、おおよその相場をご紹介します。
普通の時期 | ピーク・繁忙期 | |
---|---|---|
大手航空会社 | 3万円~10万円前後 | 8万円~10万円以上 |
格安航空券(LCC) | 3万円~5万円前後 | 6万円~9万円前後 |
ピーク・繁忙期とは、中国の春節(旧正月、毎年2月頃)や国慶節(毎年10月頃)、また日本の年末年始、お盆、春休みなどです。
この時期はやはり人気のため、飛行機チケットも高くなります。
大手航空会社の場合、8万円~10万円を超えることも珍しくありません。
LCCでも6万円~9万円辺りが相場のようです。
そのため、飛行機代を安く抑えたい場合、できればこういった大型連休などのハイシーズンは避ける方がお得です。
このようなハイシーズンではなく普通の時期の場合、JALやANAの日系大手航空会社やチャイナエアラインなどの大手航空会社の場合、早めにチケットを確保すると3万円代で行くことができます(税金などすべて込みで)。
ただ、直前だとこのような時期でも10万円くらいになることもありますので、45日以上前に予約するのがおすすめです。
また、LCC(格安航空券)の場合、普段は3万円ほどのことが多くなっています。
こうして見てみると、上海の場合、普段であれば大手航空会社でもLCCでもそれほど差はないことが多いようですので、ご自身の旅行のタイミングに合わせて、ちょうど価格の安い航空会社を選ぶと良いでしょう。
ただ、LCCの場合、予約日時の変更やキャンセルに料金がかかることが多い他、飛行機が遅延した場合などのサービスにも制限があるため、その辺りも気にされる方は大手航空会社の方が安心でしょう。
こちらのサイトでは、安い航空券を一括で検索してくれるため、大変便利でおすすめです。
ホテル・宿泊代金
上海の場合、ホテルの相場はグレードによってこのような感じになっています。
- 格安のホステル:3,000以下
- 比較的安いホテル:10,000円以下
- 高級五つ星ホテル:30,000円以上
多くの旅行者の場合、この中では「比較的安いホテル」で1万円以下のホテルに泊まることが多いと思いますので、予算もこの辺りで見ておくと良いでしょう。
安全で質も良く、1泊5,000円前後から泊まれるホテルをこちらの記事でランキング形式でまとめていますので、是非参考にしてみて下さい。
現地の交通費
ありがたいことに、上海では交通費はそれほど高くはありません。
下で上海の主要観光スポットを網羅したモデルコースをご紹介していますが、そのモデルコースを全部周った場合の金額を参考に挙げてみます。
- 地下鉄で周る場合:合計20~30元ほど(約340円~510円ほど)
- タクシーで周る場合:100元~130元ほど(1,700円~2,200円ほど)
地下鉄だとたったの500円程度、そして全部タクシーで周ったとしても2,000円ちょっとですから、かなり安いですよね。
そのため、上海旅行の場合、交通費に関してはそれほど気にする必要はありませんよ。
現地の食事代
上海現地での食事は、高級レストランなどではなくローカルなお店であれば、かなり安く済みます。
例えば、
- ランチ(中華麺類など):30元(約510円)
- 小吃(中国風おやつ):20元(約340円)
- 夕飯(安い和食店、或いはローカルな中華レストランなど):50元(約850円)
で済ませられることも可能です。
上海在住の外国人や富裕層中国人は、食の安全性を心配する理由などから、食事にはもっとお金をかける傾向にあり、外国人をターゲットにしたレストランも多数存在します。
そういったレストランの場合、例えば
- ランチ(イタリアン、フレンチ、高級和食など、何でもあります):100元(約1,700円)以上
- カフェ(コーヒー1杯):35元(約595円)
- 夕飯(比較的良いレストラン):150元以上(2,550円以上)
(高級レストラン):500元以上(8,500円以上)
というところでしょうか。
安く済ませたい場合はローカルのレストラン、食の安全が気になるようであれば、もう少し高めのレストランを選ぶと良いでしょう。
上海観光費用
現地で観光スポットを巡る場合、入場料なども必要になります。
ここでは上海の観光スポットの中でも、入場料が必要な人気スポットをいくつかあげておきますので、大体の目安として参考にしてみて下さい。
上海動物園
- 大人:40元(約680円)
- 子ども:20元(約340円)
上海タワー
上海タワーでは、118階、125階、そして126階まで上ることができ、それぞれ料金も異なりますので、ここでは大まかな値段を載せておきます。
- 大人:180元(約3,060円)~360元(約6,120円)
- 60歳以上のシニア・障害者・学生:120元(約2,040円)~240元(約4,080円)
- 子供:90元(約1,530円)~180元(約3,060円)
上海タワーの料金については、こちらの記事に詳しくまとめていますので、参考にしてみて下さい。
事前割引で安くなるお得な情報もありますよ。
上海ディズニーランド
上海ディズニーランドの場合、チケットの種類がいくつかあり、それぞれ値段も違いますので、ここでは大体の目安を載せておきます。
- 大人:399元(約6,700円)~1196元(約20,000円)
- 子ども:299元(約5,000円)~896元(約15,000円)
上海ディズニーランドの料金やチケットの種類、割引情報などについては、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
ショッピングやお土産代
ショッピングやお土産代に関しては、どういったものを買うのかによるため、人によってまちまちです。
そのため、いくつか上海のお土産の値段を挙げておきますね。
- 中華風の雑貨:5元(約85円)~様々
- 子供用チャイナドレス:100元(約1,700円)
- 上海の街並みがデザインの竹扇子:198元(約3,366円)
- 男性用のオーダーメードスーツ:700元(約12,000円)
続いて、上海で持って行くお金について見てみましょう。
お金はどうする?現金かクレジットカードか
旅行者は現金も用意を!
今、中国は急速にキャッスレス決済が進み、現金を持ち歩く人が少なくなりました。
中国人の多くは、支付宝(ジーフーバオ)や微信(ウェイシン)という決済アプリで支払うのですが、観光やビジネスで行く日本人の方々はこれらの決済は通常できないと思います。
そこで、日本人旅行者が使えるのは現金かクレジットカードになります。
クレジットカードの場合
クレジットカードは、中国では銀聯カード(ぎんれんカード)というものが一番普及しており、このカードであれば、中国国内で使えるところは結構多くあります。
ですが、外国人が持ち歩くVISAやマスターカードが使えるのは、大きいショッピングセンターや高級レストランなどが中心で、個人商店ではまず使えないと考えた方が良いでしょう。
そのため、上海旅行に行くには、できれば中国で一般的な銀聯カードがあれば特に便利です。
例えば、日本では三井住友カードでこの銀聯カードも使えるサービスがあります。
現金の場合
その他、クレジットを使えない小さいお店などで買い物したい場合には、日本人の場合は現金が必要になります。
VISAやマスターカードなどのクレジットカードは、中国では使える場所が限られていますので、現金をしっかりと用意しておく必要があります。
現地のATMで引き出せるプリペイドカードもおすすめ!
海外、特に中国でクレジットカードを使うのはちょっと不安・・・と言った方や、現地のATMで気軽に現金を引き出したい場合には、プリペイド式のNEOMONEYがおすすめです。
日本であらかじめお金をチャージしておくと、現地ではクレジットカードとして使えるほか、現地のATMでも現金を引き出すことができる便利なカードです。
これだと両替の必要もなく、またプリペイド式のため、海外で使用するとしても安心して使うことができます。
日本国内でも使えるため、1枚あると大変便利です。
両替はどこでするのがおすすめ?
日本から現金を持って行く場合、どこかで両替が必要になりますね。
海外旅行の場合、日本よりも現地で両替するのがおすすめな場合が多いのですが、上海旅行の場合、私個人的にはむしろ日本で両替して行くことをおすすめします。
私は上海に住んでいますが、中国の空港はレートが良くないと言われており、あまりおすすめはできません。
また、中国の街中には両替所はあまりなく、大手の銀行(中国銀行、中国工商銀行など)で両替できるのですが、レートは日本よりも良いことが多いものの、言葉の問題があります。
不慣れな現地で両替ができる銀行を探すのも手間がかかりますし、英語が通じる銀行とそうでない銀行があります。
そのため、言葉に不安がある方は、やはり現地でスムーズに時間を使えるよう、日本の両替所などで両替して行くのをおすすめします。
続いて、上海旅行で必要な持ち物について簡単に見てみましょう。
上海旅行に必要な服装や持ち物は?
上海旅行でおすすめの服装
上海は上でも触れた通り、四季があり、大体東京都同じくらいかそれよりも若干暑い&寒いくらいになることがあると見ておけば良いでしょう。
そのため、服装も四季にあわせ、東京の服装に場合によってはプラスαするくらいがおすすめです。
上海の10月~12月の気温や服装については、こちらの記事にまとめてありますので参考にしてみて下さい。
上海旅行に必要な持ち物
ここでは、特に上海旅行での必需品について見てみましょう。
夏の場合
夏であれば、上海は東京以上に蒸し暑くなることがありますので、帽子、日傘、日焼け止めは必須です。
個人的には水筒があると安心です。というのも、上海に限らず中国は水道水がきれいではなく(もちろん飲めません!)、またミネラルウォーターもすべてが安心とは言い切れないところがあるからです。
特に日本から旅行で来られる場合には、どのメーカーが安心なのかまでは、なかなかわからないと思いますので、不安な場合には外国産のミネラルウォーターを大きめペットボトルで購入し、マイボトルに入れて持ち歩けば万全かと思います。
冬の場合
そして冬であれば、PM2.5対策としてマスクは必需品です。冬は東京と同程度に寒くなりますので、寒さ対策もしてくださいね。暖かいブーツ、マフラー、手袋は外歩きが多い観光には必須です。
では続いて、上海旅行で必ず訪れるべき、上海観光のモデルコースを見ていきましょう。
上海観光のモデルコースや旅行に必要な日数
上海観光のモデルコース
上海には様々な見どころがありますが、「これだけは見ておくべき!」といったモデルコースをご紹介しましょう。
ここではまず、ざっと観光スポット名を挙げていますので、まだよくわからなくても大丈夫です。
それぞれの観光スポットやエリアの細かな解説については、下の観光スポットおすすめランキングのところで確認できますので、ここではざっとモデルコースの流れを把握しておきましょう。
上海の代表的な観光ルートと言えばこんな感じです。
浦東の高層ビル街散策&上海タワー展望台
↓
黄浦江を挟んで対岸の外灘を散策&歴史的建築物内のレストランでランチ
↓
フランス租界散策&ウィンドーショッピング
↓
田子坊散策&小吃(中国風のおやつ)食べ歩き
↓
豫園散策&夕飯
これらの観光スポットを周るのに、日数はどのくらい必要なのでしょうか?
上海旅行には日数は何泊必要?
上でご紹介したモデルコースは、上海の代表的な名所を巡るコースで、上海を訪れたら最低限押さえておきたいスポットです。
上海自体は距離的には日本から週末ふらっと遊びに行ける近さなので、1泊でも不可能ではありません。
ただ、実際にこれら全てを1日で周るとすると、無理ではありませんが、かなり慌ただしくなってしまいます。
どこでもそうなのですが、せっかく旅行するのであれば2泊3日以上の日数は欲しいところです。
できれば最低でも2泊3日、そして可能ならば3泊4日あれば余裕を持って周れるでしょう。
また、上のモデルコース以外にも、下のおすすめ観光スポットランキングでご紹介するような場所もゆっくり堪能したい場合、やはり4泊~5泊ほどのスケジュールで見ておくのがおすすめです。
上海はちょっとした裏道や街角にも味があり、そういったところでもつい足を止めて写真を撮りたくなってしまうようなスポットが数多くあります。
そのため、旅の日程に合わせて、モデルコースのみを周っても良いですし、少し余裕を持たせて他のスポットにも足を運んだりと工夫をしてみて下さい。
それでは、上海旅行でおすすめの観光スポットを21選詳しくご紹介していきます。
モデルコースに含まれている場所も、その他の穴場もご紹介していますので、是非旅のプランの参考にしてみて下さいね。
上海旅行・おすすめ観光スポットランキング21選!
1位:田子坊(Tian Zi Fang/ティアンズーファン)
行き方:地下鉄9号線打浦橋駅すぐ(Googlemapで位置を見る)
上海のSOHOと呼ばれることもある、観光なら一度は訪れたい田子坊(ティアンズーファン)。
もともとは工場や住宅だったと言われるエリアがお洒落に生まれ変わり、個性的なお店やレストランが多数入る観光地に生まれ変わりました。
欧米の雰囲気が感じられる人気エリアが多い上海ですが、ここ田子坊は古い中国的な雰囲気満載でありながら、新しさも感じられる面白くて不思議なエリアです。
お店やレストランが集まるエリアはさほど広くはなく、小さい場所にギュッといろいろなものが詰まっている感じです。
周辺のマップを片手に歩く観光客も多いですが、お店の入れ替わりが激しいのでお目当てのお店がもうない!という事があるかもしれません(これは田子坊に限らず、上海全域でそうなのですが・・・)。
ですが、地図がなくても大丈夫!歩いているだけで楽しい田子坊なので、あなた自身のお気に入りのお店を見つけて下さいね!
こんなに可愛い子供用のチャイナドレスを田子坊で見つけました。
値段もリーズナブルで、100元(約1,700円)でした!
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2位:外灘(Waitan)
行き方:地下鉄10号線豫園、または南京東路駅から10分
黄浦江の西側の川沿いが外灘と呼ばれるエリアです。
Bundと呼ばれることも多いこのエリアは、19世紀後半から20世紀前半にかけての疎開時代に造られた欧風建築が独特の雰囲気を作っています。
これらは歴史的建築物として登録されており、内部は高級レストランやブランド品店、またホテルなどが入っています。
この一体は上海一とも言える観光スポットであり、いつも多くの観光客で賑わっています。
夜はライトアップされ、昼間とはまた違う景色が見られますので、昼と夜の両方訪れてみると楽しいでしょう。
黄浦江を挟んで対岸は浦東エリアの高層ビル街となっており、外灘側から見えるのは上海の代表的な景色そのものです。
外灘から見える景色は、日中はこんな感じですが、
夜景はこんな感じです
外灘の夜はこんな感じにライトアップされます
外灘の裏通りは西洋と東洋がミックスされたような、不思議な雰囲気があります
外灘周辺には、個性的でお洒落なお店があります
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3位:上海布市場(南外灘軽紡面料市場)
行き方:地下鉄4号線南浦大橋駅から5分
市内に布市場と呼ばれる場所はいくつかありますが、一番有名なのは「上海南外灘軽紡面料市場」でしょう。
布が売っている市場ではなく、洋服の市場です。
人気はオーダーメイド。男性用のスーツは700元(約12,000円)くらいからあり、とてもリーズナブルです。
完成までは10日ほどかかるため、日程に余裕がある場合におすすめです。
余裕がない場合、既製品も数多くありますので、すでに出来た商品を買うと良いでしょう。
建物内には小さな店舗が多数あり、それぞれに得意なものがあるようです。
男性用スーツ、女性用スーツ、コート、ニット、チャイナドレス・・・などなど。
外国人も多く訪れ、英語が通じるお店も多数あります。お気に入りを探してみて下さいね。
男性用スーツ専門店
生地を選びます
お店がたくさんあり、選ぶのに迷ってしまいます
美しいチャイナドレスの数々
子供服も作れます
4位:上海フランス租界(上海法租界)
行き方:地下鉄10号線上海図書館周辺、1号線衡山路(ヘンシャンルー)周辺、地下鉄1、7号線常熟路(チャンスールー)周辺
市内中心部に広く位置する、フランス租界と呼ばれるエリアがあります。
フランス租界時代に建てられた古い建物が、独特の雰囲気を醸し出すエリアで、現在では多くの欧米人居住地区となっています。
界隈はプラタナスの街路樹が多く、散策にもってこいのエリアで、お洒落なお店やレストランが点在しています。
ただし、お店の入れ替わりや移転も激しいので、数年前の情報をたよりに行くと、「もうなかった!」ということもたびたびあるのでご注意くださいね。
衡山路(ヘンシャンルー)はお洒落なお店、レストランが多い通りです
ノスタルジックな雰囲気が漂う建物は、レストランとして使われています
5位:豫園(Yu Yuan)
行き方:地下鉄10号線豫園駅から徒歩5分
1500年代にできた庭園は、明代の役人が両親のために建てたものと言われています。
現在は、一部が改修され、一般に開放されています。
周辺は日本で言えば浅草のような雰囲気があり、多くの土産物店や飲食店があり、いつも観光客でいっぱいです。
有名な小籠包店の、南翔饅頭店もこの豫園にあり、連日行列を作っています。
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6位:上海雑技団
行き方:地下鉄2、7号線静安寺駅から8分の上海商城(ポートマン)にて上演
大迫力のパフォーマンスを目の前で見ることのできる、上海雑技団。
ほのぼのとするものから、ハラハラしてしまう演目まで幅広くあり、目が離せません!
我が家では子供が3歳の時に見に行ったことがありますが、3歳児でも「もっと見たい!」というほどの内容でした。
子供から大人まで楽しめますよ。
7位:夜上海
行き方:地下鉄行き方:地下鉄10号線、13号線新天地駅から5分
上海料理が味わえる人気レストランです。20位でご紹介する新天地にあり、いつも観光客や地元の人々で賑わっています。
上海料理は辛さはなく、優しい味付けが特徴で、日本人の味覚にもとても合うと思います。
お店の雰囲気もノスタルジックで落ち着き、ゆっくりと食事を楽しむことができます。
女子会にもぴったり!
8位:上海タワー
行き方:地下鉄2号線陆家嘴(リュージアズイ)駅から約7分
2016年にオープンした上海の新名所、上海タワーです。
高さは632mで、中国で一番高いビルとなりました。
118階、125階、126階に展望台があり、そこからの景色は足がすくんでしまうほどです。
周辺は高層ビル街ですが、その高層ビルがとても小さく見えるほど上海タワーの展望台は高く、見る価値は十分あると言えるでしょう。
上海タワーについては、こちらの記事で詳しくまとめていますので、こちらも参考にしてみて下さい。
混雑状況や料金、アクセス方法、実際に行ってみた感想などをご紹介しています。
9位:東方明珠塔(Oriental Pearl Tower / Dongfang Mingzhu Ta)
行き方:地下鉄2号線陆家嘴(リュージアズイ)駅すぐ
この景色、ニュースや雑誌などで目にした方も多いと思います。上海の代表的な景色です。
丸い球体がついている建物が、1995年完成の東方明珠塔です。
現在は上海タワーに高さでは抜かれてしまいましたが、こちらにも展望台があり263mの高さから市内を一望することができます。
周辺は水族館や、その他の高層ビル群があり、いつも観光客で賑わうエリアです。現代的な上海を感じられる場所、ぜひ訪れてみて下さいね。
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10位:上海ディズニーランド
行き方:地下鉄11号線迪士尼(ディズニー)駅すぐ
2016年にオープンし、上海の新しい名所となったディズニーランド。新しいアトラクションも続々とオープンし、連日賑わっています。
カリブの海賊などは新しいだけあり、東京ディズニーランドよりも迫力満点!
レストランやお土産は中国ならでは、といった雰囲気を感じられ、東京との比較をするのも面白いと思います。
ディズニーファンでなくとも、上海にお越しの際にはぜひ足を運んでみてくださいね!
上海ディズニーランドのチケット情報や予約方法、混雑状況や実際に行った体験談はこちらにまとめています。
中国らしいエピソードも満載です。
11位:七宝(Qibao/チーバオ)
行き方:地下鉄9号線七宝駅徒歩5分
市内中心部からは地下鉄で20~30分程の距離にある、古い町並みを残す七宝。
現代的で、どこか外国の香り漂うエリアが多い上海で、ここ七宝は昔ながらの中国の雰囲気を感じられる場所です。
七宝は水郷として有名で、遊覧船に乗ってみるのも面白いと思います。
周辺には小吃(中国風のおやつ)のお店も多数あり、ちょっと試すのに勇気のいる食べ物もありますが、いろいろとのぞいてみると楽しいでしょう。
12位:上海動物園
行き方:地下鉄10号線上海動物園駅すぐ
中国といえばやっぱりパンダですよね!もちろん、上海動物園ではパンダに出会えます!
広大な敷地内に、多くの動物達が飼育されています。
あまりに広いので、園内の移動に有料小型バス(というより、リアカーのような乗り物ですが・・・)が利用できます。
もちろん、歩いて移動したってOKです。
面白いことに、小さい子供に人気なのは、意外にも金魚のコーナーだったりします。
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13位:粤1525(YUE/ ユエ)
行き方:地下鉄2、3、4号線中山公園駅から徒歩5分、巴黎春天新世界酒店(New World Shanghai Hotel)内
本格的な広東料理が比較的リーズナブルに食べられる、人気レストランです。
ここの点心は絶品です!
おなじみ小籠包や蒸し餃子、チャーハンなどは、日本人の味覚にぴったりです。
上海在住日本人にも大人気、もちろん、グルメな中国人のお客さんもいっぱいです。
14位:静安寺(Jing An Si/ ジンアンスー)
行き方:地下鉄2、7号線静安寺駅すぐ
その金色に輝く姿が一際目を引く、静安寺。一見の価値ありです。
247年に建てられたと伝えられ、1008年に名称を静安寺と改め、1216年に現在の場所に移転しました。
約1800年もの歴史を持つ静安寺周辺は、上海市内中心部にあり、中国系はもちろん、外資系オフィスも多く、付近は高級住宅街として知られています。
静安寺すぐ横のショッピングセンター(久光)も金色に光っています
15位:徐家汇(Xujiahui/ シュージアフイ)
行き方:地下鉄1号線、9号線、11号線徐家汇駅周辺に多数
上海一とも言える、一大ショッピングエリアです。
周辺には若者向けの低価格なものが揃うショッピングセンターから、高級ショッピングセンターまで、数々のショッピングセンターが林立しています。
東京の新宿に近いイメージでしょうか?
上海にはいたる所にショッピングセンターがあるのですが、まとめて買い物したい!という場合には、徐家汇エリアがおすすめです。
16位:スターバックス・リザーブ・ロースタリー(STARBUCKS RESERVE ROASTERY)
行き方:地下鉄2、12、13号線から徒歩5分
2017年にオープンした上海の新名所。
世界中で、シアトルと上海にしかない、高級&新コンセプトのスタバです。
その広さと高級感は一見の価値ありです。
店内には巨大なロースターがあり、生豆を焙煎しているので、引き立てのコーヒーを楽しむことができます。
また、店内ではパンやサンドイッチ、スイーツも多数用意されていたり、ここでしか購入できないグッズもあるので、見ているだけで楽しくなります。でも値段は全体的にお高めです。
17位:上海観光バス
上海市内中心部をめぐる市内観光バスで、ルートは6つあります。
2階建てバスで、市内の主要な観光名所をまわることができ、乗り降りは自由です。
ツアーではないのですが、限られた時間で主要な見所をまわれるので、時間の無い方におすすめです。
チケットは、人民広場、上海歴史博物館、外灘A、東方明珠テレビタワー、上海ヒルズ/金茂大厦で購入できます。
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18位:Spin 旋 (Xuan/ シュアン)
行き方:地下鉄7号線大场鎮駅から徒歩10分
中国で有名な陶磁器のメッカと言えば、宋朝から続く景徳鎮です。
若き中国人デザイナーが上海でデザインし、景徳鎮で制作した数々の美しい食器や、花瓶、オブジェがSpinで購入できます。
アメリカやシンガポールにも店舗があります。
上海のSpinは市内中心部から地下鉄で20~30分ほどかかる郊外にありますが、ここを目指してやってくる観光客や、上海在住外国人は多数いるほど、上海では人気の陶器店です。
もちろん、上海在住日本人にも大人気です。
モダン景徳鎮をお探しなら、訪れる価値あり!です。
我が家の洗面所で活躍している陶器たち。
行き方:地下鉄7号線大场鎮駅から徒歩10分
F1, Bldg D2, 5i Center II, 538 Hutai-Zhi-Rd
Jingan District
上海市静安区沪太支路538号,5i Center第二期D2楼一楼
19位:小杨生煎(Xiao Yang Sheng Jian/シャオヤンションジエン)
上海に数多くある小吃(中国風おやつ)のチェーン店です。
店名にもなっている生煎(焼き小籠包)は絶品です!
プレーンなものや、エビが入ったものなど数種類ありますが、大きめ小籠包が4つ入って8~30元(約140円~510円)ほどで小腹が満たされます。
行き方:市内に36店舗あります。ショッピングセンターのフードコートに多数。路面店もあります。
地下鉄2号線、12号線、13号線からすぐ 茂名北路328号湟普汇2階
20位:新天地(しんてんち:Xintiandi)
行き方:地下鉄10号線、13号線新天地駅すぐ
上海に数多くあるおしゃれスポットで、人気観光地の一つです。
レンガ作りのフランス租界の町並みを再現した、レトロだけどモダンな雰囲気の町並みが特徴です。
このレンガ作りの建物内には、数々のおしゃれなお店やレストランがあり、観光客や地元の人達で賑わっています。
すべてのお値段が高めの設定です。
いつも観光客でいっぱいの新天地
21位:蘇州古典園林(世界遺産)
上海旅行で時間に余裕のある方や世界遺産巡りがお好きな方におすすめなのが、蘇州古典園林です。
残念ながら上海には世界遺産はないのですが、ここ蘇州古典園林は上海から日帰りで行けるため、上海旅行のついでに中国の世界遺産にも行きたいという方にはおすすめです。
蘇州古典園林のアクセスは、虹橋空港から新幹線に乗れば30分ほど、浦東空港からは電車で2時間半~3時間ほどで着きます。
ただ、どちらにしても空港まで一度行かなければならないため、やはり移動に時間がかかります。
そのため、日数に余裕がある場合におすすめです。
もしくは、上海の空港に朝早く着く場合などであれば、まずこの蘇州古典園林を観光し、その後に上海に戻って上海観光をするというプランも一つの方法です。
これですと、時間のロスが抑えられ、割とスムーズに行けるためおすすめです。
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まとめ
上海旅行で必要な予算や費用、持ち物などについて、そして上海観光のモデルコースやおすすめ観光スポットをランキング形式でご紹介してきました。
必要な費用は、「どこまでお金をかけたいか?」に尽きるため、一概には言えないのですが、航空券やホテルを早めに予約し、食事やショッピングなどをすべてローカルなところで済ませれば、かなり低予算でも観光できると思います。
ただ、上海タワーや上海ディズニーランドの入場料はかなり高めになっていますので、そちらも行かれる方は予算を多めに見込んでおいた方が良いでしょう。
街全体がものすごいスピードで進化してく上海。古いものが取り壊され、新しいものが次々とできていますが、古くからの街並みもまだ残っています。
そんな上海観光に必要な日数は、やはり少なくとも2泊3日、できれば3泊4日~4泊5日ほどとってゆっくり周ると様々な上海が堪能できます。
上海は治安も良く、中国的なもの、欧米風のもの・・・と、何でもある現代の上海ですので、お気に入りのスポットを是非見つけてくださいね!
[担当:Morrisville|編集:運営スタッフ]