この記事を書いた人
その後、日本語教師養成講座を経て、日本語教師として5年間韓国で働く。現在は都内の日本語学校に勤務しています。
日本との距離が最も近い、韓国。
短期での留学を考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
韓国は3か月以内の滞在であればビザなしで滞在が可能なため、社会人の方はもちろん、高校生にも短期留学のハードルは比較的低く、人気があります。
そんな方々のために、韓国の短期留学についての費用や持ち物、安い行き方などの情報を紹介します。
筆者は韓国の大学の語学堂での留学を経て、その後韓国で仕事もし、計5年ほど住んでいたことがあります。そのため、筆者の体験談も交えながら解説をしていますので、参考にしてみて下さい。
韓国で短期留学するには?
大きく分けて、韓国での短期留学で韓国語を勉強できる機関は、2か所あり、
- 民間の語学学校
- 大学の語学堂
で韓国語を勉強することができます。
民間の語学学校
まず語学学校は、日本で言えば、駅前の外国語スクールに当たる、民間の学校です。
民間の学校のため、様々な期間や内容のコースが用意されており、一週間~一年間と短期から長期間学ぶことができます。
また、特に年齢制限がないことが多く、基本的に社会人でも大学生・高校生でも受講できます。中には中学生も参加できるものもあります。
大学の語学堂
大学の語学堂ですが、韓国の大学には、外国人留学生を対象とした韓国語の習得のためのコースがあり、語学堂と呼ばれています。
こちらは大学に付属しているコースのため、カリキュラムもしっかりとした内容となっており、こちらのカリキュラム(長期)を終えた後、韓国の大学に正規学生として進む学生もいます。
受講資格として、高卒以上の学歴を持つ(またはそれと同等の学力を持つ)者と指定している大学も少なくありませんので、基本的に社会人と大学生が対象となっています。
そのため、高校生や中学生の場合、上でご紹介した民間の語学学校で勉強することになります。
これらの韓国の語学学校や語学堂では1週間~1か月の短期コースがあり、このように短い期間のため、高校生や大学生、その他社会人にも人気となっています。
それでは、社会人や大学生・高校生におすすめの韓国短期留学について解説していきます。
なお、下で解説をしているのはいずれもソウル市の学校や大学の例であるため、地方の場合は授業料や家賃に若干差が出てくることもありますので、参考程度に見てみてください。
韓国短期留学は社会人や高校生・中学生にもおすすめ!
韓国の短期留学で多いのは、1週間単位での留学または1カ月単位での留学です。
まず、期間ごとにどういった留学が可能なのか、1週間の留学と1カ月の留学について順に見ていきましょう。
1週間の韓国短期留学
語学学校
1週間の短期留学となると、現地の語学学校で勉強することができ、社会人でも大学生・高校生でも受講できます(中には中学生も参加できるものもあります)。
授業時間は1日当たり3時間ほどで、午前と午後のどちらかになります。
授業がない空き時間は自由時間で、その間に宿題をしたり、街に出て観光をしたりすることができます。
最近では、日本の社会人や特に高校生や中学生のために、日本の夏休みや冬休み、春休みやゴールデンウィークに合わせた限定コースも行われています。
レベルテストを経て、クラスに振り分けられますが、まったく韓国語を知らない場合でも大丈夫です。
初級コースからじっくり学ぶことができます。
学校にもよりますが、時期によって格安コースも設定されていますので、いつが安いか、この記事の下でご紹介しているサイトなどで学校の比較をしてみて下さい。
大学の語学堂
語学堂に関しては、残念ながら1週間のコースはありません。
そのため、1週間だけ勉強してみたい方は、上の民間の語学学校で勉強をすることになります。
続いて、韓国での1カ月の短期留学について見ていきましょう。
1カ月の韓国短期留学
語学学校
授業の時期や時間
学校によって異なりますが、毎月開講している学校もあれば、外国の長期休暇に合わせた時期(5月、8月、12月など)に開講している学校もあります。
語学学校で1か月勉強する場合、授業は1日3時間で、授業時間は午前か午後のどちらかになります。
また、授業は毎日ではなく、1週間に3~4日の学校もあります。
毎月授業を開講している学校の場合、一年の中でも自分の好きな時期に合わせて授業を受けることができますので、とても便利です。
自分にあった学校選びを!
語学学校の場合、学校によってカリキュラムや雰囲気、授業の目的や受講生の種類などが大きく異なります。
「とにかくアットホームでみんな楽しく!」といったことを重視する学校もあれば、「真面目にしっかりと勉強を」といった学校もあります。
そのため、自分が遊びや楽しい体験を重視するのか、それとも韓国語の習得や勉強を重視するのかによって、自分に合った学校を選ぶことがとても重要になります。
ここを間違えてしまうと、せっかくの費用と時間を使ったのにもったいない結果となってしまうことがあります。
語学学校のHPはもちろんのこと、口コミも参考になりますし、また、留学エージェントに相談すると細かく教えてくれますのでおすすめです。
大学の語学堂
語学堂では1か月のコースがあり、基本的に年に2回開講されています。
時期としては、
- 春:3月中
- 秋:9月中
の1カ月になります(学校によって、時期が違うこともあります)。
授業時間は朝9時から午後1時までの4時間で、50分ごとに休憩をはさみながら行なわれます。
また授業は毎日あり、平日週5日となっています。
しっかり勉強したい方向けにおすすめですが、講時期が年に2度しかないため、タイミングを合わせる必要があります。
短期留学で語学力はどのくらい伸びるの?メリットとデメリット
韓国に短期留学をした場合、韓国語の語学力はどのくらい伸びるのでしょうか?
それぞれ1週間の留学と1カ月の留学について、メリットとデメリットもあわせて見ていきましょう。
1週間の韓国語学留学
1週間の短期留学の場合、簡単な挨拶や、ハングルを覚えることができます。
ただ、文法を詳しく網羅するには、期間としては短いため難しいところです。
ただ、簡単な構文を使って「私の名前は〇〇です」「私は日本人です」「私は〇〇が好きです」など、簡単な自己紹介はできるようになるでしょう。
1週間留学のメリット
- 1週間という短期のため、旅行感覚で気軽に参加できる
- 1週間という短期のため、社会人であっても休暇を利用して受講することが可能
- 韓国語を全く知らなくても気軽に受講できる
- まずは韓国とはどういった国なのかお試しで滞在できる
1週間の短期留学は、あまり季節ごとの荷物も必要なく、身軽に行くことができます。
また、完全に韓国語についてはノータッチの外国の方にとっては、第一歩を踏み出すのに向いているスタイルです。
1週間でしたら、仕事をしている方でも休暇を取って受講することもできますので、少しだけ勉強してみたいという方にも向いています。
年末年始、夏季休暇などの時期に合わせて行なわれるコースもあるため、チェックしてみて下さい。
1週間留学のデメリット
- 期間が短いため、初歩の初歩しか勉強できない
- まだ現地の生活に慣れないうちに帰国となってしまう
やはり1週間ですと、韓国語の勉強の初歩の段階に入りかけたところでコースが終わってしまいます。
また、勉強だけで1週間を過ごし、現地の人達と触れ合うには、物足りなさを感じることもあります。
ただ、ただの観光旅行とは一味違った形で韓国に滞在したい方にとっては、良いきっかけとなるでしょう。
1か月の韓国語学留学
1カ月の場合、民間の語学学校だけでなく、時期によっては大学の語学堂も受講ができます。
また、1カ月ですと初級文法の中でも簡単な構造が理解できるようになるため、簡単な文章であれば自分で単語を入れ替えて意思疎通をとることができるようになります(学校のカリキュラムや個人差もあります)。
積極的に現地で韓国人や留学生たちと韓国語を使って練習をしていけば、街での買い物など、日常生活の中で簡単なやり取りは、何とか韓国語でできるようになるでしょう。
ただ、やっと韓国語の初歩が身に着きかけたところで帰国・・・となってしまうため、もしお金と時間に余裕があるなら、受講期間が終わった後もしばらく韓国に滞在するのもおすすめです。
3か月まではノービザで滞在が可能ですので、思う存分自分の韓国語を現地で練習し続けることができ、上達の早道になります。
1カ月留学のメリット
- 1週間では物足りない部分があるが、1カ月であればもう少し文法的にも多くのことを学べる
- 単なる旅行ではなく、現地での暮らしをある程度体験することができる
- 簡単な意思疎通であれば韓国語でできるようになる
大学の語学堂で行なわれるコースの場合、先生方も教え方に精通した方が多いです。
そのため時間が少なく、初級文法を体系立ててしっかりと身に付けたい場合、民間の語学学校よりも語学堂の方が向いていると言えます。
民間の語学学校の場合、きちんとした学校もあれば、ワイワイ楽しく過ごすことを目的とした学校もあるため、自分がどういった目的で短期留学をしたいのか、その目的に合った学校を選ぶことが鍵となります。
1カ月留学のデメリット
- 1週間コースに比べ、値段が張る
- 宿題が多い(学校による)
- 社会人の場合、1カ月の休暇を取るのが難しい
- 大学生や高校生でも、時期によっては日本の休暇の時期と韓国の授業の開講時期が合わないことがある
1カ月コースの場合、1週間のコースに比べれば値が張り、また宿題もほぼ毎日のように出され、負担が多い印象もあります。
知りたい事をとことん追求するのが好きな勉強家の方向けと言えそうですね。
こうして見てみると、語学堂は授業時間の長さと丁寧度の面で、民間の語学学校は授業料と時間の柔軟さの面でオトクと言えます。
続いて、韓国に短期留学するのに必要な費用について見ていきましょう。
韓国短期留学の費用&安い行き方
韓国短期留学には費用はどのくらい必要なのでしょうか?
韓国に留学するには、主に
- 航空券代
- 学費・授業料
- 現地での生活費(家賃、光熱費、食費、交通費など)
が必要になってきます。
それぞれ、1週間の留学と1カ月の留学の場合に必要な費用について見ていきましょう。
1週間の韓国短期留学に必要な費用
航空券代
飛行機代は時期によって変動し、また航空会社によっても差があります。
安いのはLCC(格安航空会社)で、オフシーズンであれば往復で1万円台後半のチケットもあります。
ゴールデンウイークや夏休みなどピーク時には3万円~7万円ほどになることもありますので、時期や航空会社を賢く選ぶと良いでしょう。
安い飛行機を探すには、こちらのサイトがおすすめです。
学費・授業料
1週間の語学学校のコースでは、学費はだいたい30万ウォン(3万円)ほどです。
中にはマンツーマンのレッスンを行っている学校もありますが、その場合は70万ウォン(7万円)ほどが相場のようです。
マンツーマンですと当然、語学力の伸びは早いですが、値段が高めなのがネックですね。
予算に余裕がある方は検討してみても良いでしょう。
生活費(家賃、光熱費、食費、交通費など)
家賃・光熱費
1週間の滞在ですので、予算的にホテル滞在でも可能ですが、せっかくの語学留学ですからゲストハウスやホームステイなどがおすすめです。
その場合、光熱費と朝食代は既に宿泊費に含まれることが多いので、1週間の滞在で、安ければ1日3万~5万ウォン(3,000円~5,000円)、7日で21万ウォン~35万ウォン(2~3万5,000円)ぐらいが相場です。
交通費
交通費は学校の徒歩圏内に滞在する場合なら無料ですが、1区間でもバスや地下鉄に乗る場合、往復で2500ウォン(250円)ほどの交通費が1日にかかります。
そのため、1週間で2万ウォン(2,000円)ほどを見積もっておいた方がよさそうです。
食費
1週間の留学であれば、短い期間にできるだけ現地で美味しい韓国料理を食べておきたい、と思う人が多いでしょう。
そのため、自炊よりは外食がメインとなると考えておくと良いでしょう。
かかる食費は、最低で1回7,000ウォン(700円)とすると、1日3食で1日あたり2万1,000ウォン(2,000円)ほどになります。
それが1週間ですと、計15万ウォン(1万5,000円)ほどはかかると考えておきましょう。
ただ、上でも触れたようにゲストハウスやホームステイで食事がついている場合、それよりも大分安く抑えることができます。
1週間の短期留学の費用まとめ
- 飛行機代(往復):2万円~7万円(時期や航空会社による)
- 学費・授業料:3万円~7万円(学校や授業形態による)
- 家賃・光熱費:2万円~3万5,000円
- 交通費:無料~2,000円
- 食費:1万5,000円
合計:8万5,000円~19万2,000円
続いて、1カ月の留学で必要な費用を見ていきましょう。
1か月の韓国短期留学に必要な費用
こちらも、
- 航空券代
- 学費・授業料
- 現地での生活費(家賃、光熱費、食費、交通費など)
の順でそれぞれ見ていきましょう。
航空券代
こちらも上の1週間のところで説明したのと同じく、飛行機代は時期によって変動し、また航空会社によっても差があります。
安いのはやはりLCC(格安航空会社)で、オフシーズンであれば往復で1万円台後半、ピーク時でも3万円ほどのチケットもありますが、航空会社によっては7万円代になることもあります。
1カ月の場合、帰りの日にちを工夫して、できるだけ安い日に帰国するようにすると費用を抑えることができます。
安い飛行機を探すには、こちらのサイトがおすすめです。
学費・授業料
韓国の語学学校の授業料は1カ月で40万ウォン(4万円)、別途で教材費が5,000円ほどしますが、語学学校だと自分で教材を選べる場合もあります。
大学の語学堂は教材や授業料、手数料などの合計が100万ウォン(10万円)です。
生活費(家賃、光熱費、食費、交通費など)
家賃・光熱費
共同生活の場合
1カ月の滞在となると、ホテルに宿泊するのでは費用がかかりすぎるため、上でご紹介したようなゲストハウスやホームステイのほか、韓国人学生も多く利用し、留学生にも人気のあるハスク(下宿)と呼ばれる共同生活がおすすめです。
語学学校でホームステイと授業料のパッケージになっている場合、合計で140万ウォン(14万円)ほどが相場です(光熱費・家での食費はホストファミリーが負担)。
ハスクではそれぞれ自分専用の部屋があり、トイレや洗面所・洗濯所は他の学生たちと共同で使います(最近では、自分の部屋にトイレがあるハスクもあります)。
また、食事の世話をしてくれるおばさん(アジュンマ)がいますので、朝食と夕食は食事は下宿所の食堂で提供されるものを食べることができます。
ハスクの場合、韓国人学生も多いため、そこで自然と現地の友達や知り合いができやすいのが嬉しいところです。
家賃は光熱費や食費込みで1カ月30万ウォン~50万ウォン(3万円~5万円)ほどが一般的です。
プライベートが気になる場合
ただ、1カ月の間ずっと他の人々と一緒に生活するのは息苦しいという方は、コシウォンやコシテル、ワンルームなどの施設がおすすめです。
それぞれどういった施設なのかと言うと
- コシウォン(考試院):公務員試験や大学受験などのために学生が住む部屋で、最低限の施設が整っている安い施設
- コシテル(考試tel):コシウォンとオフィステル(オフィスホテル)が合わさったような部屋のタイプで、コシウォンよりもきれい目な部屋
- ワンルーム:1人暮らし用の簡素なワンルーム
となっており、安い順にコシウォン → コシテル → ワンルーム となっています。
どれも1カ月単位で契約できることが多いため、韓国人の学生だけでなく、留学をする外国人にも人気となっています。
家賃は1か月30万~55万ウォン(3万~5万5,000円ほど)で、光熱費として6万ウォン(6,000円)ほどが上乗せされますので、合計3万6,000円~6万1,000円ほどになります。
こちらは月単位での精算を行っており、1人1部屋での自炊が原則です。
語学学校の場合、授業料と宿泊先がパッケージになっていることもあり、若干割引もあります。
例えば、ある語学学校の場合、コシテルが授業料とセットで1カ月95万ウォン(9万5,000円)、ワンルームは105万ウォン(10万5,000円)でした。
交通費
交通費は学校の徒歩圏内に滞在する場合なら無料ですが、1区間でもバスや地下鉄に乗る場合、往復で2500ウォン(250円)ほどの交通費が1日にかかります。
そのため、1ヵ月で7万5,000ウォン(7,500円)ほどを考えておけば良いでしょう。
食費
食費はハスクやホームステイであればかなり抑えることができますが、自炊の場合で考えてみましょう。
1カ月の滞在となると基本は自炊で、一日のうち1食程度を外食といった形をとる学生も少なくありません。
すると、1日3食で1日あたり1万5,000ウォン(1,500円)ほどになります。
1カ月となると、計45万ウォン(4万5,000円)ほどはかかると考えておけば良いでしょう。
ただ、上でも触れたようにゲストハウスやホームステイ、ハスクなどで食事がついている場合、それよりも大分安く抑えることができます。
1カ月の短期留学の費用まとめ
- 飛行機代(往復):2万円~7万円(時期や航空会社による)
- 学費・授業料:4万円~10万円(学校や授業形態による)
- 家賃・光熱費:3万円~6万1,000円
- 交通費:無料~7,500円
- 食費:4万5,000円
合計:13万5,000円~28万3,500円
合計金額が13万5,000円~28万3,500円とかなり開きがありますが、これは航空券や学校、宿泊の形態によって大きく異なって来ます。
できるだけ費用を抑え安く行きたい場合、オフシーズンで安い飛行機を利用し、宿泊もできるだけ食事がついているハスクなどを選ぶと安く抑えることができます。
続いて、韓国の短期留学で必要な持ち物についてご紹介します。
韓国短期留学に必要な持ち物
韓国に留学するには、短期留学と言えど旅行とは違った面がありますので、航空券やパスポートの他にも、いくつか必要な持ち物があります。
例えば
- WiFi
- 現金・クレジットカード
- 保険
- コンセントプラグ(場合によっては変圧器も)
- 季節に合わせて必要なもの
などがありますので、順に見ていきましょう。
韓国短期留学で必要な持ち物1:WiFi
やはりスマホやパソコンを使うとなると、WiFiをレンタルする必要があります。
日本から持って行く携帯に現地でSIMカードを入れる方法もありますが、韓国の場合は費用の安さからしてもWiFiをレンタルするのがおすすめです。
韓国で使えるWiFiをレンタルするには、日本であらかじめ借りて行く方法と現地でレンタルする方法との2種類があります。
費用は韓国でレンタルした方が安いためおすすめですが、中には日本からレンタルして行った方が安心という方もいますので、それぞれ好みのものを選ぶと良いでしょう。
韓国のWiFiについては、こちらの記事で詳しくまとめていますので、そちらを参考にしてみて下さい。
韓国短期留学で必要な持ち物2:コンセントプラグや変圧器
韓国では日本とコンセントの形や電圧が異なっています。
そのため、日本の電化製品をそのまま韓国で使うことはできません。
日本で使われているコンセントはA型と呼ばれるものですが、韓国ではC型とSE型が使われています。
また、電圧は日本は100Vですが、韓国は240Vとなっているため、240Vまで対応している電化製品でないと壊れてしまいますので、そういった場合は変圧器を持って行く必要があります。
韓国で必要なコンセントプラグや変圧器については、こちらの記事を参考に準備をして行くのがおすすめです。
韓国短期留学で必要な持ち物3:海外旅行保険
韓国では交通事故の発生率は日本より高く、忘れ物や盗難は絶対起きないとは断言できません。
また、食中毒や病気などは自分で気を付けていても、何がきっかけで発生するかわかりません。
よほどの自信がある方以外は、保険に加入しておくのがおすすめです。
ただ、1週間~1ヵ月ほどの短期留学の場合、クレジットカードに付帯している海外旅行用の保険でカバーできることがほとんどです。
クレジットカードの海外旅行保険がおすすめ!
以前、当サイトのスタッフたちも日本から海外に短期~中期出る際、どのような方法で保険をカバーして行くのが良いのか悩み、色々と調べたことがありました。
というのも、海外保険はかなり保険料が高額なものが多く、なかなか出費が痛いので、もう少し安くできる方法はないかと考えていたためでした。
そんな中見つけたのが、クレジットカードの海外旅行保険を使う方法です。
多くの年会費無料のクレジットでも、そのまま海外旅行保険も無料でついて来ますので、大変お得なのです。
クレジットカードは数多くの種類がありますが、その中でも年会費無料でなおかつ海外旅行保険が充実しているものは、例えば
- エポスカード
- 楽天カード
- Delight JACCS CARD(旧REXカード)
- リクルートカード
などがあります。
Delight JACCS CARD(旧REXカード)とエポスカードはこれまで、自動付帯といって、クレジットカードをただ海外に持って行くだけで海外旅行用の保険が90日間適用されていました。
どちらのカードも2023年9月30日までに出国の場合、ただ海外に持っていくだけで保険が適用になるのですが、10月1日以降の出国はルールが変更になり、他の多くのカードのように、カードで旅費(飛行機代やバス・電車・タクシー代など)を支払うことによって保険が適用される形になります。
楽天カードとリクルートカードの場合、海外旅行や海外渡航に関連する費用(飛行機やバス・電車・タクシーなどの交通機関など)をそのカードで支払うことにより、保険が適用される利用付帯となっています。
楽天カードをはじめ、多くのカードは、出国前にカードで支払いをしてあることが条件ですが、リクルートカードや、エポスカードの新ルールの場合、海外の現地で交通費を支払った場合でも、その日から90日間保険が適用されるのが特徴です。
韓国短期留学におすすめの海外旅行保険つきクレジットカード
韓国に1週間~1ヵ月ほど短期留学をする場合、上でご紹介したクレジットカードの保険でも90日間保険が適用されますので、十分だと言えます。
当サイトのスタッフが実際に利用していておすすめなのが、
- エポスカード
- 楽天カード
です。
エポスカードや楽天カードは学生や主婦でも審査に通りやすいカードで、初めてのクレジットカードとしても適しています。
また、普段からお買い物に使えるポイントが貯まるだけでなく、海外保険の補償内容も充実していますので大変おすすめです。
当サイトのスタッフが実際に利用している方法は、出国前に航空券やホテル代をどちらかのカードで支払っておきます。
そして、当日に空港に向かう交通機関、例えば電車代をもう一つのカードで支払って、両方のカードの海外旅行保険が適用されるようにしておきます。
そうすれば、90日間は両方のカードの海外旅行保険が使えるんですね。
もしもまだ持っていない場合、申し込みは下のサイトから必要事項を入力するだけですので、とても簡単です。
少なくとも、エポスカードか楽天カードのどちらか1枚は持っておくのがおすすめですが、できれば両方作っておくと何かと便利ですよ。
韓国はカード社会ですので、現地でも助かる上、ポイントもたまり、また海外旅行保険も利用できるため、ほぼ必須アイテムとも言えます。
ちなみに、90日(3カ月)を超える海外滞在の場合、裏技として、上でご紹介したリクルートカードを途中から追加で使用する方法もあります。
ですが、1カ月以内の短期留学の場合であれば、エポスカードと楽天カードの2つあれば十分でしょう。
韓国短期留学で必要な持ち物4:季節に合わせて必要なもの
韓国は日本と近いものの、気候や風土が異なっている部分もあり、季節ごとに必要な持ち物や注意点などもあります。
韓国で春&秋に必要なものや注意点
日本と異なり、韓国では花粉症はありません。花粉症がないのはありがたいですが、春先には中国から黄砂やPM2.5が飛んできたり、空気が乾燥したりすることがあります。
PM2.5は韓国語では「ミセモンジ(微細ホコリ)」と呼ばれています。
このPM2.5や黄砂が飛んで来ると目や喉がイガイガしたりしますので、コンタクトの場合は注意が必要です。
また、できるだけPM2.5用のマスクを持って行くと良いでしょう。
以前、当サイトのスタッフが「この程度なら大丈夫だろう」と油断しマスクなしで過ごしていたところ、喉に炎症が起こってしまい、その後酷い風邪のような状態が長く続いて大変な思いをしたことがあります。
また、黄砂によりバッグや服も汚れてしまうことがあるため、ウェットティッシュも持っておくと重宝することがあります。
韓国で夏に必要なものや注意点
日本と同じく、韓国の夏は蒸し暑く、またその暑さも年々厳しくなりつつあります。
そのため、熱中症対策はしっかりとするようにし、韓国でも水分はこまめにとり、帽子などを持って行くようにしましょう。
また、韓国でも夏場のショッピングモールやレストランなどでは冷房が強いことも少なくありませんので、特に冷えやすい方は薄めのカーディガンなどを1枚持って行くのがおすすめです。
その他にも、韓国では日本よりも性犯罪がよくニュースになっています。韓国の場合、夏ですと夜遅く出掛ける人々も少なくないのですが、女性であれば夜道やタクシー利用の際、なるべく単独行動は避けるようにしましょう。
韓国で冬に必要なものや注意点
春と秋のところでも触れた黄砂やPM2.5ですが、冬場が一番酷くなります。
そのため、特に冬場はマスクが欠かせませんので、準備して行きましょう(韓国でも買えます)。
また、韓国の冬は寒さも厳しく、1月中は最高気温が氷点下の日もあるので、防寒対策を忘れないようにしましょう。
現地の女性はなぜか結構薄着の人も多いのですが、慣れていない日本人が同じ格好をすると風邪を引いたりしますので、せっかくの留学期間を無駄にしないためにも、しっかりと防寒対策はするようにしましょう。
ちなみに、韓国に持って行ってよかったものは、ホッカイロでした。日本の服に貼るタイプのホッカイロはとても重宝しますので、できるだけ日本から用意していくのがおすすめです。
その他の注意点
1週間~1カ月の期間ですと、韓国にはノービザで3か月まで観光滞在できます。
C-3(短期総合)という90日以下の短期留学用のビザもあるにはあるのですが、日本人の場合は3ヵ月以内であればノービザで滞在できるため、このC-3ビザはわざわざ取得しなくても大丈夫です(領事館によっては、発給さえしてくれないこともあるようです)。
ただ、この間現地で仕事をすることは認められていませんので注意です。
最近、秘密でアルバイトをしているのが発覚して、強制退去処分となった留学生もいましたので、くれぐれも注意しましょう。
安く気軽に韓国語を学ぶには
ちなみに、韓国語を話せるようになりたいなら、こちらの「K Village 韓国語」がおすすめです!
1レッスンが500円台からと、ワンコインでレッスンが受けられ、アットホームな雰囲気で大人気の韓国語教室です。
無料体験もありますので、少しでも韓国語に興味がある方にとてもおすすめです!
まとめ
社会人や大学生・高校生にも人気の韓国短期留学についてご紹介してきました。
留学のスタイルも色々なものがあり、「人気がある所にしたい」「とにかく費用が安いのが一番」「自分の好みのスタイルで!」など、様々でしょう。
1週間の留学であれば気軽に参加できますし、また1カ月の留学となればもう少し現地暮らしを本格的に体験することができます。
費用は1週間の短期留学で8万5,000円~19万2,000円、1カ月の短期留学では13万5,000円~28万3,500円ほどが相場となっています。
また、韓国留学ではWiFiやプラグ(場合によっては変圧器)のほか、季節によって必要な持ち物もありますので、できるだけ現地でスムーズに生活できるよう、あらかじめ必要なものは日本から持って行くのがおすすめです。
人によっては、短い滞在でも人生が変わることもあるでしょう。
みなさんの韓国短期留学が実り多いものとなりますように!
[担当:Foti|編集:運営スタッフ]