皆さん、年末年始の海外旅行先はもう決まっていますか?
2019〜2020年にかけての年末年始は、多くの会社では12月28日(土)~1月5日(日)までの9連休になります。
9連休ということで、普段なかなか行けない遠くの国に行ってみたいと思う方も少なくないかと思います。
今回はそんな中でも、ヨーロッパに安く行く方法に注目し、比較的安い料金で行けるコツや時期・スポットを解説しています。
そして、2019〜2020年の年末年始におすすめの、ヨーロッパの穴場的な旅費の安い国・地域をランキング形式で5選ご紹介します。
しかも今回の5つの国・地域は、「寒いのは嫌だ!」という読者の皆様のために、暖かい国・地域という観点でも選んでいます。
ひとり旅でじっくり街歩きを楽しむもよし、女子旅でインスタ映えを狙うもよし、はたまた子連れでファミリーでリゾートでのんびりするもよし。
比較的安い料金で行ける、様々なヨーロッパの楽しみ方を見つけてみてください。
年末年始のヨーロッパの気温や観光事情
意外と暖かい穴場がある冬のヨーロッパ
年末年始はヨーロッパも日本と同じ冬になります。
そのため、冬のヨーロッパと聞くと、オフシーズンで寒いイメージがありませんか?
ところがヨーロッパの中には、寒さをしのぐ旅先(避寒地)として人気の暖かい観光都市が多々あります。
しかも、一般的にはヨーロッパはやはり夏がベストシーズンと思われているため、真逆の冬はオフシーズンとなっています。
だからこそこの時期、相場よりも旅費の安い国や地域も存在するのです。
年末年始のヨーロッパ旅行でおすすめの期間
年末年始のヨーロッパ旅行では、3日間や4日間、5日間という短期間のヨーロッパ旅行は、あまりおすすめしません。
その理由は、まず、日本から距離があるため、飛行機に乗る時間が長いのです。
直行便でも8時間から10時間程度、乗り継ぎとなると20時間程度かかることもあり、家を出発してから旅行先に着くまでを考えると、移動だけで片道に丸一日が取られてしまいます。
また、航空券代も当然、近距離路線よりかさみます。
つまり、ヨーロッパで短い旅程を組んでしまうと、時間と費用の大部分を飛行機が占めてしまい、コスパが悪いのですね。
従って、ヨーロッパをコスパよく満喫するなら、最低でも6日間の旅程をおすすめします。
それでは、年末年始のヨーロッパ旅行の相場はどのくらいなのか、見ていきましょう。
年末年始のヨーロッパ旅行の相場【2019~2020】
年末年始のヨーロッパ旅行の一般的な相場
ヨーロッパ旅行に行くには、2つの方法があります。
- 自分で飛行機チケットとホテルを予約・購入して行く
- 旅行代理店のツアーを利用して行く
できるだけ安く行きたい場合、おすすめは2のツアーで行く方法です。
ここで「なぜツアー?」と思われた方もいるかも知れません。
海外旅行に行くとなると、一般的に自分で飛行機チケットとホテルを予約・購入するケースも多いですよね。
ですが、実は(特に年末年始は)個人で飛行機チケットとホテルをバラバラに予約するよりも、大手旅行代理店が提供しているツアーを利用した方が金額が断然安いことが少なくないのです。
ツアーの会社や時期にもよりますが、同じ旅行先に行くのでも、ツアーを利用した方が5万円ほど安いことも珍しくありません。
さらに、ツアーと聞いて多くの人が懸念する現地でのスケジュールですが、現地で自由行動というツアーも少なくありません。
そのため、運よくそういったツアーで空きがあれば、かなりお得になりますのでおすすめです。
年末年始のヨーロッパ旅行のツアーの相場
年末年始のヨーロッパ旅行でさらにツアーというと、かなり贅沢なイメージがありませんか?
行き先や時期、期間にもよりますが、年末年始にヨーロッパを6日間のツアーでと考えると、
- 30万〜40万円
というのが相場です(大手旅行代理店のツアーで、大人1人あたりの金額)。
もちろん、上は見上げればキリがありません。
年末年始の休暇を利用して海外旅行に出かける日本人観光客が多いことから、やはり年末年始は旅費がかさみがちです。
この時期で10万円以下というヨーロッパツアーは、なかなか見つけづらいでしょう。
しかし、諦めるのはまだ早いですよ!
ツアーの中でも、穴場であったり、格安ツアーをうまく使えば、予算が10万円以下でも行けるのです。
実際、今回の記事でご紹介している旅行先は、10万円以下で行けるツアーもあり、高くても10万円台で行けるものになっています。
年末年始のヨーロッパ旅行はいつがお得?
年末年始は繫忙期(ピーク時)のため、航空券の価格が高くなります。そうなると、当然ツアーの代金も一般的に高くなります。
そのため、少しでも予算を抑えて安く行きたい場合、人気で混雑する日にちから少しずらすのがおすすめです。
実際に調べてみると、同じ年末年始の時期であっても、たった1日ずらすだけで数千円~10万円近くも安くなる場合があります。
年末年始の値段が高い出発日(ヨーロッパ方面)
- 12月28日(土)
- 12月31日(火)
一般的に海外旅行の場合、今年は12月27日(金)~12月30日(月)の期間に出発するのが人気のため、飛行機チケットの価格はこの期間全般で高くなっています。
ですが、ヨーロッパ行きの場合は少し事情が違い、一番高いのが12月28日(土)、次に12月31日(火)で、それ以外の年末の日ではまあまあの価格といった状態です(2019年8月上旬時点での調べ)。
例えば、12月28日と次の日の12月29日の最安値を比べてみると、ヨーロッパ方面でも9万円ちょっとの差がある地域もあります。
(ただ、航空券の中には上のような日でも稀に例外で安いものもありますが、そういった場合はラッキーですので、早めの予約をおすすめします!)
そのため、できるだけ安く海外旅行に行きたいのであれば、できれば上のような人気の日は避けるのがおすすめです。
また帰りの便は、一般的にはやはり連休が終わる時期が一番高くなるのですが、ヨーロッパ方面から帰る場合、移動に時間がかかることから、特に連休が終わる数日前が一番高くなっています。
具体的には、2020年の年始では1月2日(木)が一番高くなっていますので、できればこの日を避けて現地発の便を選ぶようにすると、大分安く抑えることができます。
そのため、より安くヨーロッパで年末年始を過ごすことを考えると、有休を取って12月27日(金)に出発、または12月29日(日)に出発し、1月3日(金)に現地発で戻ってくるのが一般的にはベストだと言えます(ただし、航空券の種類やツアーのプランによっても差がありますので、前後の日にちも一応比較検討してみるのがおすすめです)。
ですが、さらに安く行くには、ちょとしたコツがあるのです。そのコツを見ていきましょう。
年末年始のヨーロッパ旅行を安く行く方法
上でヨーロッパ旅行にはツアーがお得だと触れましたが、こうした安いツアーをより確実に購入するにはコツがあります。
それは、ツアーの予約開始と同時に予約してしまう、つまりできるだけ早く予約を入れてしまうというのが手です。
また、それが無理なら、良さそうなツアーを見つけ次第、すぐに予約を入れることです。
というのも、格安のツアーは、席数がそれほど多くは用意されていないのが通常です。
そのため、「今日空きがあったのに、次の日にはもう空きが無くなっていた!」なんてことはしょっちゅうあります。
せっかくのチャンスを逃すととても残念ですよね。私にもそういった経験があります。
そのため、良さそうな格安ツアーがあったら、できるだけ早くツアー会社に問い合わせをしてみて、その前後の安いプランや席の有無などを確認・予約しておくのがおすすめです。
それでは、そんな年末年始のヨーロッパ旅行のおすすめの国ランキングをご紹介します。
年末年始のヨーロッパ旅行おすすめ|安い穴場の国&地域ランキング
今回、2019〜2020年の年末年始で、ヨーロッパの中でも比較的暖かいところで過ごすと想定し、比較的安く行ける国&スポット・ランキング5選をピックアップしました。
ロンドンやパリなどの超メジャーな観光地ではありませんが、その分穴場とも言えるところにスポットを当てています。
ちなみに、東京の年末年始の気温はだいたい、
- 最低気温:2度〜5度
- 最高気温:10度〜13度
です。
これと比較して、暖かいところをご紹介しています。
それでは、おすすめの国・地域ランキング5選を、順番に見てみましょう!
1位:リスボン(ポルトガル共和国)
太陽の国・ポルトガルの首都であり、イベリア半島最長のテージョ川の河口に広がる都市です。
河口の丘に囲まれていることから、「7つの丘の街」とも呼ばれています。
1年を通じて比較的温暖で過ごしやすく、暖かい年末年始を迎えられるでしょう。
年末年始のリスボン6日間~7日間のツアー最安値例(大人1人)
<成田発>
<関空発>
年末年始のリスボンの気温
- 最低気温 → 8度〜12度
- 最高気温 → 14度〜16度
おすすめスポット:インスタ女子必見!?
サンタ・ジュスタのエレベーター
リスボンで絶景が見られるスポットとして有名なのが、バイシャ地区とシアード地区を結ぶための「サンタ・ジュスタのエレベーター」です。
エレベーターからの絶景はもちろんのこと、エレベーターそのものも、インスタ映えすること間違いなしです。
2位:マルタ共和国
地中海に浮かぶヨーロッパ屈指のリゾート地です。
首都ヴァレッタは世界遺産に登録されており、リゾートらしく美しい海に面したビーチがある一方、石造りの教会や城壁などが今も数多く残っています。
その様子はさながら海に浮かぶ城塞都市のようです。
こちらも温暖な気候のため、避寒地としては申し分ありません。
年末年始のマルタ6日間~7日間のツアー最安値例(大人1人)
<成田発>
<関空発>
年末年始のマルタの気温
- 最低気温 → 10度〜12度
- 最高気温 → 15度〜17度
おすすめスポット:ファミリーや子連れにも楽しい!
マルタ島北部のアンカーベイにある「ポパイ村」
実写版『ポパイ』の映画セットをそのままアミューズメントパークにしたもので、ポパイやオリーブの衣装を着たスタッフに出迎えられ、カラフルな建物を見学したりできます。
3位:ドゥブロヴニク(クロアチア共和国)
ドゥブロヴニク(ドブロブニクとも表記)は、クロアチア共和国の南部に位置しています。
北海道の苫小牧や帯広と同じくらいの緯度ですが、地中海の一部であるアドリア海に面しているため、地中海性気候の影響で比較的温暖です。
「アドリア海の真珠」とも呼ばれ、旧市街の美しさは息を飲むものがあります。
年末年始のドゥブロヴニク(クロアチア)6日間~7日間のツアー最安値例(大人1人)
<成田発>
- 6日間:80,800円 ~ 詳しくはこちら(旅工房)
- 7日間:102,600円 ~ 詳しくはこちら(旅工房)
<関空発>
- 6日間:149,800円 ~ 詳しくはこちら(旅工房)
- 7日間:159,800円 ~ 詳しくはこちら(旅工房)
年末年始のドゥブロヴニク(クロアチア)の気温
- 最低気温 → 7度〜8度
- 最高気温 → 12度〜13度
おすすめスポット:ひとり旅の街歩きにぴったり!
ドゥブロヴニクの街並み
ドゥブロヴニクといえば、何と言ってもオレンジの屋根が連なる旧市街の美しい街並みでしょう。
ジブリ作品『魔女の宅急便』や『紅の豚』に出てくる街のモデルともいわれており、海の青と家々のオレンジのコントラストは絶景の一言に尽きます。
4位:イビサ島(スペイン王国)
スペインの東、地中海に浮かぶイビサ島。
「泡パーティー」を主催するクラブなどで有名ですが、島全体が世界遺産に登録されており、見どころ満載です。
クラブのパーティーなどが盛んになる夏に比べ、年末年始を含む冬のシーズンは落ち着いた雰囲気の中ゆっくりと観光することができます。
年末年始のイビサ島(スペイン)6日間~7日間のツアー最安値例(大人1人)
<成田発>
- 6日間:121,800円 ~ 詳細はこちら(旅工房)
- 7日間:129,800円 ~ 詳細はこちら(旅工房)
<関空発>
- 6日間:168,800円 ~ 詳細はこちら(旅工房)
- 7日間:178,800円 ~ 詳細はこちら(旅工房)
年末年始のイビサ島(スペイン)の気温
- 最低気温 → 8度〜9度
- 最高気温 → 15度〜16度
おすすめスポット:ダルト・ビラ
クラブ遊びだけじゃない!世界遺産イビサ島の昔の様子をうかがうダルト・ビラ
島内最大の街と言われている「イビサ・タウン」の旧市街地が、ダルト・ビラです。
2,500年以上前につくられたとされる城壁都市で、石畳の路地にカフェやお土産屋さんなどが並ぶ、ロマンチックな雰囲気漂う観光地です。
5位:グラナダ(スペイン王国)
カトリック教国のスペインにあって、イスラム教の歴史が色濃く残る、南部アンダルシア地方の都市です。
年間を通して温暖な気候で、暖かな年末年始を迎えるのにうってつけです。
年末年始のグラナダ(スペイン)6日間~7日間のツアー最安値例(大人1人)
<成田発>
<関空発>
年末年始のグラナダ(スペイン)の気温
- 最低気温 → 15度〜16度
- 最高気温 → 21度〜22度
おすすめスポット:アルハンブラ宮殿
グラナダといえばここ!イスラム芸術の頂点の誉れ高いアルハンブラ宮殿
「赤い城」を意味するアルハンブラ宮殿は、イスラム教徒がグラナダ王国をこの地に築いた13世紀以降に建設されました。
サン・ニコラス展望台から眺める宮殿の姿が、最も美しいとされています。
また、宮殿の敷地内の庭園や建造物も大変美しく、イスラム芸術の頂点と呼ばれるのも納得です。
まとめ
2019〜2020年の年末年始におすすめの、ヨーロッパの暖かい穴場的な安い国・地域を5つご紹介してきましたが、いかがでしたか?
30万〜40万円程度が相場の年末年始のヨーロッパ旅行ですが、探し方を工夫すれば10万〜20万円台で安く行く方法が見つかります。
また、ヨーロッパだけでなく他の海外旅行でも、時期や期間、行き先を工夫すれば、同様に旅費を安く抑えることが可能です。
ひとり旅や女子旅、ファミリーや子連れの旅など、年末年始のヨーロッパ旅行の楽しみ方にも様々なスタイルがあります。
ぜひ、旅行比較サイトを駆使して、それぞれに合った旅先をコスパよく楽しんでくださいね!