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中国のコンセントタイプとプラグ形状|電圧規格と周波数は?上海-北京-大連-広州情報

中国のコンセントとプラグの形

海外旅行へ行く時、特に初めての国へ行く時に考えてしまうものの一つに、「コンセントタイププラグの形」というのがありますよね。

また、電圧や周波数なども国によって様々で、どこまで注意すべきなのかよくわからないことが多いと思います。

この記事では、出張や旅行で中国を訪れる方が知っておくべき、中国のコンセントのタイプやプラグの形状の種類、そして電圧の規格と周波数について解説をしています。

また、中国内でも上海や北京、大連、広州など地域別でコンセントの形の違いがあるのか、また、変換器(アダプター)や変圧器が必要かどうかも解説をしています。

私は3年ほど前より家族で中国の上海に暮らしていますが、我が家で実際に使っている電化製品やプラグ、電圧気などの写真なども載せていますので、是非参考にしてみて下さい。

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中国のコンセントのタイプやプラグの形状・種類は?

海外へ行ったことのある方ならご存知のことと思いますが、プラグのタイプや形は世界中で異なります。

中国も日本とは少し違いますので、ご紹介していきますね。

 

プラグの形状にはどんな種類があるの?

コンセントプラグの種類は、A、B、C、B3、BF、SE、Oタイプなど複数種類があります。

日本はAタイプです。

日本でよく見慣れた形がAタイプというものなんですね。

日本では、全国どこでもこのAタイプのみが使われています。

では、中国のコンセントはどの種類なのでしょうか?

 

中国のコンセントプラグの形状は?

中国ではコンセントプラグは複数の種類が

中国では、A、B、C、Oタイプなどのコンセントプラグが複数あり、複数の種類が使われています。

日本のように一種類に統一されていないため、多少煩わしさを感じるかもしれません。

お持ちの電化製品や変圧器がそのまま中国で使用できるプラグの形状であれば問題はないのですが、そうでない場合にはコンセントの先につけるアダプターを購入する必要があります。

 

一番よく使われているプラグの形状は?

中国のコンセント・プラグ形状

中国でよく見かけるのはこのような形です。

お持ちの電化製品に合うプラグに差し込んでね、ということですね。

この写真の上側のプラグは、日本のAタイプのコンセントを差し込むことができます。

でも電圧が違いますので、直接差し込むのは大変危険です!

くれぐれも差し込まないよう気をつけてくださいね(220ボルトまで対応している電化製品ならそのまま差し込んで大丈夫ですが、詳しくはこの下で解説をしています)。

 

こちらは、中国国内で購入した我が家のドライヤーのコンセントです。

中国で使用中のドライヤーのプラグ

形は日本の電化製品のコンセントと全く同じで、Aタイプと呼ばれるものです。

我が家にある中国で購入した電化製品は、このタイプが一番多いので、これが主流のように思っていましたが、大型の電化製品は多少異なるところがあるようです。

 

そのため、日本から出張や旅行で中国を訪れる際、コンセントのプラグは日本のAタイプのままで大抵は大丈夫だと考えて良いでしょう。

ただ、日本と中国では電圧が違いますので、電圧については注意が必要です。

続いて、中国の電圧事情について見ていきましょう。

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中国の電圧規格や周波数は?

中国の電圧と日本の電圧の違い

まず、中国の電圧は日本とは規格が違い、中国は220ボルト、日本は100ボルトとなっています。

そのため、基本的にそのままでは日本の電化製品は中国では使用することができません。

 

ただ、パソコンやデジカメ、スマホなどの電子機器の場合、最近ではほとんどが100V~240Vに対応しており、世界中どこでも使える規格になっていますので、そういった機器の場合はそのまま中国でも使えます。

確認方法は、電化製品の裏側や側面に、このように表示がありますので、そこを見ればOKです。

中国のコンセントの電圧

 

その他、旅行などの短期滞在で、「必要な電化製品はドライヤーくらい」という程度であれば、三つ星ホテル以上であれば備え付けがあるので、日本から持参する必要はありません。

でも「使い慣れたドライヤーを持っていきたい、その他ヘアアイロンなどの電化製品も持っていきたい・・・」という場合には注意が必要です。

もしお持ちのドライヤーやヘアアイロンが日本国内と海外両用のものであれば、もちろん中国でもそのまま使えます。

ただ、もし日本国内向けの100V対応のものの場合、次に解説をする変圧器が必要になります。

 

中国で変圧器の利用について

上でも触れたように、中国は220ボルト、日本は100ボルトのため、もしお持ちの電化製品が100Vのみに対応している場合は、変圧器を購入するなどして、電圧を変換することが必要です。

日本の国内用の電化製品をそのまま中国で使ってしまうと、必要以上の電流が流れ大変危険です。

絶対にそのまま使わないでくださいね。

お持ちのものを確認し、100-240Vという表示があればどこでも使えますので、中国で使用するにも変圧器は必要ありません。

 

もし変圧器が必要な場合は、日本の量販店や、空港でも購入できます。

ただ、なかなか近くに手頃な変圧器が売っていない場合も少なくありませんので、そういった場合はネットで買うのがおすすめです。

 

ちなみに、我が家はしばらく上海に住む予定で来たため、現地で変圧器を購入しました。

 

小型の変圧器

中国の小型変圧器

この変圧器は、100ワットまでの電化製品に対応している比較的小さい変圧器です。15センチ×7センチほどの大きさです。

変圧器を見ると、220V→100Vという表示があります。

これは、中国で購入した電化製品(220ボルト)を日本で使う場合(100ボルト)にも、この変圧器は対応しているという意味になります。

そして、100V→220Vという表示は、日本で購入した電化製品(100ボルト)を中国で使えますよ、という意味です。

 

また、この変圧器の注意書きにもある通り、30分以上電化製品を使用する場合は定格容量の80%を超えないようにしてください。

つまり、100ワットまで対応してはいますが、80ワットの使用にとどめておいてくださいね、という意味です。

我が家では小型の空気清浄機や、扇風機等に使用しています。

 

大型の変圧器

その他、大きめの電化製品は、更に大きい変圧器を使用する必要があります。

しかし、旅行で使用するのは現実的ではありませんので、中国に長期滞在する場合には、ぜひ購入してください。

例えば、こちらの写真は我が家で使用している一番大きいタイプの変圧器です。

中国の大型変圧器

2000ワットまで対応しています。

 

これは主にキッチンで使っており、コーヒーメーカーや炊飯器用に使用しています。

炊飯器は1240ワット、コーヒーメーカーは700ワット。かなり電力を消費するんですね。

恥ずかしながら、私は中国に来て初めてこの辺りの事を知りました。

 

そしてこの炊飯器は日本で購入し、現在変圧器を使用して上海で使用しています。

中国で使用中の炊飯器

ちなみに上海在住の日本人は、この方法で日本の炊飯器を使用していることが多いようです。

現地でも中国国内向けに日本のメーカーが炊飯器を販売しており、高価ではありますが富裕層の中国人に人気があるようです。

もちろん中国国内向けなので、変圧器は必要ありません。

 

現地で買う手も

そして、我が家で使用しているPanasonicのドライヤーは、実はこちら中国で買いました。

日本で購入したものではなく、中国で購入したので変圧器は不要となっています。

日本でも同じタイプのドライヤーを使用していたのですが、中国で購入したものも同様にとても優秀です。

このように、中国でもドライヤーを買うことができるのですが、短期の出張や旅行などで中国を訪れる場合には、ホテルの備え付けのものを使うので十分でしょう。

もし、こだわりのドライヤーがあるのであれば、上で触れたように小型の変圧器を日本で購入して行って使うのががスムーズです。

もし中国に長期滞在される予定がある方であれば、中国現地で買ってしまうのも一つの方法です。

 

中国の周波数は?日本との違いについて

周波数とは電気が流れる際、1秒間に波打つ数のことを指します。

ですが、普段の生活ではあまり意識されることはないかもしれません。

日本では、東日本が50ヘルツ、西日本で60ヘルツと周波数が異なります。同じ国で周波数が異なることはとても珍しいことなのだそうです。

ただ、近年のほとんどの電化製品は50ヘルツと60ヘルツの両方に対応するように作られています。

 

そして中国の周波数は50ヘルツです。

日本の電化製品は通常50ヘルツから60ヘルツに対応しているので、そのまま中国で使用することができます。

 

中国でパソコンやスマホを使うにあたって

中国に行く際、日本からパソコンやスマホを持参することも多いと思います。

冒頭でもご紹介しましたが、現在これらは世界中どこでも使用できる規格になっていますので、電圧を気にする必要がありません。

多くの方が使用されているiPhoneも同様です。

 

日本のパソコンやスマホでしたらプラグのタイプはAですので、そのまま中国でも使用することができます。

上でも触れたように、中国は複数の種類のプラグが使われている国なので、場所によってはAタイプが使えない可能性もなくはないのですが、これまでの経験上、ホテルなどでも普通にAタイプは使えています。

心配な場合には複数の種類に対応するアダプターがあると安心ですね。

中国のみならず、色々な国へ行かれる場合には、そのようなセットになったアダプターの購入をおすすめします。

海外旅行に便利なUSBタコ足コンセント

一回買ってしまえばその後どこの国に行っても何度も使えますので、とても重宝しますよ。

 

変換プラグ・アダプター(1400円~)

中国はとても広いですが、北京や私が住んでいる上海、その他大連や広州などの主要都市や地域によってコンセントや電圧などに違いはあるのでしょうか?

見ていきましょう。

 

中国国内(北京・上海・大連・広州)でのコンセントプラグの形や電圧などの地域差は?

近年、ビジネスで北京や上海をはじめ、大連や広州など中国の様々な都市や地域に行く日本人は大変増えてきています。

特に北京や上海は、観光で行かれる方も多いですが、広い中国の中でコンセントプラグの形状や電圧の種類に差があるのか気になりますよね。

結論から言うと、電圧やプラグの形が地域によって違う、ということはありません

 

中国では、電圧は地域に関係なくどこでも220ボルトのため、220Vに対応の電化製品であれば大丈夫です。

また、コンセントプラグの形状は既にご紹介してきた通り、中国国内では複数の種類が使用されており、どの都市でも同じように様々です。

我が家ではこれまでのところ、上海だけでなく中国の様々な地域に行ったことがありますが、それでもアダプターが必要な場面に出くわしたことはなく、旅行でも出張でもAタイプのみで対応できています。

 

そのため、基本的に中国ではコンセントプラグの形状はAタイプで大体大丈夫だと考えて良いかと思います。

ただ念のため、複数の種類のプラグに対応したアダプターも1つ持っていると、何かあった際に安心だと言えます。

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まとめ

以上、「日本から持参する電化製品を中国で使う場合、どうすればいいの?」という疑問について、日本と中国のコンセントプラグの形状の違いや種類、電圧、周波数などに関して対応方法をご紹介してきました。

注意が一番必要なのは電圧ですね。

日本は100V、中国は220Vとなっていますので、日本国内専用の電化製品を中国で使いたい場合、変圧器が必要となります。

ただ、最近ではパソコンやデジカメ、iphoneなどのスマホは100V~240V対応のものがほとんどですので、世界のどこでもそのまま使うことができます。

コンセントプラグはは日本と同じA型であれば、基本的に中国でも使用可能な場合が多くなっています。

ただ、中国では複数の種類のプラグの形状が使われていますので、心配であれば複数種類に対応するアダプターがあるとより安心かもしれません。

また、中国の周波数は50ヘルツですが、日本の電化製品の場合、ほとんどが50ヘルツ~60ヘルツに対応していますので、周波数に関しては特に気にする必要はありません。

 

皆さんの中国への旅行や出張が、楽しく充実したものとなりますように!

[担当:Morrisville|編集:運営スタッフ]

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