客室乗務員(CA/ キャビンアテンダント)といえば、昔も今も華やかな印象で、特に女性の憧れの的ですよね。
今回は、そんなCAになるにはどうしたらよいのか、大学や専門学校などの学歴、身長制限や体重、視力などの身体的な条件や、語学(英語力)などでの必要な資格はどのようなものがあるのかについて、CAをしていた筆者と妻、そして元同僚たちの体験談なども踏まえて解説していきます。
CAになりたいと思っている方、またはCAという職業に興味がある方は、応募時の志望理由の書き方のコツなどについても触れていますので、ぜひこの記事を参考に、CAになるための道筋を思い描いて、夢を実現していただければと思います。
CA(客室乗務員)とは?
CA(客室乗務員)とは、旅客機に乗務してサービス業務や保安業務を行う職業のことです。
歴史的に見ると、1919年に現在のブリティッシュエアウェイズにあたるデイムラー・エアハイヤーという会社が、「キャビン・ボーイズ」という3人の少年を乗務員として機内に乗せたのが始まりといわれています。
以前は「スチュワーデス」(男性は「スチュワード」)と呼ばれていましたが、今では「キャビンアテンダント」「CA」という呼び方が一般的ですね。
よく目にする姿から、機内でドリンクや食事のサービスを行うことがメイン業務と思われていますが、それと同じくらい重要な役割として、機内の安全を守るという「保安業務」があります。
ここからは、そんなCAになるための一般的なルートをご紹介していきます。
なお、ここでは日本の大手エアライン2社(JAL、ANA)をメインに想定してお話し、所々、外資系の航空会社についても触れていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
客室乗務員(キャビンアテンダント=CA)になるには
採用までの一般的なルート
CA(客室乗務員)になるには、一般的に以下の方法があります。
- 短大・大学・大学院からの入社(新卒)
- 高専・専門学校からの入社(新卒)
- 社会人採用(既卒)
それぞれについて、順に見ていきましょう。
また、上の3つのルート以外に、高卒の場合についてはどうなのか、そちらについても解説をしています。
(1)短大・大学・大学院からの入社(新卒)
CA(客室乗務員)になるには、短大・大学、あるいは大学院を卒業し、新卒で各社に入社するというルートがまずあります。
国公立・私立、大学・短大、文系・理系の区別や学部、専攻などの学歴は、採用条件としては特に問われないことがほとんどです。
私の同期にも、短大卒で2歳年下のCAがおり、国際線・国内線ともに活躍していました。
一方で、大学によっては観光系、ホスピタリティ系の学部、学科がありますよね。
そういったところで学んだ経験は、仕事に活かすことは十分に可能です。
内容にもよりますが、自己PRなどでしっかりアピールするとよいと思います。
(2)高専・専門学校からの入社(新卒)
CAになるにはまた、高等専門学校(高専)や、その他の専門学校を卒業し、新卒で入社するというルートもあります。
上記の通り、学部や専攻などは問われないことがほとんどであるため、どのような分野の学校であったかはあまり問題ではありません。
むしろ、自身が学んだこと、経験したことなどをいかにCAの仕事に活かしていくのか、をしっかりと考え、面接等で伝えていくことが必要になってきます。
(3)社会人採用(既卒)
そして意外に知られていないのが、学生からの新卒の採用以外にも、他社や他業界からの転職という社会人採用もあることです。
この場合でも、応募する際の条件として前職の業界に縛りがあったりするわけではないようです。
筆者の知り合いで、銀行員からCAになったという人もいるくらいです。
社会人採用の場合は、やはり他社での社会人経験という学生にはないメリットがあります。
これをいかにアピールするかが肝となってきます。
高卒の場合はどうなの?
上記3つのルート以外に、高卒の場合はどうなのでしょうか?
これについては、日系大手の2社か、そうでないかによって採用の可否が異なっています。
日系大手2社(JAL&ANA)の場合
まず、JALとANAの日系大手2社は、高卒の方の採用は行っていないようです。
そのため、現時点で高校生だという方で、日系2社を志望する方は、まず上に挙げた短大、大学(大学院)や専門学校などを進路として選び、学業にしっかり時間を割くことを考えましょう。
また、他の会社であれば、下で説明するように高卒でも採用されるケースがありますので、そちらを目指すという方法もあります。
その他の日系会社や外資系の場合
日系大手2社では高卒での採用は行われていないものの、日系2社のグループ会社や外資系を視野に入れているのであれば、高卒でも入社できる可能性もあります。
例えば、JALグループのジェイエアや国内小規模航空会社の天草エアライン、外資系のルフトハンザ・ドイツ航空やカンタス航空などは過去に、必要な最低学歴を高校卒業と記載していたことがあるようです。
ただ、会社の方針が変われば、この点についても変わることも考えられるため、日頃から採用情報をチェックしておくと良いでしょう。
ちなみに、私の妻もCAをしていたのですが、4年制の大学に通いながら、エアラインスクールにも通っていました。
エアラインスクールには、CAを志望する意識の高い学生が集まるため、かなり刺激を受けていたようです。
英語の授業や面接練習なども、エアライン対策として特化したものを提供してくれるため、本気でCAを目指すのであれば通うことを選択肢に入れておくと良いかもしれませんね。
ここまで、採用ルートについてお話ししてきました。
当然、このルートに乗っているから採用されるというわけではありません。これらは採用されるための最低条件であり、各社の採用試験に合格する必要があります。
では、どのようなことが合格のために大事なのでしょうか?
CA(客室乗務員)採用試験に合格するために大切なこと
CA(客室乗務員)になるには、各航空会社の採用試験に合格しなければなりません。
そこで多くの方が悩むのが、「どうやったら合格できるのだろうか」「志望理由は何と書くのが良いのだろうか」ということでしょう。
ここでは、私自身が航空会社に就職し、さらに現在の飲食業界に転職した際に感じたことも交えてお話します。
志望理由の書き方のポイント
多くの方の場合、CAを目指す理由は「かっこいいから」「海外と関わる仕事がしたいから」など、憧れの気持ちを持っていると思います。
ただ、応募の際、これをただそのまま志望動機として書いてしまうのはNGです。
大切なことは、やはり志望理由、つまりCAになりたい理由を自分の中でしっかりと練り上げ、面接官に「この人が私たちの会社に必要だ」と思わせられることです。
これは、学生の新卒でも社会人の既卒でも同じです。
いかに自分がフレッシュで容姿端麗な新卒の学生であろうと、あるいはいかに経験豊富な社会人であろうと、どのように会社の成長に貢献してくれるかが面接官に伝わらなければ、そのフレッシュさや経験だけで合格を勝ち取ることは難しいでしょう。
逆に言えば、どのような経歴の持ち主であっても、面接官があなたの志望理由に共感でき、「この人と働きたい!」と思ってもらうことができれば、合格はぐっと近づきます。
そう考えると、志望理由は「憧れているから」や「海外に関わる仕事がしたいから」といったことだけでは通用しないということがわかるかと思います。
自分の性格や経験が、いかにお客様に喜んでいただき会社を成長させるのに役立つのか、そのアピールをするのが志望理由です。
それを常に念頭に置いて、企業研究と自己分析を進め、志望理由を練り上げるのがおすすめです。
私自身の合格体験記とコツ
手前味噌で恥ずかしいですが、私のことを例に少しお話しましょう。
面接官の心に訴えるアピールポイントを
私が日系の大手航空会社を志した際、当時その会社の社長がLCCの台頭を意識しながら「価格より価値でお客様に喜んでほしい」というメッセージを発信していました。
社長のメッセージですから、その会社の考え方、方針ともいえます。
そこで、比較的高価格帯のカフェでのアルバイト経験があった私は、そのカフェに価格より価値を求めて来店されるお客様に対する接客の経験から、同様にその航空会社でもお客様に価格より価値で喜んでいただけるような仕事をする自信があるということをアピール材料にしました。
実を言うと、私が航空業界を志したきっかけは、小学生の頃に初めて飛行機に乗った思い出です。
そのときからの憧れも、志望理由としてはありました。その思いはきっと皆さんにもあると思います。
ただ、その思いだけではダメで、その思いを核に、いかに面接官に「この人と一緒に働いてみたいな」と思わせるようなアピールをするかが大事です。
絶対に受かると信じることも大切
また、元CAの私の妻に「エアラインスクールに通っていたときに言われていたことで、CAになるために最も重要なことは?」と聞くと、
「絶対受かる!絶対CAになれる!と信じること」
だったそうです。
精神論かもしれませんが、CAになるために様々な努力をする中で、その努力がCAへの道を開いてくれると本気で信じられる人がCAに適している、ということなのでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。
ここまで、心構えともいえることをお話ししてきました。
ただ、そうはいっても、より具体的に必要な条件などもありますので、ここからはそちらを詳しく見ていきたいと思います。
CA(客室乗務員)になるための条件
CA(客室乗務員)になるには、どのような条件が必要なのか気になりますよね。
地上での一般的な仕事とは違い、CAの仕事は環境も内容も特殊なものです。それに耐えられるかということも、採用の際にはチェックされます。
では、具体的にどのようなことを見られるのでしょうか?
ここでは
- 身長制限や体重、視力、水泳などの身体的な条件
- 必要な資格や経験、英語・語学力などに関する条件
について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
身長制限や体重、視力などの身体的な条件
身長制限はあるの?
JAL及びANAの身長制限について言えば、何センチ以上とは明示されていません。
そもそも、身長制限はなぜあるのでしょうか?
機内ではCAは安全業務を行う保安要員でもあり、安全確認のためにいわゆる「上の棚」(オーバーヘッドストウェージなどと呼ばれます)が確実に閉まっていることを確認する必要があります。
このときに、身長が低いと確認ができないため、保安業務に支障が出てしまいます。
そのため、実際には155センチあたりが最低水準と見込まれています。
ボーイング737型機のみで運航するような国内線専門の会社であれば、機内が狭い分上の棚も低い位置にあり、150センチくらいの身長でも採用されているようですが、767型機や777型機などの大型機で運航する会社の場合、やはり155センチはあったほうが良さそうです。
JAL及びANAの場合は、実際には158センチ程度が採用基準となっているようです。
もし身長が低めなのであれば、面接の段階からそのことが不利に働かないよう、身長をヒールで補うことも検討してはいかがでしょうか。
最初から身長を測って面接が行われるわけではないため、ヒールを履くことで「低い」という印象を多少なりとも拭うことができます。
実際、私の妻の同期で身長が低めだった女性も、高めのヒールで面接に臨み、目線が低くならないようにしていた、と言います。
なお、外資系では身長制限を明示しているところもあります。
この場合、その身長に満たないのであれば、それを補って余りあるほどの魅力をアピールする必要があると思います。
ただし、上記の通り身長は保安要員としての素質ということになるため、現実的にはかなり難しいと言えます。
体重制限は?
体重については、身長以上に明確な制限がない項目です。
ただ、一般的にいえば、あまりにも太っているということは自己管理できないことの表れとも取れます。
特にCAともなれば、一度のフライトで長いときは14時間も機内サービス業務と保安業務をこなし、時差とも戦いながら日々を過ごすわけです。
自己管理が必須であることは間違いありません。
太っているということは、厳しくいえば、自己管理ができないと言っているようなものなのです。
例えばシンガポール航空では、入社当時に採寸した制服はサイズ交換してもらえないそうです。
自己管理をしなさい、ということの表れですよね。
一方、痩せすぎていてもあまり印象は良くありません。
CAの仕事は体力勝負ともいえます。ひょろひょろの不健康そうなCA・・・サービスもそうですが、保安という面でそんなCAには自分のフライトを任せたくないですよね。
このように、太りすぎや痩せすぎは、CAの業務に支障をきたすこともあるのです。
そのため、採用時はもちろんのこと、就職した後でも常に食事や運動に気を配りながら、丁度良い体型を保つことが必要です。
視力が悪くてもCAになれる?
次に視力についてです。
JALやANAについていえば、裸眼での視力が悪くても矯正視力で1.0あれば視力の条件はクリアできます。
ただ、眼鏡ではなくコンタクトレンズを装着する必要があります。
これは、悪天候による揺れや万一の緊急時などに、乗客に指示を出したりする保安要員としての役割において、眼鏡だと外れてしまって視界がぼやけてしまったり、場合によっては脱出用スライドを傷つける危険物にもなりうるからです。
従って、普段コンタクトレンズではなく眼鏡を使用している方は、コンタクトレンズを用意し早めに慣れておくことをおすすめします。
なお、外資系などでは裸眼での視力を条件に挙げているエアラインもあります。
その時々の採用情報をしっかりと確認しましょう。
ちなみに私は裸眼だと視力が0.1ほどしかありませんが、コンタクトレンズを装着することで何ら問題なく乗務できました。
機内は乾燥しているため目が乾きやすいのが苦労したところですが、コンタクトレンズをつけたまま使える目薬を携帯することで乗り切ってきました。
水泳能力が必要と聞いたことがあるけど?
日系のエアラインでは聞きませんが、外資系では一部、水泳能力を条件に挙げているところがあります。
特にヨーロッパ系のエアラインでは、25m、50mなど、自力で泳ぐことができることを条件としているところが多いです。
ちなみに、スカンジナビア航空はなんと200mを条件としています。
外資系にトライする方は、水泳能力についても確認をしておきましょう。
ぶっちゃけ「顔採用」はある?
CAというと容姿端麗で凛とした女性の職業、というイメージがあるかもしれません。
もちろん、容姿端麗であるに越したことはありません。
体重のところで書いたように、自己管理の賜物としての見た目でもあるからです。
しかし、容姿だけが採用の基準となっているということはありません。
元CAの私の妻いわく、エアラインスクールでは容姿の良し悪しよりも「清潔感」が求められる、とのことです。
そのため、容姿が良いから受かる、悪いから受からない、と言い切ることはできません。
見た目における自分磨きは手を抜かず、一方でその他の魅力(語学力、資格、趣味や特技など)もアピールできるよう日頃から努力することをおすすめします。
ここまで、CAになるための身体的な条件について見てきました。
次は、資格や経験といった面で何か必要なことがあるのか、確認してみましょう。
必要な資格や経験
CA(客室乗務員)になるには、どういった資格や経験が必要なのでしょうか?
ここでは
- 必要な資格
- 必要な語学力
- 留学経験は必要か、有利になるかどうか
について順に見ていきましょう。
CA(客室乗務員)になるために必要な資格
CAの場合、不動産業界における宅地建物取引主任者の資格や、旅行業界における旅行業務取扱管理者の資格など、専門的な資格が必要な職業と違い、CAになるにあたって必要な資格があるわけではありません。
もちろん様々な資格を持っていることは素晴らしいことですが、何か必須の資格があるわけではないのです。
そのため、何か資格を持っている場合、それをどうCAの仕事に活かすかをしっかりアピールできるかどうかが大事です。
ただし、そんな中でも一つ求められるものがあります。それが語学力です。
日系でも外資系でも、特に英語力が求められます。
国際線はもちろんのこと、訪日外国人への接客を考えれば国内線においても機内で英語を用いるシーンは必ずやってきます。
では、どれくらいの英語力を求められるのでしょうか?
CAになるには英語力はどれくらい必要?
必要な語学力
CA(客室乗務員)となると、業務の中でどうしても英語でのやり取りが必要となって来ます。
そんなCAに必要な語学力ですが、JALおよびANAについては、TOEICで600点程度が一つの基準となっています。
TOEICの600点というのは、だいたい高校中級程度のレベルで、英検で言うと準2級程度になります。
採用時、TOEICのスコアを持っていなくても、同程度以上の英語力を証明できるのであれば他の資格(TOEFL、英検など)でも良いようです。
外資系だと、より高い英語力(TOEIC 700〜800点)を求めるエアラインもあります。
いずれにしても、英語のスキルは磨けるだけ磨いた方が得策でしょう。
英語のおすすめ習得法
ちなみに、英語ができないと嘆いている方も多いかと思います。
そんな方には、ぜひ中学レベルの教科書で良いので音読し暗唱することをおすすめします。
私も初めは英語が話せない純日本人でした。
しかし、ネイティブスピーカーがテキストを読むCDを聞きながらそれにならって音読し、内容を暗唱できるくらい繰り返すと、次第に英語が話せるようになっていきました。
自分がネイティブのように発音できるようになると、その音が聞こえるようにもなるのです(スピーキングとリスニングはつながっているのだと感じたものでした)。
ちょっとずつでも英語が理解できるようになると、だんだん楽しくなってきます。
何事もまず初めの一歩が大変ですが、その一歩を乗り越えてしまえば、みるみるうちに上達していくことがあります。
CAになりたいという強い希望があるのであれば、ぜひ英語もその強い意志で習得できるよう努力していきましょう。
CAに留学経験は必要?あれば有利になる?
海外を駆け巡るイメージの強いCAですが、海外留学の経験は必要なのでしょうか?
実は、海外留学の経験は、採用の際に求められる条件ではありません。
しかし、当然その経験は、他国の人々とのコミュニケーションスキルや異文化への順応力など、CAに求められる素質の習得に必ず役立つはずです。
また、英語の習得という意味でも、英語圏に留学し、現地で勉強をしながら現地の友達を作るなどすることで、あっという間に上達するでしょう。
そのため、面接時にそういった点をアピールすることができれば、留学経験があることは有利であると言えます。
ただ、留学するとなるとお金や時間が必要になってくるため、全ての人が留学を経験することはできないかもしれません。
ですが、方法を探してみて留学できそうなのであれば、日本を飛び出して海外でしばらく生活してみるというのはとても良いことだと思います。
私の場合は、長期の留学はできませんでしたが、メルボルンや北京、マドリードなどに4週間〜6週間滞在する機会を学生時代に得ました。
語学力の向上にも大変役立ちましたが、それ以上に他国の文化に馴染むことや外国の人々とコミュニケーションを取ることに抵抗を感じなくなったことが、最大の収穫でした。
CAの職場である機内は、お客様はもちろん同僚にも外国人がいることが多いです。
留学経験があることは、必須ではありませんが、何かしらの形で必ず有利に働きます。
そのため、長期でなくとも、私のように短期間の海外語学研修などであれば、多くの方が参加しやすいためおすすめです。
まとめ
キャビンアテンダント(CA/客室乗務員))になるにはどうしたらよいのかをお話ししてきましたが、いかがでしたか?
客室乗務員になるためのルートには、短大や大学、大学院、あるいは高専、専門学校などを出て新卒で採用試験を受けるルートと、社会人経験を経て既卒で採用試験を受けるルートがあります。
高卒の場合、日系大手2社では採用はないようですが、日系グループの他の会社や外資系の航空会社などでは、高卒でも採用されることがあるようです。
また、採用試験で合格を勝ち取るためには、志望理由をしっかりと練ること、そして自分がいかに会社の成長に貢献できるのかをアピールすることが大事です。
「CAになれる!」と信じることも同じく大事です。
CAになるための条件として、身体的な条件や必要な資格としての語学力についてもお話ししました。
身長制限については業務上高い棚などをに届く必要があることから、大型の航空機では155cm、小型の航空機では150cmが最低基準とされているようです。
ただ、実際は158cm辺りが採用基準の目安とされているようですので、身長が少し足りない場合、面接時にはヒールを履くことや、その他のアピールポイントをしっかりと打ち出すなどの工夫をすると良いでしょう。
なお、体重、容姿の良し悪しは基準として明確ではないものの、いわゆるCAのイメージになるよう自分磨きを続けることが大切です。
また視力については、日系の航空会社ではコンタクトレンズ使用でも大丈夫ですので、視力が悪い方も諦める必要はありません。
また語学力(英語力)については、TOEICスコアで日系の航空会社は600点、外資系では700点〜800点程度が求められます。
その他、CAになるために必要な資格などは特にありません。
留学に関しては、絶対必要な経験とは言わないものの、語学力とコミュニケーションスキルを同時に習得でき、様々な国の文化や人々と触れることができるため、おすすめです。
また、面接でそういった点をアピールできれば、採用時に有利になることもあるでしょう。
この記事を参考に、CAになる準備をしっかり整え、夢のCAライフを勝ち取ってください!