タイ・バンコクの3大寺院の一つである人気スポット、ワットプラケオは別名エメラルド寺院とも呼ばれています。
この記事では、バンコク観光で外せないワットプラケオについてや行き方&アクセス方法を写真と地図入りで詳しく解説をしています。
また、王宮も同じ敷地内にありますので、行き方は同じになります。
その他、ワットプラケオ&王宮の入場料や営業時間、服装やサンダル、見どころや回り方などについても解説しています。
なお、今回の記事ではまず行き方とアクセス方法について詳しく解説をしていますが、先にワットプラケオの回り方や入場料などの基本情報を読みたい方は、こちらから記事下の方へ先にお進み下さい。
また、ワットプラケオの後にワットポーに行かれる方も多いと思いますので、ワットポーまでの行き方も最後にご紹介しています。
なお、特定の項目について先に知りたい方は、目次をクリックし、お好きな個所に飛んでお読み頂ければと思います。
[この記事に記載の料金は、1バーツ3,5円のレートで計算してあります。また、価格は変更になることもあり得ますので、参考程度に見て下さい。]
ワットプラケオとは?英語ではどう表記するの?
まず、ワットプラケオについて簡単に見てみましょう。
ワットプラケオは、1782年に建てられた寺院です。
現在のタイの王朝であるチャクリー王朝を開いた際、ラマ1世によって建設されました。
ワットプラケオは、本堂に納められているエメラルドでできた仏像が有名で、別名エメラルド寺院とも呼ばれています。
ワットポー、ワットアルンとともにタイ・バンコクの3大寺院とされています。
ワットプラケオにはエメラルドの仏像をはじめ、様々な建築様式で建てられた美しい仏塔や建築物があります。
そんなワットプラケオの見どころや回り方については、下の方で解説をしていますので、詳しくはそちらを参考にしてみて下さい。
ワットプラケオは日本語では「ワットプラケオ」または「ワット・プラ・ケオ」と表記されていますが、英語では "Wat Phra Kaeo", "Temple of the Emerald Buddha" と表記されます。
それでは、ワットプラケオと王宮までの行き方やアクセス方法について見てみましょう。
ワットプラケオ&王宮の行き方&アクセス方法
冒頭でも触れたように、ワットプラケオと王宮は同じ敷地内に隣り合っていますので、どちらも行き方は同じになります。
バンコク市内からワットプラケオや王宮までの行き方はいくつかあります。
ワットプラケオはバンコクの地図で見ると左上に位置しています。
そのため、ホテルなど自分の宿泊先がどの地域にあるかによって、行きやすい方法が異なってきます。
まず、行き方の手段を簡単にまとめてみると
- 徒歩
- タクシー
- トゥクトゥク
- バス
- MRT(地下鉄)やBTS(高架鉄道)+ 水上バス
となります。
それぞれ、順に見ていきましょう。
徒歩
バックパッカーが多く宿泊するカオサン地区周辺からであれば、徒歩でもワットプラケオと王宮に行くことができます。
大体、歩いて10分~15分ほどですので、散歩がてら行くことができます。
日中に行く場合、外はかなり暑くあっという間に日焼けしてしまうため、必ず帽子と日焼け止め対策をして行くのがおすすめです。
「日焼けといっても、大した事ないだろう」と思っていたところ、タイで初日からあっという間に腕が真っ赤になってしまったことがありますので、要注意です。
この写真でもわかる通り、私は日焼け止めを塗っていたのですが、夫は塗らないでいたところ、あっという間にこのように真っ赤になってしまいました。
注!ハムではありません(笑)
タクシー
一番おすすめなのはタクシーです。
タイではタクシーが安く、場所によっては、下でご紹介する電車と水上バスを乗り継いで行く方法よりも安上がりです。
特に人数が2人以上であれば割安になりますし、時間も早く着くことが多いです。
例えば、日本人観光客が多いフアランポーン駅周辺からだと17分ほど、スクンビット周辺からだと30分ちょっとで着きます。
ワットプラケオの近くにあるワットポーからフアランポーン駅までタクシーで71バーツ(約250円)でした
料金は大体70バーツ~140バーツ(約245円~490円)ほどで、タクシーの種類や道の混雑状況によります。
ただ、朝とお昼と夕方は渋滞が酷いため、かえって遅くなってしまうこともありますので、時間を選んで利用すると良いでしょう。
また、バンコクのタクシーはぼったくりが多いことで有名ですが、コツさえ押さえて利用すれば大丈夫です。
コツは
- Grabタクシーを使う
- <TAXI-METER>と表示があるメータータクシーを使う
のどちらかです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Grabタクシーは初心者に特におすすめ
まず、外国人にとって安心なのがアプリでタクシーを呼べるGrabタクシーです。
支払いはアプリに登録したクレジットカードからされ、担当タクシーが決まると運転手さんの顔写真と車のナンバーがアプリに表示されますので、安心して利用することができます。
また、Grabではぼったくりはまずありませんし、もし何かあればアプリやGrabのカスタマーサポートにクレームを入れることもできるようになっています。
ただ、Grabだと安心感がある代わりに、料金は普通のタクシーよりも高めとなっています。
メータータクシーも便利
Grabは便利で安心な反面、料金が高めなのと、時間帯や場所によってはなかなか来てくれる車がない場合があります。
そこで同時におすすめなのが、街中で普通のタクシーをつかまえて利用することです。
最初の頃、ぼったくりに遭うのが不安でGrabばかりを利用していたのですが、ある時からコツをつかみ、普通のタクシーも利用するようになりました。
これまで何度もバンコクでタクシーに乗っていますが、ぼったくられたり不快な思いをしたことはなく、無事に利用できています。
バンコクでタクシーに乗るコツと手順
- 有名なホテルの前や観光名所付近で出待ちをしているタクシーは使わない
- 自分から声を掛けて客引きをして来るタクシーは使わない
- そういった場所からは離れ、普通の道で車の屋根に<TAXI-METER>と書かれているタクシーを拾う
- 運転手さんに窓越しから行先を言い、OKかどうか確認
- 乗る際、「メーター?」とハッキリ訊いてメーターを指さし、メーターを使うことを確認
- オドオドせず、できるだけ毅然とした態度で堂々とする
- 大きいお金は見せず、できるだけ小さい額のお金を用意
まず、外国人観光客が多く宿泊しているホテルや有名な観光名所の付近では、出待ちをしているタクシーが多くいますが、そういったタクシーはぼったくりをするようなケースも多いため、避ける方が良いです。
また、自分からしきりに呼びかけてくるようなタクシーはぼったくりが多いため、そういったタクシーは使わない方が良いでしょう。
何か話しかけて来たら、手を振りながら「No」と言えば大丈夫です。大抵の場合、相手がニッコリと笑ってそこで諦めてくれます。
そして少し離れた通りへ行き、そこで流しのメータータクシーを使い、しっかりとメーターを使ってもらえば大丈夫です。
ただたまに、前の乗客を降ろした際のメーター料金のままになっていることがありますので、必ずリセットしてもらい、初乗りの35バーツ(2019年2月時点)からスタートしてもらいましょう。
またある時は、最初はメーターをつけてくれたのに、数分後にもう一度見てみると、なぜか消されていたことがありました。
気づいて指摘すると、すぐにまたつけてくれたのですが、タイのタクシー、なかなか油断できません・・・。
また、降りる際に大きい額のお札を見せてしまうとトラブルになることもあるため(実際、日本人観光客が運転手と揉めているのを見たことがあります)、タクシーに乗る際は20バーツ札や10バーツのコインを何枚か用意して、そこから払うようにした方が安全です。
100バーツ札くらいならまだ大丈夫ですが、500バーツや1000バーツ札は見せないようにした方が良いでしょう。
もちろん、良心的な運転手さんも結構いるのですが、中には大きな額のお札を見ると欲が出てしまうのか(?)、何やら言いがかりをつけてくる運転手さんもいるようです。
そのため、最初から20バーツ札を何枚か用意しておいて、そこに小銭もあわせて使うと安心です。
そして端数の場合(例えば57バーツなど)、一の位の細かな分まできちんとおつりを返してくれる運転手さんもいますが、そのまま返してくれない方もいます。
ですが、細かな分はチップと考え、そのまま繰り上げをして渡してしまう方がトラブルが少なくおすすめです。
また全体的に、どうしてもオドオドしていたりすると何かと付け込まれやすいため、毅然とした態度で堂々としているのも一つのポイントです。
トゥクトゥク
タイといえばトゥクトゥクが有名ですが、ワットポーに行くのにトゥクトゥクも便利です。
かかる時間も大体タクシーと同じくらいで、距離によって料金は50バーツ~200バーツ(約175円~700円)ちょっとくらいが相場ですが、乗る際に交渉して値段を決めます。
ただ、これも上のタクシーのところで触れたように、ホテル周辺や観光地周辺で出待ちをしているトゥクトゥク、そして自分から声を掛けて来るトゥクトゥクはボッタクリが多いため、少し離れたところから利用する方が安心です。
また、いきなり乗ってしまうのではなく、乗る際には必ずいくらなのか確認してから乗るようにしましょう。
バス
市内からバスでワットポーに行く方法もあるにはあるのですが、土地勘がなく、またタイ語ができない外国人にはかなり難易度が高いため、あまり現実的ではありませんので、他の方法がおすすめです。
電車+ 水上バス(ボート)
MRT(地下鉄)やBTS(高架鉄道)の駅が宿泊先の近くにある場合や、水上バスを体験してみたい方にはこのアクセス方法がおすすめです。
水上バス自体は20分ほどですが、船乗り場までタクシーや電車(MRTやBTS)を使って行く時間も含めると、エリアにもよりますが市内から30分~40分ほどかかります。
料金は、水上バス自体は15バーツ~40バーツ(約52円~140円)で、船乗り場までのタクシーや電車代も含めると、全部で40バーツ~150バーツ(約140円~525円)ほどになります。
一般的な方法として、水上バスはBTSのサパーンタクシン(Saphan Taksin)駅を降りたところの船着き場から乗ることができます。
(もし宿泊先がバンコクセンターホテルなど、フアランポーン駅に近い場所の場合、わざわざサパーンタクシン駅に行くよりも中華街にある船乗り場、Ratchawongに行った方が早くて大分安く、おすすめです。詳しくは下で別途解説します)
バンコクで観光するにあたって、チャオプラヤー川をボートで渡ってみたいと思う方は多いと思いますので、この方法について詳しく解説をしてみます。
まず、ワットポーまで電車と水上バスで行くには、いくつか段階があります。
まずは、一番多くの方が利用する、BTSのサパーンタクシン駅の船乗り場を使った場合について解説をしていきます。
フアランポーン駅付近に宿泊している場合、この下の「中華街から水上ボートに乗る場合」をご覧下さい。
- 宿泊先の最寄り駅からBTSのサパーンタクシン駅まで行く<MRTまたはBTS>
- BTSのサパンタクシン駅から水上バスの船乗り場(サトーン)まで行く<徒歩>
- サトーン(船乗り場)から船でワットプラケオと王宮のある船着き場(ターマハラートまたはターチャン)まで行く<水上バス>
- ターマハラートまたはターチャン(船着き場)からワットプラケオと王宮まで行く<徒歩>
途中途中、初めて行く場合にはわかりずらい箇所があるため、それぞれ詳しく解説をしてみます。
1.宿泊先の最寄り駅からBTSのサパーンタクシン駅まで行く
出典:バンコクBTS、MRT路線図 編集:Qladoor.com
宿泊先がBTSの駅の近くの場合、そのままBTSでサパーンタクシン駅まで行けばOKです。
ただ、MRTが最寄り駅の場合、まずはMRTに乗り、途中でBTSに乗り換えができる駅でBTSに乗り換えます。
乗り換えと言っても、日本のように駅構内で乗り換えができるわけではなく、一旦外に出て乗り換える形になります。
場所によってはちょっとわかりずらいところもあるため、そういった場合は近くの人に訊けば、指で教えてくれたり、親切な方だと一緒に途中まで行ってくれたりします。
無事BTSのサパーンタクシン駅まで着いたら、電車を降りて2番出口から外に出ます。
2.サパーンタクシン駅から水上バスの船乗り場まで歩いて行く
サパーンタクシン駅の2番出口から階段を下り、そのまままっすぐやや左前方に歩いていきます。
1~2分も歩くと船着き場が見えてきます(大抵、人が大勢集まっているためわかりやすいです)。
この船乗り場はサトーン(Sathorn)という名前なのですが、ここには3大寺院がある地域へ行くボートのほか、アジアティークやホテルの無料送迎ボートなどもあります。
この中でも3大寺院がある地域の方へ行く船は4種類あり、それぞれ旗の色が
- 緑色
- 黄色
- オレンジ
- 青色
となっています。
ちなみに、船乗り場に着くと、この写真のような看板があるのですが、これは水上ボートで観光名所をめぐるツアーの案内になりますので、これとは別です。
そのまま奥に進んで行きましょう。
どのボートがおすすめ?
ボートの旗の色によって、それぞれ泊まる船着き場が異なっており、大きく分けると
- 緑・黄・オレンジ:一般向けのボートでチャオプラヤー・エクスプレスと呼ばれる(それぞれルートが異なる)
- 青:観光客用のボートで、チャオプラヤー・ツーリストボートと呼ばれる
となっています。
青の観光客用のボート(チャオプラヤー・ツーリストボート)は観光客用だけあって、英語表記入りの案内図をもらえるほか、泊まるルートも観光客が好むようなスポットに泊まってくれるため、初心者には乗りやすいと言えます。
料金は大人一人60バーツ(約210円)となっています。
ただ、もし乗れそうであれば、できればこの青よりもオレンジのボートでもワットプラケオと王宮に行けるため、オレンジのボートに乗るのがおすすめです。
というのも、この青の観光客用のボートは料金が他のボートに比べて高い上、船着き場に着いてからワットプラケオと王宮へ歩いて行くのに距離が少し離れているのです。
また、青のチャオプラヤー・ツーリストボートは20分に1回の間隔での運行ですが、オレンジのボートであれば5分~10分も待てばどれかが来ますので、早く出発することができます。
オレンジのボートは、大人15バーツ(約53円)と、大分安くなっています。
この4種類のボートのシステムは、最初はちょっとわかりずらいのですが、それぞれの船着き場には番号と名前があり、ボートの旗の色によってどの船着き場に泊まるかが異なっています。
ワットプラケオと王宮に行くには「ターマハラート/Tha Maharaj」(青いツーリストボートの場合)または「ターチャン/Tha Chang」(オレンジのボートの場合)に停まります。
水上バスの切符の買い方
切符の買い方は、観光客用の青いツーリストボートなのか、それとも一般用のオレンジのボートなのかによって違っています。
サパンタクシン駅から降りて船乗り場まで行くと、この写真のように "Public Boat"(一般用ボート)と "Tourist Boat"(観光客用のツーリストボート)と表示が出てきます。
観光客用の青いボートの場合
ここから進んで行くと、奥に観光客用のチャオプラヤー・ツーリストボートのチケット売り場があります。
このように、Buy Ticketと書かれた看板がありますので、その奥でチケットを買うことができます。
チャオプラヤー・ツーリストボートのチケットは、どの船着き場に行くにも一律で同じ60バーツなのですが、観光客用のボートだと親切心からか、どこに行きたいのかと職員の方に訊かれることがあります。
ワットプラケオがある船着き場は「ターマハラート(Tha Maharaj)」になりますので、これを言うか「ワットプラケオ」または「グランドパレス(王宮)」と言えばOKです。
チケットはこんな感じのものです(チケットというより、レシートといった感じですが・・・)。
ちなみに、このチケットは乗船の時はもちろんのこと、乗船中でも途中でチケットの確認がありますので(場合によっては複数回)、降りるまで失くさないように注意しましょう。
オレンジのボートの場合
船乗り場の真ん中あたりに、小さな簡易的なブースがあり、そこでチケットが買えます。
こちらもチケットは一律同じ料金(15バーツ)ですので、特に行先を言う必要はありません。
料金が改訂されたのか、看板によっては14バーツと書いてあるところもあるのですが、先日行った時は実際は15バーツでした。
ちなみに、ワットプラケオと王宮がある船着き場は、上でも触れたようにターチャン(Tha Chang)になります。
船が来るまで列に並んで待ち、船が来たら順番に乗っていきます。
席はどこでも空いているところに座ればOKです。
ただ、進行方向の左側の席に座ると、途中でワットアルンが見えるため、左側の席が特におすすめです。
左側に座ると、このようにワットアルンがきれいに見られます。
次に、今解説をしたサパーンタクシン駅からではなく、中華街から水上ボートに乗る方法について解説をします。
サパーンタクシン駅から水上ボートに乗る場合は、この下の説明は読み飛ばして大丈夫ですので、その先の「3. 船乗り場から水上バスでワットプラケオ&王宮のある船着き場まで行く」にお進み下さい。
中華街から水上バスに乗る場合
中華街の船乗り場までの行き方
バンコクセンターホテルは、日本人旅行者が多く泊まるホテルですが、MRTのフアランポーン駅のすぐ近くに位置しています。
ですが、そこからMRTとBTSを乗り継いでサパーンタクシン駅まで行き、そこから水上ボートに乗るとすると、実はかなり遠回りになってしまうのです。
そこでおすすめなのが、中華街まで行き、そこの船乗り場 (Ratchawong Pier) から水上ボートに乗る方法です。
中華街の船乗り場までは、バンコクセンターホテルでもフアランポーン駅からでも車で約10分、徒歩で20分ほどになります。
ただ、道がちょっとわかりずらいため、Google MapでGPSを頼りに歩いて行くか、そうでなければタクシーで行ってしまうのがおすすめです。
タクシーの場合、道の混雑状況によりますが、50~70バーツ(約175円~245円)で中華街の船乗り場まで行くことができます。
MRTとBTSを乗り継いで行っても大体同じ料金になりますので、特に2人以上で一緒に行くのであれば、断然タクシーの方がお得になります。
中華街の船乗り場から水上ボートに乗る方法
中華街にある船乗り場、Ratchawongに着いて中に入ると、チケット売り場があります。
一般向けのチャオプラヤー・エクスプレス(旗の色はオレンジ、黄、緑、旗なし)と、観光用のチャオプラヤー・ツーリストボート(旗の色は青)があります。
どちらのボートでもいいのですが、船着き場からワットプラケオまでの距離が一番近いのが、オレンジのチャオプラヤーエクスプレスで行く方法です。
料金も一番安く(15バーツ/約53円)、また運行間隔も多いため、このオレンジの旗のボートがおすすめです。
ワットプラケオに行くには、ターチャン(Tha Chang)で降ります。
もし青い旗のチャオプラヤー・ツーリストボートで行く場合、降りる船着き場はターマハラート(Tha Maharaj)になります。
料金は60バーツ(約210円)になります。
3. 船乗り場から水上バスでワットプラケオ&王宮のある船着き場まで行く
船に乗ったら、そのままワットプラケオと王宮のあるターマハラート(青いボートの場合)またはターチャン(オレンジのボートの場合)まで乗っていればOKです。
この地図のように、それぞれの船着き場は3大寺院の近くにあります。
ただ、途中途中で泊まる船着き場でのアナウンスは聞こえずらく、今どこにいるのかわかりにくく若干不安を感じやすいところがあります。
ワットプラケオの泊まる船着き場近くになると、多くの観光客がぞろぞろと降りて行きますので、周囲の様子を見るのも一つの目安になります(ただ、別の地域に行く観光客もいるため、100%これだけで判断するのは難しいところがあります)。
また、ワットプラケオの船着き場に到着すると、ボートの後ろの方で乗務員が「グランパレー、グランパレー」(Grand Palace/王宮)と大きな声で叫んでいますので、それを手掛かりにすると良いでしょう。
ワットプラケオと王宮に行くには、このGrand Palace(地元の人の発音では「グランパレー」と聞こえます)で降りればOKです。
4.船着き場からワットプラケオ&王宮まで歩いて行く
船から降り、出口から外に出ていきます。
青いチャオプラヤー・ツーリストボートだとターマハラート(Tha Maharaj)に着き、オレンジのボートだとターチャン(Tha Chang)に着きますので、それぞれ道順を順に解説してみます。
青いチャオプラヤー・ツーリストボートの場合
ターマハラート船着き場からワットプラケオまでは、徒歩で約10分~12分ほどです。
1.船着き場を降りたら、まっすぐに進み、その向こうにある階段を降ります。
2.この噴水を通り過ぎて行きます。
3.この先の通りの道を右に曲がります。
4.その歩道をしばらく歩き続けます。
5.途中、白い壁のある交差点がありますので、そこを左側に渡ります。
6.その道を真っすぐに歩いて行きます。
道路を挟んで右側に白い壁に囲まれたワットプラケオと王宮が見えますが、入り口に行くための順路はこの左側の道を行く必要がありますので、このまま真っすぐに歩いて行きましょう。
7.信号のところまで来ると、Grand Palace(王宮)への入り口の順路が矢印で示されていますので、この後はひたすらこの矢印に沿って歩いて行けばOKです。
8.矢印に沿ってぐるりと回り、ここで道路の反対側へと渡ります。
9.入り口から中に入ります。
10. 中に入り、真っすぐに歩いて行くと突き当りの左側にワットプラケオのチケット売り場があります。
ここでチケットを買い、更に左に歩いて行くとワットプラケオの入り口になります。
オレンジのボートの場合
<ターチャンからの行き方>
この地図のように、ターチャンからだと一番近くスムーズに行くことができます。
徒歩で5分~7分ほどで着きます。
1.船着き場を降りたら、まっすぐに進みます。
降りると、市場がありたくさんの人で賑わっています。
2.市場を抜けると、目の前に開けた大通りがあります。
この向かい側の白い壁囲まれところがワットプラケオと王宮です。
3.その道を真っすぐに歩いて行きます。
道路を挟んで右側にワットプラケオと王宮が見える形になりますが、入り口に行くための順路はこの左側の道を行く必要がありますので、このまま真っすぐに歩いて行きましょう。
7.信号のところまで来ると、Grand Palace(王宮)への入り口の順路が矢印で示されていますので、この後はひたすらこの矢印に沿って歩いて行けばOKです。
8.矢印に沿ってぐるりと回り、ここで道路の反対側へと渡ります。
9.入り口から中に入ります。
10. 中に入り、真っすぐに歩いて行くと突き当りの左側にワットプラケオのチケット売り場があります。
ここでチケットを買い、更に左に歩いて行くとワットプラケオの入り口になります。
ワットプラケオ&王宮の入場料と営業時間
ワットプラケオ&王宮の入場料
ワットプラケオと王宮は共通の入場券となっています。
入場料は1人500バーツ(約1,750円)です。
ワットポーの入場料は200バーツ(約700円)、ワットアルンは50バーツ(約175円)ですので、ワットプラケオは3大寺院の中では一番高額になっています。
ワットプラケオ&王宮の営業時間
ワットプラケオと王宮の営業時間は、8:30〜16:30までとなっています。
チケットが買えるのは15:30までですので、時間に余裕を持って入るようにしましょう。
続いて、ワットプラケオと王宮での服装について解説をします。
ワットプラケオ&王宮の服装-サンダルはOKか?
タイの寺院では一般的に、服装に気をつける必要があります。
ワットプラケオと王宮も同様で、肌の露出度が高い服装はNGになります。
簡単にまとめると
- ノースリーブ、ミニスカート、短パン、レギンス 、破れたジーパン→ NG
- 帽子→ 建物の中に入る際にとればOK
- サンダル → OK
となっています。
肌の露出が多い服装は注意
ノースリーブやミニスカート、短パンなど、肌の露出が多い服装の場合、参拝することができません。
ワットプラケオと王宮の場合、入り口で簡単な服装のチェックがありますので、ここで身なりを整えるようにします。
ストールなどで肌を覆うことができるものを持参していれば、それを使えばOKですので、もしノースリーブや短パンなどの服装の場合、大きめのストールやショールを持参していくと良いでしょう。
または、無料で借りられる衣装がありますので、それを着て参拝することになります。
短パンはNGですが、膝辺りまでの半ズボンであれば大丈夫です。
帽子は建物の中では脱ぎましょう
また、帽子は寺院の敷地内でも屋外にいるときは被っていても大丈夫です。
日中、外はとても暑いので、むしろ熱中症対策として帽子は必須だとも言えます。
ただ、仏像などが納められている建物に入る際には、必ず帽子をぬぐようにしましょう。帽子をかぶって入っていると、係の人に怒られることもありますので、気をつけましょう。
サンダルはOK
タイの寺院は服装に厳しいため、サンダルでも大丈夫なのか気になる方も少なくないかと思いますが、サンダルは問題ありません。
建物内に入る際には靴やサンダルを脱いで上がるところもありますが、そこでは裸足でも靴下のままでどちらでもOKです。
続いて、ワットプラケオと王宮の見どころや所要時間、回り方についてご紹介します。
ワットプラケオ&王宮の所要時間や見どころ&回り方
ワットプラケオと王宮の所要時間
ワットプラケオと王宮は敷地面積は広いですが、それぞれの建築物が近くに密集しているため、それほどは時間はかかりません。
もちろん、どのくらい丁寧に見て回るかによりますが、大体の所要時間は
- ワットプラケオ:1時間~1時間半
- 王宮:30分
ほどで足りるかと思います。
ちなみに、ワットプラケオは3大寺院の中でも一番混雑します。
特に、様々な国の観光客が団体で訪れる傾向があるため、余計に人数が多く感じられます。
一番空いているのは朝早くの時間帯で、オープンする8時半~1時間ほどの時間が一番ゆっくり見られます。
その後、大体9時半を過ぎると少しづつ人が増え始め、10時を超えると中国人団体の観光客が増え、一気に混み始めます。
そうすると、なかなか写真を撮るのも難しいほどになって来ますので、きれいな写真を撮りたい方はオープンと同時に入るのがおすすめです。
ワットプラケオの見どころと回り方
ワットプラケオの見どころ
ワットプラケオの見どころとして代表的なものは
ワットプラケオの見どころ
1.ホー・プラー・チャポンサヌソーン
2.ホー・プラー・ラッチャコラマーヌーソーン
3.プラ・シー・ラッタナ・チェディ:スリランカ様式で建てられた黄金の仏塔
4.ホー・プラー・ナーク
5.回廊:タイの神話「ラーマキエン」が描かれた壁画が特徴の回廊
6.ウィハン・ヨート:仏像や王家の遺灰などが納められた仏堂
7.ホープラ・モンティエン・タム:経典が納められている、タイ伝統建築様式で建てられた王家専用の図書館
8.アンコールワットの模型:本物そっくりのアンコールワットのミニチュア模型
9.プラ・モンドップ:経典が納められている書庫
10.プラサート・プラ・デープビドーン:歴代の国王の像が安置されている、タイの建築様式で建てられた御堂
10の横 . プラ・スワナ・チェディ:神話に登場のヤックとモックに支えられた黄金の仏塔
11.8つの仏塔:細かな装飾がほどこさ、一列に配置された8つの仏塔
12.ウィハーン・ガンダーラ:モザイクタイルが美しい、クメール様式の仏舎利塔
13.本堂:エメラルドの仏像が納められている
14.鐘楼:高くそびえる鐘楼
があげられます。
何と言っても、最大の見どころはエメラルド仏が納められている本堂です。
本堂内は写真撮影禁止となっているのですが、外からの撮影は可能ですので、みな外からドア越しにエメラルド仏の写真を撮っています。
その他、敷地内にある数々の仏塔や建築物も見ごたえがあります。
特に、それぞれの建築物の装飾や神話に登場する像などを見てみると、新しい発見があるでしょう。
8つの仏塔の場所は一見わかりずらいのですが、「トイレ」と表示があるところをくぐり抜けて行くと壁の外に出られ、そこからきれいに見ることができます。
混雑した時間帯であっても、そこはかなり人が少ないため、ゆっくりと見ることができおすすめです。
続いて、これらを見るためのワットプラケオの回り方についてご紹介します。
ワットプラケオの回り方
ワットプラケオでは、親切にも3つの回り方のコースが表示されており
- 早く回りたい場合
- 普通の回り方
- じっくり回る場合
の3種類があります。
それぞれ、矢印の色が違っていますので、自分に合ったコースを回っていけばOKです。
とは言っても、途中で矢印が見えなくなったり、よくわからない箇所もあります。
そこで自分たちで回りながら、どのように回れば一番効率が良いか考えたところ、下の図のように回る方法がスムーズでおすすめです。
赤い矢印のルートが最短コースで、もう少しじっくり見て回りたい場合は、青のルートも入れると良いでしょう。
では続いて、王宮の見どころについて見ていきましょう。
王宮の見どころ
王宮はワットプラケオと同じ敷地内に建てられています。
王宮には現在は国王は居住しておらず、タイの王室のシンボル的な役割を果たしています。
王宮の見どころをいくつか挙げると
- チャックリー宮殿:西洋式とタイ様式が融合した宮殿で、ラーマ5世により1882年に建造。現在はレセプションホールとして使用。
- ドゥシット宮殿:タイの伝統的な屋根が特徴の宮殿で、ラーマ1世により1789年に建造。国王や高位の王族の遺体安置所として使用。
- ボロムピマーン宮殿:1903年にラーマ5世により建築、現在は迎賓館として使用。
などがあります。
宮殿もそれぞれ互いに近くに建てられていますので、割と早く見て回ることができます。
ワットプラケオと王宮を見終わった後、そこからワットポーに行く方も多いでしょう。
そのため最後に、ワットプラケオからワットポーまでの行き方を載せておきますので、参考にしてみて下さい。
ワットプラケオからワットポーまでの行き方
ワットプラケオからワットポーまでは距離が近く、歩いて7分ほどで着きます。
行き方を順に解説します。
1.まず、ワットプラケオと王宮の出口から出たら、そこを左に曲がります。
2.大きな交差点まで来たら、そこを左に曲がります。
3.その道をしばらく真っすぐ歩いて行きます。左手に王宮とワットプラケオを見ながら歩く形になります。
4.しばらくすると、このように目の先にワットポーが見えてきますので、適当なところで道路を反対側に渡ります。
5.渡ってすぐ右の方にワットポーの入り口がありますので、そこから入ります。
チケット売り場は、入り口から入って左側に行くとあります。
ワットポーの営業時間や入場料のほか、服装や時間などについては、こちらでまとめています。
実際にワットポーでマッサージや占いを体験してみましたので、ぜひ参考にしてみて下さい。
まとめ
タイ・バンコクの3大寺院の一つである人気スポット・ワットプラケオと王宮ついて、行き方&アクセス方法や寺院情報についてご紹介しました。
バンコク市内からワットプラケオ&王宮に行くには、一般的にはタクシーや水上バスを利用すると便利です。
水上バスを利用する場合、もしフアランポーン駅付近に宿泊している場合は中華街から、そうでなければ一般的にはBTSのサパーンタクシン駅から乗船するのがおすすめです。
ワットプラケオ&王宮の入場料は200バーツ、営業時間は8時半~16時半までとなります。
ワットプラケオでは肌の露出が多い服装はNGですが、サンダルは問題ありません。
最大の見どころはエメラルド仏寺院(本堂)ですが、他にも様々な建築様式で建てられた独特な美しい仏塔や建築物があります。
回り方は順路に沿って回ればOKで、また好みで好きなように回ることもできます。
ワットプラケオや王室の後は、そこから歩いて7分ほどでワットポーに行けますので、徒歩で移動が可能です。
ワットプラケオは3大寺院の中でも特に混雑しますので、落ち着いた雰囲気の中で見たい方は、オープンする8時半から行くのがおすすめですよ。
ワットプラケオ&王宮まとめ
- 営業時間:8時30分~16時30分(チケットは15時30分まで)
- 入場料:500バーツ(約1,750円)
- 服装:肌の露出の多い服装はNG、サンダルはOK
- 最寄り駅:ターマハラートまたはターチャン船着き場
- アクセス
タクシー:市内から15分~30分ほど、70バーツ~140バーツ(約245円~490円)ほど
水上バス(20分ほど)利用:市内から30分~40分ほど、40バーツ~150バーツ(約140円~525円)ほど