大阪の関空から格安でハワイに行けるエアアジアXですが、今回プレミアムフレックスを利用して搭乗しましたので、その搭乗記をブログとして書いてみました。
今回は夫の搭乗券にSSSSなる文字が記載されており、特別にセキュリティチェックを受けることになってしまったため、そういった体験談やエアアジアX・ハワイ線の個人的な感想をレポートしたいと思います。
また、他の方々の口コミや評判もご紹介していますので、これから搭乗される方は参考にしてみて下さい。
エアアジアX・ハワイ線の搭乗記と個人的な感想をレポート!
これまで、私たち夫婦はエアアジアではマレーシア、タイ、ブルネイ、シンガポール、台湾線で何度も利用してきたのですが、正直なところ、LCCということを考慮した上でもあまり良くない搭乗体験が多かったため、ある時からエアアジアは使わず、代わりにスクートを使うようになりました。
ただ、今回は関空からハワイ行きということでスクートがないため、エアアジアXを利用してみようということになり、再びエアアジアで渡航してみました。
遅延が多いエアアジアX、今回は予定通りに飛行
エアアジアは全般的に遅延が多いことで知られていますが、実際、私たちもこれまでに何度も遅延の経験があります。
今回、私たちは台湾にいたため、台湾から関空を経由し、乗り継ぎ便でハワイに行く予定でした。
ただ、エアアジアXに遅延が多いため、万が一乗り継ぎ便に間に合わないことがあると困るため、今回はあえて関空近くのホテルで1泊し、次の日の便でハワイに行く予定としました。
実際のところ、台湾発のエアアジアX・大阪便の出発が予定よりも2時間ほど遅れたため、当日に乗り継ぎの計画にしなくて正解だったと感じました。
残念ながらエアアジアXは遅延が多いため、乗り継ぎで旅行を計画されている方は注意した方が良いかと思います。
私たちのように次の日に乗り継ぎにするか、または万が一数時間ほど遅延したとしても乗り継ぎ便に間に合うよう、時間的に余裕があるスケジュールで予定を組んでおくと安心です。
今回、大阪からのハワイ便は遅延なく、予定通り出発することができました。
夜遅くの出発のため、予定通りの出発はとてもありがたかったです。
厳しいチェックインと荷物の重量制限
エアアジアXは関空のターミナル1から出発のため、ターミナル1の4F出国ロビーでチェックインをします。
私たちが時間的に余裕があったため、3時間ちょっと前に空港に着いたのですが、ありがたいことにチェックインカウンターは3時間から開くことがわかり、すぐにチェックイン手続きを始めることができました。
多くの場合、2時間前にならないとチェックインカウンターが開かないため、これはありがたかったです。
今回はプレミアムフレックス利用だったため、優先レーンからチェックインすることができました。
ハワイ線の場合、アメリカに入国ということで手続きが厳しく、パスポートと行きの航空券のほか
- 帰りの航空券予約がわかるもの
- 現地の宿泊先や連絡先
が提示できるようにとの案内文が貼られていました。
チェックインカウンターに行くと、帰りのチケットと宿泊先の提示を求められましたが、ここはとても厳しかったです。
また、もし帰りのチケット予約が確認できるものがないと、ハワイでの入国はできないとも仰っていました。
また、こちらのエアアジアX・ハワイ線の荷物に関する注意点の記事にも詳しく記載していますが、機内持ち込みは1人7kgまでとなっています。
これまでの搭乗経験から、夫婦2人の場合、2人合わせて既定の14kg以下であれば大丈夫だろうと思っていました。
今回私たちが持って行った機内持ち込みの手荷物は、小さなスーツケースで重さが10kgだったのですが、夫婦2人で10kgというのはダメで、あくまでも1人7kgまでと決められているそうです。
そのため、ゲートに行くまでに必ず二人で荷物を分配して持って行くようにと、注意を受けました。
特別なセキュリティーチェック「SSSS」に当たる
また、旦那の航空券には赤丸で囲まれた「SSSS」という謎の4文字が記載されていました。
これはセキュリティーチェックを受ける対象者で、搭乗者の中からランダムに選ばれたのだそうです。
搭乗前に特別にボディーチェックと荷物を詳細に調べられるということで、かなり不安に・・・。
無事にチェックインが済むと、旦那のSSSSのセキュリティーチェックが気になるため、ネットで検索してみると、表示された記事はどれも恐ろしいことばかりが書いてあります。
- 大変なことになる
- ランダムと言うことになっているものの、実際はランダムではない
- テロリストとしてマークされている可能性あり
- アメリカに入国できなくなる可能性あり
- アメリカ政府からブラックリストに入れられている可能性あり
- 別室に連れていかれ、30分以上の尋問を受ける
- 荷物はすべてチェックされ、パソコンも電源を入れて起動し、中身を調べられる
・・・などなど、読めば読むほど不安になるような内容のことが書かれています。
また、このSSSSの搭乗券に当たる理由として、過去にアメリカで犯罪を起こしたことがあるとか、アメリカへの渡航歴が頻繁すぎるとか、その他諸々書いてあるページがあったものの、旦那の場合、そのどれ一つにも当てはまりませんでした。
結局、実際は搭乗する際、裏に簡単な仕切りで区切られたところで質問と荷物のチェックを受けるだけのもので、それほど心配する必要はありませんでした。
旦那以外にも、数名同じように「SSSS」と記載された搭乗券を持っていた方々がいて、みな簡単にチェックを受けていました。
旦那に訊いてみると、質問というほどの質問はなく、簡単に滞在日数や目的、宿泊先などをサラッと聞かれただけだったそうです。
また、ボディーチェックと手荷物のチェックを受け、パソコンは見た目に異常がないか確認をされた後にX線に通されたものの、ネットで書かれていたような「パソコンの電源を入れ、中身もチェックされ・・・」なんてことはなかったそうです。
かなり恐ろしげなことが書かれているサイトが多かったため、内心結構不安なところもあったのですが、もし特別にセキュリティーチェックをさせられるような心当たりがないのであれば、本当にランダムに選ばれたと考えて良いかと思います。
そしてその場合、特にそれほどチェックは厳しいものではないため、不安になる必要は全くありませんので大丈夫です。
いよいよ飛行機に搭乗!
旦那のセキュリティーチェックも無事終わり、いよいよ搭乗です。
飛行機に乗ると、まずはプレミアムフラットベッドの席があり、その後ろにクワイエットゾーン、そしてその後ろに今回私たちが座るホットシートの座席がありました。
私たちの座席は壁を挟んだ最前列のため、足もとがかなり広くなっています。
今回、長時間フライトで疲れた部分があるものの、この座席のおかげで大分楽に過ごせました。
エアアジアX・ハワイ線のおすすめの座席については、こちらの記事に詳しくまとめていますので、あわせて参考にしてみて下さい。
機内の温度ですが、乗ったばかりの頃はかなり暑く感じ、用意していたウィンドブレーカーの出番はありませんでした。
ですが、下でも触れますが、時間が経つにつれ機内は徐々に寒くなっていきます。
また、私たちが座っていたのはクワイエットゾーンのすぐ後ろの座席だったのですが、壁のすぐ向こう側のCAの方々の私語が多く、大きな声でずっとお喋りや雑談をしていたため、これではクワイエットゾーンにもかなり響いているのでは・・・と感じたほどでした。
機内食の味は・・・
離陸して1時間ほど経った頃でしょうか、食事が運ばれてきました。
プレミアムフレックスのため、食事が1食ついており、事前に選択してあったものが出て来ました。
私が頼んだのは焼き鮭添え釜飯風で、旦那が頼んだのはチキン照り焼きのマッシュルームソース添えでした。
食事の味は、まあまあと言ったところでしょうか。
ただ、下の口コミのところでもご紹介していますが、口コミの中には「エアアジアX・ハワイ線の食事が美味しい」という声もありますので、人それぞれのようです。
それと、同じLCCでもスクートの場合、メインの食事のほか、お水とチョコレートなどデザート的なものも一緒にもらえるのですが、エアアジアX・ハワイ線の場合、お水とメインの食事のみでした。
今回はプレミアムフレックスだったため、食事がついていたのですが、普通の航空券の場合はこの食事が1,500円前後するため、食事内容からすると結構高いと感じたのが正直なところでした。
エアアジアX・ハワイ線の乗り心地
エアアジアX・ハワイ線の乗り心地ですが、3時間~4時間ほどの飛行距離(例えば、日本と台湾間など)であれば、それほど悪くはないと感じています。
一般的にLCCのため、座席の幅は狭い傾向があり、またイスも固めなのですが、それでも3時間ちょっとの距離であれば意外とあっという間ですし、更にホットシートや2列席を選べば座席周りに余裕もあるため、より快適に過ごすことができます。
ただ、5時間以上の長距離飛行となると、普通の座席だと結構しんどいところがあると感じています。
以前、エアアジアでクアラルンプールに行った際、普通席だったのですが、かなり疲れてしまいました。
そして今回のハワイ線ですが、ホットシートの最前列で足が伸ばせたためまだ良かったのですが、やはりイスの座り心地などもあり、7時間(本来は8時間の予定が、追い風の影響で7時間に)の飛行は結構疲れたというのが正直なところです。
ただ、上手く寝ることができれば、それほど疲れは感じないかと思いますので、疲れ度は機内でどれだけ寝れるかにもよるかと思います。
また、以前は特に気にならなかったのですが、今回特に気になったのは掃除がきちんとされておらず、座席の下や周辺にはゴミが結構落ちていたり、ホコリがかなり舞っていたことです。
そのため、機内で寝ているうちにクシャミと鼻水が止まらなくなってしまい、なかなかゆっくりと寝ることができませんでした。
今回、ウッカリしてマスクを機内に持ち込むのを忘れてしまったため、他の方々にはホコリ対策だけでなく、乾燥対策としてもマスク持参をおすすめします!
1時間早く到着!シャトルバスに乗って到着ロビーへ
予定では8時間の飛行だったのですが、追い風の影響ということで、予定より1時間早く到着しました。
ただ着陸後、飛行場内が混雑していたそうで、ゲートが利用できるようになるまで30分ほどそのまま機内で待機をしていました。
ゲートに接続が終わると、みな順々に降りて行き、私たちは一番最後に降りました。
乗客が降り始めると、CAの方々は慌しく客席を確認しながらゴミなどを回収してシートを整えていたのですが、時間的なことを考えると、次の飛行までに隅々を掃除するのは難しいのかも知れないと感じ、CAの方々も大変だなあ・・・と、その苦労が感じられました。
到着後はシャトルバスに乗って空港のロビーまで移動です。
降りた瞬間、さっそくハワイの温かい日差しと空気に触れ、気分も上がって来ました。
シャトルバス内はかなり冷房が強く効いていますが、乗車時間は2分ほどのため、それほど冷えは気になりませんでした。
アメリカは入国審査が厳しいことで有名ですが、今回私たちが当たった職員の方はにこやかで気さくな方で、スムーズに入国審査が終わりました。
指紋を採る際は、職員の方が「ミギテ 4 fingers」「ヒダリテ 4 fingers」と、片言の日本語を混ぜて話していました。
やはり、日本人旅行者が多いのでしょう。
いずれにしろ、入国審査も簡単でスムーズに行き、無事にハワイ入りすることができました。
エアアジアX・ハワイ線の総合的な感想
エアアジアX・ハワイ線の総合的な感想としては、「値段を考えると、ありかな」という感想です。
上でも触れたように、正直に言うといくつかネガティブに感じた部分もあるものの、それでもやはり大手航空会社と比べると格安でハワイに行けるのはありがたいですし、多くの人にとっても喜ばしいことだと感じています。
もしできれば、関空とハワイを飛ぶLCCが他にも増えれば選択肢も増えるため、より嬉しいところではあるのですが、そこは今後に期待したいと思います。
エアアジアX一社ということで、いくつか不安要素もあるにはありますが、やはり格安でハワイに行けるため、できるだけコストを抑えて行きたい場合には良いかと思います。
それでは、私たち夫婦の個人的な感想だけでなく、他の方々の口コミや評判も気になるかと思いますので、最後にいくつか代表的なものをまとめてご紹介しておきます。
エアアジアX・ハワイ線の口コミや評判
エアアジアX・ハワイ線の口コミを色々と読んでみると、評判は大きく二つに分かれるようです。
ポジティブな口コミとネガティブな口コミをそれぞれまとめてみます。
ポジティブな口コミ
- 格安でハワイに行けるのがありがたい
- CAが華やか
- 機内食が割と美味しい
- このくらいの値段であればコスパ良し
- 意外と座席の狭さは気にならなかった
- CAが親切
- また次も利用したい
LCCということで覚悟して乗ってみたところ、意外とそれほど悪くなく、「このくらいの値段でハワイに行けるのであれば全然あり!」といった評価の方も少なくないようです。
ネガティブな口コミ
- よく遅延する
- CAの私語が多い
- CAの勤務態度が悪い
- 職員で感じが悪い人が多い
- CAの化粧が濃い
- 掃除されていない
- 座席が固く狭い
- 長距離だと非常に疲れる
- 機内が寒すぎる
- 機内食の量が少ない
- 搭乗予定だった便がキャンセルされ、勝手に他の日の便と座席に変更されていた
- カスタマーサポートは土日休みのため、急ぎの場合に連絡手段がない
- 便のキャンセルや変更の際など、返金処理に非常に時間がかかる
- 高くてもいいから、次回からは大手航空会社を利用する
このように、ネガティブな口コミや評価も結構あります。
もちろん、人により感覚は違いますが、私たちが体験した中でも、これらのネガティブな口コミに共感できるものが少なくないため、やはりこういった点と値段とのバランスをどう捉えるかによって評価が変わってくると思います。
少しでも不安要素や不快な思いをしたくない、という場合であれば、やはり高くても大手航空会社を選ぶ方が良いかと思いますが、もしできるだけ安くハワイに行きたいという場合であれば、一つの選択肢としてエアアジアXもありかと思います。
まとめ
今回、実際にエアアジアX・ハワイ線を利用した搭乗記ブログとして、個人的な感想をレポートしてみました。
エアアジアX・ハワイ線は口コミでは評判がかなり分かれ、良い評価と悪い評価がありますが、何を重視するかによって、人により総合的な評価が変わってくるかと思います。
もしできるだけ格安でハワイに行きたい場合、エアアジアXも選択肢としてはありかと思います。
そして少しでも機内で快適に過ごせるために、追加料金はかかりますが、ホットシートやクワイエットゾーンなどの座席指定をしておくのがおすすめです。
そして機内ではできるだけ寝るようにし、着いてから少しでも元気に楽しく過ごせるようにするのがおすすめです。
楽しいハワイ旅行となりますように!