釜山観光地おすすめ名所＆穴場スポットランキング！広安里＆海雲台編

韓国・釜山は意外と広く、名所や穴場スポットを入れると、50近くもの観光おすすめスポットがあります。

そのため、地域ごとにわかりやすく観光地をご紹介できるよう、この記事では釜山の中でも特に人気の地域・広安里（クァンアルリ）と海雲台（ヘウンデ）以東の地域の名所＆穴場スポットを、おすすめの順にランキング形式でご紹介していきます。

ちなみに、こちらの記事は現在、韓国人の夫とともに釜山に長期滞在しながら、地元の方々の意見も参考にしながらまとめたものです。

そのため、ちょっとした裏情報なども含まれていますので、これから釜山に来られる方はぜひ参考にしてみて下さい！

韓国・釜山の広安里＆海雲台はどんなところ？

まず、釜山にある広安里と海雲台の位置は地図で見るとこのような場所にあります。

広安里にも海雲台にビーチがあり、釜山の2大ビーチとして人気があります。

広安里の場合、特に地元の人たちに人気のあるスポットで、ビーチ沿いには数多くの飲食店が立ち並び、昼も夜も賑やかな雰囲気が特徴的です。

広安里ビーチ

また、ビーチ以外にも見どころが多い地域で、釜山の観光地の中でも地元の人にも観光客にも人気の場所となっています。

最寄り駅は地下鉄2号線の金蓮山駅または広安駅が中心となっており、この地域は地下鉄でのアクセスもしやすいのが特徴です。

海雲台の方は、外国人や若者に人気のオシャレなイメージのスポットとなっており、近代的にきれいに整えられた街並みやオシャレな雰囲気を楽しめます。

また、海雲台よりさらに東側に行くと、自然がきれいな散歩道や崖沿いに建てられた珍しいタイプのお寺など、見どころが多くあります。

それでは、釜山・広安里＆海雲台のおすすめ名所＆穴場スポットを、それぞれおすすめ順にランキング形式で見ていきましょう！

まずは広安里からご紹介していきます。

[※当記事での「穴場」とは、日本のガイドブックにあまり掲載されていないスポットや、まだまだ日本人観光客が少ないスポットのことを指しています。]

釜山観光おすすめの名所＆穴場スポットランキング：広安里編

１位＜☆定番☆ 広安里海水浴場＞：地元釜山っ子に大人気のビーチ

釜山の2大ビーチとして、この広安里と海雲台が挙げられるのですが、こちら広安里のビーチは特に釜山の地元の若者に人気です。

ビーチにはパラソルが用意されており、目の前の広安大橋（下で詳しく解説）を眺めながら思い思いに過ごすことができます。

また、ビーチ沿いの道路にはオシャレな飲食店がズラリと並んでおり、グルメも楽しめます。

地元釜山の人たちに好きな場所を訊くと、きまって広安里の名前が挙がるほど、人気のスポットです。

地下鉄から徒歩で行け、アクセスも良いビーチのため、駅を降りて周囲を散歩して帰るのも楽しいですよ。

ちなみに、毎年10月には釜山世界花火祭りがここで開催され、大賑わいとなりますので、その時期に合わせて訪れるのもおすすめです。

２位＜☆定番☆ 広安大橋＞：特に夜景がおすすめの巨大橋

上でご紹介した広安里ビーチの前の前には、長さ7,000m以上の大きな橋（うち、900mが吊り橋）の広安大橋があり、釜山の人気観光スポットの1つとなっています。

夜にはライトアップされ、特に広安里ビーチからの眺めがきれいです。

時間によっては、ちょっとしたイルミネーションのショーがあり、橋に様々なライトの模様やパターンが映し出されて、より一層華やかになります。

デートで訪れるカップルも多いものの、他にも地元でワンちゃんの散歩をしている家族や一人でウォーキングをしている人など、様々な楽しみ方ができます。

３位＜☆定番☆ 新世界センタムシティ/スパランド＞：ギネス認定された巨大なショッピング施設

世界で最も巨大なショッピング施設としてギネス認定されたことのある新世界センタムシティは、ショッピング好きはもちろんのこと、観光スポットとしても人気の定番スポットです。

中でも観光客に人気なのが、新世界センタムシティの1階に受付がある「スパランド」です。

チムジルバンなど様々なタイプのサウナや露天風呂などもあり、広々としていて解放感がある上に清潔だと人気の施設となっています。

４位＜☆穴場☆ パンチョン洞＞：ユニークで美味しいパンが味わえる

こちらは、釜山の中でも手作りで美味しいパン屋さんが集まっているエリアです。

正式には南川洞（ナムチョンドン）という名前の地域なのですが、この地区にユニークなパン屋さんが多くできたことから、「ナムチョンドン」をもじって「パンチョンドン」と呼ばれるようになりました。

（ただし俗称のため、タクシーの運転手さんに「パンチョンドン」と言っても知らない方もいるので、もし通じない場合は「ナムチョンドン」と正式名で言い直してみましょう。）

通りを歩いていると、色々なパン屋さんがあり、それぞれチェーン店のものや、個人でカフェとして営業しているお店など、様々なです。

お店は1つの通りに並んでいるわけではなく、裏の道にもあったりと、あちこちに点在していますので、その辺り一帯を歩き回りながらお気に入りのお店を見つけてみるのも楽しいですよ。

これまで様々な国でパンを食べて来た中で感じるのが、日本のベーカリーはやはりトップに入る質と味だと感じています。

ですが、ここパンチョンドンのパン屋さんの中には、思い出に残るような本当に美味しいパン屋さんがあるのです。

おすすめのお店については、別のグルメ編の記事でご紹介していきますので、そちらも参考にしてみて下さい。

パン好きの人にはおすすめのエリアです！

５位＜☆定番☆ 映画の殿堂＞：釜山国際映画祭のメイン会場！

毎年10月に開催される、釜山国際映画祭（BIFF）のメイン会場となる施設です。

普段は一般の人々に開放されており、特に週末は舞台で様々なイベントが行われ、賑やかになります。

会場上にあるサンルーフは、世界最長のものでギネスにも記録されており、また夜になるとライトが星のように光るのが特徴です。

館内には映画館や演劇場があり、また、ドレスをレンタルして写真を撮ったりすることのできるショップもあり、こちらは観光客にも人気です。

映画好きの人にはたまらない観光スポットだと言えます。

６位＜☆準穴場☆ ザ・ベイ101＞：夜景がおすすめのオシャレスポット

オシャレな雰囲気の海洋レジャー施設で、マリンスポーツや食事、ショッピングが楽しめるエリアです。

このザ・ベイ101の魅力は、何と言っても夜景がきれいなことです。

シンガポールのマリーナ地区ほどの規模ではありませんが、都会の洗練された雰囲気と海がマッチした夜景は、シンガポールの雰囲気を思い起こさせるところがあります。

夕方ごろになると、少しづつ周囲のビルの明かりが夕暮れ空に映え始め、水面に反射した明かりによって、よりロマンチックな雰囲気になります。

とは言っても、訪れているのは若いカップルだけではなく、小さな子ども連れの家族も散歩に来ていたりと、様々な人が楽しめるスポットとなっています。

ザ・ベイ101は地元では有名なものの、意外と日本人観光客はまだ少ない準穴場スポットだとも言えます。

昼間はマリーンスポーツやショッピング、夜はオシャレな夜景を楽しみたい方におすすめです。

７位＜☆穴場☆ 民楽刺身センター＞：地元釜山の人たちに人気

釜山の魚市場といえばチャガルチ市場が有名ですが、地元釜山の方々に訊いてみたところ、実は地元の人はチャガルチ市場ではなく、こちらの民楽刺身センターに行くのだそうです。

チャガルチ市場は有名なものの、観光地化されすぎてしまったため、より値段もリーズナブルな民楽刺身センターが人気とのことです。

建物は10階建てで、1階は新鮮な魚介類が売られており、2階より上はお刺身屋さんとなっています。

そのため、1階で好きな魚を選んで上で調理してもらうこともできますし、直接上の階のお刺身やさんに行ってそこで料理を注文することもできます。

私たちはチャガルチ市場とこちら民楽刺身センターの両方で食べてみたのですが、当然どちらも新鮮で、味は両方とも美味しかったです。

民楽刺身センターの方は外国人観光客が少なく、よりローカル感が強いため、日本語はほとんど通じません。

ですが、みなさん気さくに対応してくれますので、電卓を持って交渉すれば、言葉ができなくても美味しい魚介類をリーズナブルな価格で楽しむことができますよ。

また、すぐ近くには民楽水辺公園がありますので、刺身センターからお刺身を持って行って、海を眺めながら公園で食べるのも地元の人たちの間で人気です。

８位＜☆定番☆ BEXCO＞：国際展示場で韓服も体験できる

BEXCOは大型のコンベンションセンターで、国際展示場として有名な施設です。

観光客としては一見特に見どころがないように思えますが、実は別館で、無料で韓服を体験することができるのです。

スタッフの方に尋ねてみたところ、メインは韓国語または英語となりますが、日本語ができるスタッフもたまにいるそうです。

30分単位で予約が必要ですが、空いていればその場でももちろん体験可能です。

韓服を着て写真が撮れますので、良い思い出になります。

釜山で無料で韓服が体験できる場所としては、例えばこちらのBEXCO以外にも釜山博物館（詳細は、「釜山のおすすめ観光スポット・南区編」でご紹介）があるのですが、こちらBEXCOはカジュアルな雰囲気で、一方の釜山博物館は絹の韓服を着用する、本格的な文化体験ができるのが特徴です。

気軽に韓服を体験してみたい方は、こちらのBEXCOがおすすめで、しっかりと本格的に体験してみたい方は釜山博物館がおすすめです。

９位＜☆穴場☆ APECナル公園＞：川沿いの散歩ができる広々とした公園

APEC開催のために作られた公園で、きれいに整備された広々とした公園です。

川沿いの散歩コースを歩くのも気持ちが良く、上でご紹介した映画の殿堂の後、そのまま歩いて行くことができます。

公園内には日を遮るものが少ないため、特に暑い日は直射日光が当たってかなり暑く、散歩時には注意が必要です。

そのため、暑い季節は帽子や日傘などを持って行くのがおすすめです。

それでは続いて、広安里と並んで釜山の人気観光地・海雲台と東海岸エリアのおすすめスポットランキングを見ていきましょう！

釜山観光おすすめの名所＆穴場スポットランキング：海雲台＆東海岸エリア編

１位＜☆定番☆ 海雲台海水浴場＞：外国人や若者に人気の洗練されたビーチ

上でも触れたように、釜山の2大ビーチと言えば、広安里ビーチとこちらの海雲台ビーチで、特にこちらの海雲台ビーチは外国人や若者に人気の洗練された雰囲気が特徴的です。

周囲は近代的にきれいに整えられた通りやビルが立ち並んでおり、街全体がオシャレな雰囲気となっています。

韓国人の夫いわく、韓国では海雲台と言えば、昔から「若者の街」といったイメージだそうで、近年は特に外国人にも人気です。

私個人的には、釜山の中では松島のビーチが一番好きなのですが（松島ビーチについては、こちらの「釜山おすすめ観光スポット！南浦・松島・太宗台編」で解説をしています）、この海雲台ビーチは釜山観光スポットの中でも定番中の定番ですので、一度は訪れてみると良いですよ。

２位＜☆定番☆ 海東龍宮寺＞：断崖絶壁に建つ絶景＆迫力満点のお寺

韓国のお寺と言えば、普通は山の中に建っているものをイメージするかと思いますが、こちらの海東龍宮寺は珍しく、海辺の断崖絶壁に建てられているお寺です。

もともとは高麗時代に建てられたものの、その後、文禄・慶長の役（豊臣秀吉が朝鮮半島に攻め込んだ時代）に消失してしまい、1930年代になって再度再建されました。

敷地内から入り口に入り、本堂へと続く道を降りて行くと、驚くほどの絶景が広がっています。

また、真摯に願えば必ず1つは願い事が叶うと言われており、近年では参拝者が絶えない人気のお寺となっています。

駅からバスまたはタクシーに乗る必要があるため、若干アクセスしずらいものの、とにかく景色が見事で、釜山の観光スポットの中でも一押しの場所です。

ただ、土日は非常に混雑しますので、できれば平日に訪れるとゆっくりできますよ。

３位＜☆準穴場☆ 海雲台海岸散歩道＞：コンパクトながら様々な景色が楽しめる

海雲台海岸散歩道は、海雲台ビーチから下でご紹介するヌリマルAPECハウスまで続く散策路で、きれいに整備された散歩道を歩きながら迫力ある海の光景を楽しむことができます。

松などの木が多くあり、風情あるのも特徴的です。

地元韓国人が多く、次に欧米人や中国人観光客などもいますが、全体としてまだまだ日本人が少ないスポットでもあります。

特に早朝は人が少なく、また朝日がきれいに見られますので、時間帯が合う人は朝の訪問が特におすすめです。

コンパクトな散策路ですが、景色は見ごたえ十分です。

４位＜☆穴場☆ 青沙浦タリットル展望台＞：絶景の眺めと透明ガラスが迫力の展望台

海雲台より東側の青沙浦にある展望台で、スカイウォークが見ものの観光スポットです。

まだまだ日本人観光客は少ないものの、眺めが非常にきれいで、またガラス張りの床が迫力あるステキな展望台です。

スカイウォークを歩くには、ガラス板の保護のため、靴カバーをして入って行きます。

周辺も落ち着いた雰囲気でのんびりとしており、海沿いの散歩コースをゆったりと散歩することもできます。

スポット自体は地味なものの、景色がきれいで意外と思い出に残るスポットですので、時間がある方は是非足を運んでみて下さい。

５位＜☆準定番☆ SEALIFE釜山アクアリウム＞：子供も大人も楽しめる大迫力の水族館

海雲台ビーチのすぐ横にある水族館で、地下3階建てで作られた、巨大な本格的な水族館です。

展示やショー、ＶＲ体験、巨大水槽など様々なエリアがあり、子どもはもちろんのこと、大人でも迫力満点のコーナーが数多くあるのが特徴です。

地下の階を降りて行くにつれ、より深海の世界へと降りて行くようなユニークな作りの水族館です。

料金は大人（13歳以上）が29,000ウォン、3歳～12歳が23,000ウォンとなっています。

６位＜☆穴場☆ ヌリマルAPECハウス＞：展望台からの眺めがステキなAPEC会議場

2005年に行われた各国首脳会談・APEC国際会議が実際に行われた会場です。

と言っても、観光スポットとしては特に魅力的には感じられないかも知れませんが、実はこのAPECハウス、海を見下ろす位置に建てられており、建物の隣にある展望デッキからの眺めがとてもきれいなのです。

上でご紹介した海雲台散策路を歩いて来ればたどり着けますので、散歩のついで立ち寄ってみるとステキな景色が楽しめおすすめです。

こちらも韓国人または欧米人が多く、日本人はまだまだ少ないスポットです。

７位＜☆穴場☆ 機張市場＞：新鮮なカニなどの魚介類が豊富で安い市場

機張市場は新鮮な魚介類が多く売られており、特に価格が釜山市内よりも大分安くなっているのが特徴です。

アワビは10個で1000円

中でも特にカニが有名で、外の水槽で泳いでいるカニを選び、そのまま中のお店で調理してもらって食べることができます。

お店によっては客引きに熱心なところもありますが、落ち着いた感じの良いお店も多くありますし、また日本語ができるお店もあります。

こちらの社長さんは日本語が堪能で、値段も良心的でした！

アクセスしずらいのが難点ですが、カニ好きな方は楽しめる市場です。

また市場のため、最初は高い値段で提示されることもありますので、何軒か回りながら、値段交渉をしてみるのがおすすめです。

ちなみに、こちらの市場はその場で調理できるカニ料理（刺身や蒸し料理）となっており、基本的にカンジャンケジャンはありませんので、注意です！

（余談ですが、市場を少し外れた通りのお店で、持ち帰り専用の保存容器に入れられたカンジャンケジャンを売っているお店はあります）

８位＜☆穴場☆ ムーンタンロード＆タルマジキル＞：景色が美しい散歩道

海雲台の東側から海岸沿いに森林の中を歩いて行く散歩道で、所々に展望台があり、静かで落ち着いた雰囲気の中、きれいな海雲台の海の眺めを楽しむことができます。

「ムーンタンロード」とは英語で表記するとMoon-tan Roadで、また「タルマジキル」は韓国語で「月見の道」を意味しています。

名前の通り、どちらも夜歩くと月がきれいなことで知られているスポットで、オシャレなカフェやレストランも多くあり、若者や女子旅でもおすすめできます。

若干アクセスしずらい場所にあるため、外国人観光客はあまりいないのですが、地元の人々に人気の穴場散歩スポットです。

ただ残念なことに、現在一部の道が工事中（2020年までの予定）となっているため、殺伐とした感じになってしまっているところもあります。

そのため、本来の美しさを十分に堪能できない部分があるものの、それでも全体としては散歩にうってつけの場所ですので、時間に余裕がある方で、のんびり周辺を歩いてみたい方にはおすすめです。

まとめ

韓国・釜山のおすすめの名所＆穴場観光スポットとして、広安里と海雲台以東の地域について、おすすめ順にランキング形式でご紹介してみました。

＜広安里＞

• １位： 広安里海水浴場（定番）
• ２位：広安大橋（定番）
• ３位：新世界センタムシティ/スパランド（定番）
• ４位：パンチョン洞（穴場）
• ５位： 映画の殿堂（定番）
• ６位：ザ・ベイ101（準穴場）
• ７位：民楽刺身センター（穴場）
• ８位：BEXCO（定番）
• ９位：APECナル公園（定番）

＜海雲台＆東海岸地域＞

• １位：海雲台海水浴場（定番）
• ２位：海東龍宮寺（定番）
• ３位：海雲台海岸散歩道（穴場）
• ４位：青沙浦タリットル展望台（穴場）
• ５位：SEALIFE釜山アクアリウム（準定番）
• ６位：ヌリマルAPECハウス（穴場）
• ７位：機張市場（穴場）
• ８位：ムーンタンロード＆タルマジキル（穴場）

広安里と海雲台は釜山の中でも最も人気の観光地で、特に広安里は地元釜山の人達に人気があり、海雲台の方は外国人や若者に人気があります。

時間があまりない方は定番スポットを中心に回り、少しでも時間に余裕がある方は、ぜひ少し足を伸ばして穴場スポットにも行ってみて下さい。

一味違った釜山が体験でき、思い出になりますよ。